ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

The Noodle Shop 毛家菜

2016-11-07 23:33:39 | 食事
 The Noodle Shop 毛家菜は、サンマテオ市の中華料理レストランである。 やはりサンマテオ市のグルメストリートである25番通りに店を構える。最近の25番通り界隈は当ブログの反響で、にわかに賑わいを増してきており、特に昼どきなどはどこの食堂も人でごったがえしている。筆者にとっては嬉しいような、悲しいような複雑な心境ではあるが、ここまで来たならもう出し惜しみをする必要もないわけで、もう一店舗紹介しようというわけである。ここで日本式独身サラリーマン諸氏にだけこっそり教えるが、25番通りのお店で飲食しようとした場合は、24番、若しくは26番通りに入って西側からアクセスするといいだろう。そうすると路上駐車場の空きが多く、混雑時にもスムースに駐車できるのだ。


このお店の特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。


①位置
毛家菜は、上述したように西からアクセスした場合は入って20~30m行くと左側に見える。つまりエルカミノ通りから入った場合は最初の交差点を越え、グッドウィルも越え、神戸屋を越え、最近看板が新しくなった“かおり酒バー”を左手に見て少し行くと右手に現れる。

②外観
小ぢんまりとした門構えには、白い草書体で立派に『正宗 毛家菜』と書かれた看板があり、その看板の下には小さく『The Noodle Shop』とも書かれている。いかにも由緒正しそうな感じの中国名と、全く思案が感じられない英語名のコントラストに不安を感じる。店のガラス窓には唐辛子の絵が並んでおり、辛いことをアピールしている。
尚、このお店の通りを挟んで向かい側には、同じく赤を基調としているが、対照的なほど大仰な門扉が重々しく閉ざされた『Fortune Star Chinese Restaurant』という中華料理屋があるが、これは別物だ。


②店内と店の概要
決して広くない店内に、木製の卓と椅子が窮屈に並べられている。左奥には7~8人程度で使える円卓もある。卓に予め置かれた皿には“湖南省”の文字があり、ウィキペディアで湖南料理を調べたら、“湖南省出身の毛沢東がこよなく愛した料理として知られて、「毛家菜」という言い方もある。”とあった。お店の名は湖南料理を意味するのだった。
ただし店内にあのよく見る毛先生のポートレートは飾られていない。


③メニュー、味
メニューは非常に豊富なので全部を食べたわけではないが、豆と豚肉の炒めものや、毛家のチャーハン、エビとネギの炒め物、豆腐と海老との卵とじ等、どれも薄味で比較的あっさりしており箸が進む。「The Noodle Shop」と銘打っているにも関わらず、麺類のメニューがほとんど無い点や、唐辛子の絵を飾り立てるほど激辛ではない点など、やや想像を裏切る要素もある。また、食前の無料のスープや、食後のよく冷えたスイカやオレンジを出してくれるサービスが嬉しい。白ご飯と相性抜群であり、筆者の選ぶベスト・オブ・中華だ。


 独身日本式サラリーマン諸氏にも十分に喜んで貰える味であることは太鼓判だが、いかんせん一品の量が多いことと、何より酒類の販売及び持込みサービスを行っていないのが悲しい点だ。旨い料理には旨い酒が一番だ。一説には毛沢東は下戸であったという話だが、文化大革命からもう50年の年月が流れた。あの頃の中国ではないはずだ。毛家菜で龍泉啤酒やカバランウィスキー、さらには菊正宗やマッコリが売り出されることを切に願うものである。

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