まるみのあっちこっち巡り

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映画 マシンガン・プリーチャー

2012-02-18 00:28:02 | 映画(劇場鑑賞)
「タイムライン」で考古学者を演じていた
ジャエラルド・パドラーに一目ボレ、
「オペラ座の怪人」では怪人、歌の上手さも披露、
時にはスパルタ王となり、時には刑務所から脱獄など、
歴史もの、アクション、恋愛と何でもこなす彼の大ファンです。

そして、この映画でも鬼気迫る表情で熱演

アフリカの大地に人生を捧げる男の真実の物語。

「銃を持った牧師」と呼ばれるアメリカ人のサム・チルダース。
愛する家族と離れ、スーダンの子ども達を今も救い続けています。
(エンドロールで彼と家族の写真が披露されます)

彼は善良な市民ではありませんでした。
元麻薬売人、酒、麻薬と犯罪に明け暮れた生活から
家族と信仰に支えられて生まれ変わりました。

時にはつまずき、暴走し、周囲に助けられ不器用ながらも
自分の信念を貫き続ける姿には心を打たれます。

子ども達を守るためには銃を持ち、引き金をもひきますが、
危険に満ちたアフリカの内戦地域でのことですから
彼を責めることはできないでしょう。
彼自身、正当化するつもりはないと話しています。

そのチルダース家にホームスティをして、
キャラクターを作りこんだジャエラルド・パドラー。
サム・チルダースはもちろんジャエラルド・パドラーさえも
命を狙われているといるとか…

アフリカだけでなく内戦などが続く地域では、
子どもたちが拉致され、拷問、性的虐待などを受け、
少年兵として武器を持ち戦っています。
命が危ないのでマスコミの取材もできません。

本当によく撮ったと思える作品です。
記憶に残るパドラーの代表作の一つにもなるでしょう。

現実の惨劇はこれ以上に酷いものなのでしょうが、
ジャエラルド・パドラーの力溢れる演技と
アフリカの子ども達の目がちゃんと現実を見てと
いっているようで号泣です。

「ただ、救いたいー。拉致された子ども4万人の命」

監督:マーク・フォースター
脚本:ジェイソン・ケラー
出演:ジャエラルド・パドラー、ミシェル・モナハン
2011.アメリカ

ヒューマントラストシネマ有楽町

2012.2.12
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