まるみのあっちこっち巡り

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田宮稲荷神社跡(於岩稲荷)

2020-08-21 00:33:56 | お出かけ 東京



東京都指定旧跡にもなっている田宮稲荷神社跡は、
陽運寺から道を挟んだ場所にある
鶴屋南北が書いた『東海道四谷怪談』で
知られるお岩様を祀った於岩稲荷神社です。







明治12年(1879)に火事で焼失し、中央区新川に移転。
昭和27年(1952)にお岩様の生家・田宮家の屋敷跡である
旧地にも神社を再建し現在に至っているようです。







四谷左門町の浪人・伊右衛門が不義をしたうえに
お岩を毒殺し、その亡霊に報復されるという話ですが、
文政8年(1825年)、歌舞伎 「東海道四谷怪談」が大当たり。
以来、出演者たちのお岩稲荷参りが始まったそうです。







これは物語であり、幕府の御家人・田宮又左衛門の娘お岩は、
養子伊左衛門の貞淑な妻で、田宮家に伝わる稲荷を信仰し、
夫婦円満、奉公にも出て財を成したお岩にあやかろうと、
於岩稲荷の信仰が盛んになったとか。

『東海道四谷怪談』が書かれる200年程前に
お岩様は亡くなられており、名前を使われただけ

怪談、ホラーといったジャンルは大の苦手。
中学生の時に見た『四谷怪談』が、
怖くて二度と見たくないと思ったものです。







元禄時代に起きたとされる事件を基に創作された
『東海道四谷怪談』上演の際の祟りの噂から、
演劇関係者の参拝があるという於岩稲荷。

男の浮気封じに効くとして
花柳界からの信仰も集めたとか。

東京都新宿区左門町17

2020.7.11


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