乗船する前にアテネ半日観光、
バスに乗車してホテルを出発します。
ツアー参加者12組24名のうち6組はハネムーン。
さすがJTBのツアーといったところです。
今まで参加したクルーズツアーは、
平均年齢も高いものでしたが・・・。
1896年、第1回近代オリンピック会場の
パナティナイコ・スタジアムです。
大理石でできた座席、約6万8000人が入場可能。
2004年8月、女子マラソンの野口みずき選手が、
トップでスタジアムに登場し、テープを切った瞬間を
覚えていらっしゃる方も少なくないでしょう。
次に訪れたのは、アクロポリス遺跡。
古代ギリシャの栄華を物語るハイライトですから
半日観光にも欠かせない場所となります。
それにしても雲一つない好天というより、
日陰が欲しい炎天下での観光が2年続きます。
前年のクルーズでアクロポリス遺跡の
オプショナルツアー(二人で36000円)を
申し込まなければ良かったと思います。
紀元前408年に完成したエレクティオン。
北側にイオニア式円柱、南側に
カリアティデスと呼ばれる6人の少女像を
柱とした柱廊が張り出しています。
ここに立つ少女像は複製で、オリジナルのうち
5体は新アクロポリス博物館にあります。
博物館へは今回のツアーでは訪問しないので、
前年オプショナルツアーに参加し
良かったと納得させています。
1975年に始まった修復事業ですが、
1年位ではあまり変わらないかと思いきや、
意外にも印象が変わっていました。
「高い丘の上の都市」という意味のアクロポリス。
聖域として、要塞として都市国家アテネを
見守り続けてきた歴史遺産を守るために
修復作業は着々と進められているようです。
建てられた当時のパルテノン神殿は全体が彫刻や
レリーフなどで飾られていたそうです。
柱頭と屋根の間のメトーブ(額の意)の部分に
神話や古代歴史の場面をテーマにしたレリーフが、
90枚以上もあったといわれています。
長い侵略と戦争の歴史を経てきた遺跡内の出土品は、
海外へ流出してしまったものも多いですが、
多くは新アクロポリス博物館で見ることができます。
乗船時間もありますし、観光は終了し、
土産物店に寄り港へ向かいます。
ギリシャ・アテネ
2018.7.7
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