旭川駅から伸びる買物公園の奥。
更にそこから伸びる路地の奥。
ポッカリと浮かぶ、赤い看板。
洋食の「自由軒」がそこに佇んでおります。
何とも味わい深い、その門構え。お店の佇まいで美味しいモノの存在を嗅ぎ分ける、かの「孤独のグルメ」の井之頭五郎さんも訪れたくらいですから。納得です。
前回はその五郎さん縁の「五郎セット」を頂いたのですが、今回は「自由軒」名物のひとつを。
前回はその五郎さん縁の「五郎セット」を頂いたのですが、今回は「自由軒」名物のひとつを。
「肉ライス」…の、おかずのみ。
ザクッとした豚肉と、シャキシャキの玉ねぎ。
いわゆるポークチャップですね。比較的サラサラしたソースで、甘さを控えた味付けはお酒のアテにもぴったり。もちろん、ご飯にもぴったり。
さらに。
さらに。
カツカレー。豚に豚。洋食と言うと豚肉料理ですよ、やはり。
実はとんかつも看板メニュー。実際、看板にも書いてますし。
サクサクの衣に絡む、苦味の利いた、洋食屋さんらしい味わいのカレールー。
スパイスの香りも、インドのカレーとは違っていて、インドからイギリスを経由して横浜辺りに上陸したような…つまりは、日本風のカレーらしさを感じる香り。
ゴロゴロと具材が入ってるのも素敵。
幾つかの洋食屋さんで出会った、「洋食の」カレーに共通する要素が満載の味わいでした。
その日も気付けば、満席状態。
ここでお見かけする地元のお客さんからは、「よぉし、今日は自由軒でたらふく食べるぞぉっ」と言う意気込みを特に感じます。
実際、今回自分もオーダーした「肉ライスのおかずのみ」と言う頼み方は、前回、常連らしきお客さんがやっていた訳でして。
少しでも色んなメニューを食べたいから、ご飯抜きで頼むんですよね。
物凄く分かる(笑)。
食欲を自由に解き放つから「自由軒」なのかな、とか勝手に想像しつつ、カツカレーを噛み締めておりました。