まるみのあっちこっち巡り

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映画 ヴィクトリア女王~最後の秘密~

2019-03-14 00:04:00 | 映画(劇場鑑賞)
歴史から消された、胸を熱くする物語。
ヴィクトリア女王が、心を許したのは若きインド人従者だった


女王の座に君臨して50年、68歳となったヴィクトリアが出会ったのが、
イギリス領インドから渡ったアブトゥルというハンサムな若者。
その後、女王が81歳で生涯を終えるまで大切にした友情、
女王の晩年を輝かせたインド人従者との強い絆を描いています。

女王を演じるのはオスカー女優で、
英国を代表する大女優のジュディ・デンチ。
女王の孤独と気品のある言動に人間味あふれる素顔、
そして、ちょっぴりキュートな部分ものぞかせて。
彼女以外にこの役は考えられません。

アブトゥルには、『きっと、うまくいく』のアリ・ファザル。
『きっと、うまくいく』は、ボリウッド映画に興味を持つ
きっかけとなった作品なのですが、彼の存在は記憶にはなく、
パンフレットをめくったもののわかりませんでした。
本当にハンサムなのですが・・・。

身分も年齢も超え、強い絆で結ばれていく二人を
周囲は快く思うはずもなく、大騒動。

笑って、泣けて、微笑ましく思うのですが、
1901年女王が崩御し、息子エドワード7世により
意図的に消されたこの事実が21世紀に入ってから発見。

世界各地を植民地化・半植民地化して繁栄を極めた
大英帝国を象徴する女王として知られる
ヴィクトリア女王の長寿の理由も分かるようです。

監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ジュディ・デンチ/アリ・ファザル/
エディ・イザード/アディール・アクタル
2017年/イギリス・アメリカ/112分

ヒューマントラストシネマ有楽町

2019.2.18
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