まるみのあっちこっち巡り

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クラウン・プリンセス地中海クルーズ グエル公園(バルセロナ)

2019-07-28 12:00:00 | 2018夏クラウン・プリンセス 地中海クルーズ



1900年~1914年、ガウディが独自の建築様式を完成させた頃の作品。
ガウディのパトロンであった実業家グエル氏の依頼で建設された
ガウディとグエル氏が夢見た英国風庭園住宅でしたが、
60戸のうち売れたのはわずかに2戸と失敗してしまいました。







しかし、今では「アントニ・ガウディの建築」として
世界遺産に登録されています。

まるみが初めて訪れたのは1997年のことですが、
誰でも自由に入れる公園であったのが、
有料となり、予約も必要になっているようです。







公園内には土地の高低によって建築様式の異なる
3つの柱廊があります。







グエル公園が集合住宅地だった頃に建てられた家の一つで、
カザ・モストラ(モデルハウス)、
フランセス・バランゲーの造ったピンクの家です。







列柱ホールの上にギリシャ劇場になる予定であった
広大なテラスがあり、ここからバルセロナの街が一望できます。

中央の形の豊かな建物は、門番の家(管理人室)
現在はバルセロナ市歴史博物館の一部となっていますが、
ガウディの作品としては、実用的で簡素です。







ドーリア式の柱が建造されたホールの上のテラスには、
破砕タイルやガラスで飾られた110mもの
うねったベンチで縁取られています。

座り心地も良いもので、装飾はガウディの右腕として
活躍したジョセップ・マリア・ジュジョールの作品です。







1920年~1930年に建設された多柱室の内部の写真。
このホールは天井に覆われた空間として考えらたそうです。

天井は小さなドームになっており、カタルーニャの
丸天井の技術により平らなレンガで造られ、
トランカディスで装飾されています。

トランカディスとは、ガウディが非常に愛した装飾方法で、
陶器の破片を表面に張り付けたものです。
瓦礫や使われていないものを頻繁に使ったのだとか。







ガウディは、建築と自然建築と自然の対話を
ダイナミックで驚異的な方法で成り立たせています。
様々な構造と素材、たくさんの象徴的な表現を用いて、
唯一の世界を創り上げていったのです。







中央階段のモザイクのドラゴンがシンボル。
列柱ホールの雨水貯めとしての役割もあったという、
口から水を出しているカラフルなドラゴン。
人気の撮影スポットです。







公園のメインの入り口となる場所には、
カザ・ヴィセスに由来する鉄の門があり、
ガウディの主要な作品の一つです。







大変個性的な建物ですが、こちらを訪れるお客様を迎えたり、
待合室とするためのコンセルジュとして発案され、
現在は、売店・書店となっています。

スペイン・バルセロナ

2018.7.14

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