この日最初の訪問場所は、宗像大社。
日本各地に七千余ある宗像神社、
厳島神社、および宗像三女神を祀る
神社の総本社になります。

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の
構成資産の一つとして2017年に
世界文化遺産登録されました。

宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、
宗像市田島の辺津宮(総社)の三社の総称、
日本神話に登場する日本最古の神社の一つです。

風格のある社殿が美しい辺津宮。
厳かな本殿や拝殿は国指定重要文化財です。
本殿の周りには24の摂末社が並びます。

御祭神は、天照大神の御子神で、
田心姫神(沖ノ島・沖津宮)、湍津姫神(大島・中津宮)、
市杵島姫神(辺津宮)にそれぞれ祀られています。
三つの宮は古代祭場を起源としています。

第二宮に沖津宮の御分霊を祀っています。
沖ノ島は島全体が御神体であり
神職以外は渡島できません。
その為数多くの祭祀遺跡がのこされており、
「海の正倉院」「神の宿る島」といわれます。

第三宮に中津宮の御分霊を祀っています。
大島へはフェリーで渡島ができます。
第二宮も第三宮も唯一神明造の
建築様式となっています。

深い杜の中へと足を進めていきましょう。
宗像大神降臨の地といわれ、
沖ノ島と並び最も神聖な場所、
古代信仰の面影を残す地へ向かいます。

高宮祭場は、古代祭祀の姿を今に伝える、
全国でも稀な露天祭場です。
市杵島姫神が降臨した場所と
伝えられています。
福岡県宗像市田島2331
2023.7.6
