じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

東京・上野「ぽん多本家」のカツレツに初めての富士そばに崎陽軒のシウマイ弁当…からの地震。

2019-02-24 | 洋食

要するに、また仕事で東京に行ってきましてね。

 

今回、初日は移動日だったので、夕方に羽田に降り立ち、そのままホテルへ。

 

早速、夕食を食べるべく、夜の帳が下りてゆく街へ。

 

向かったのは、そこで供されるトンカツが「上野三大トンカツ」の一つ、と謳われる御徒町駅近くの「ぽん多本家」。以前から行きたかったお店でして。

一瞬、奥の黄色い看板もとても魅力的に感じたのですが(笑)、そこは当初の予定通りに。

 

老舗の佇まいを感じる、ずっしりとした扉を開けると、目の前に四席のカウンターがあり、その後ろに厨房が。オープンキッチンですね、つまり。

 

そして二階にも客席がある模様。夕方の早い時間ながらも、常連さんらしき方々が、「ご馳走さま」と口にしながら階段を降りてきました。

 

職人さんがキビキビと仕事をされている、その姿を眺めつつ

まずは一杯。

 

お通しは角煮。想像通りの柔らかさ。ホロホロです。脂身の甘味も嬉しい。

 

店内にはBGMも無く、清々しさすら感じる心地よい静けさの中、ただ職人さんが仕事をこなす音のみが響きます。

 

キャベツをサクサクと刻む音。

 

それと共に聞こえる、まな板に包丁が当たる音。

 

時折、揚げ油がパチパチと弾ける音。

 

パン粉を整える音。

 

豚肉を叩く音。

 

トントンと、パン粉の中でカツを成形していく音。

 

こうした音を聞いてるだけで楽しい。確かにBGMは要りませんね。そんな音を楽しみつつ、ビールを飲んでました。

 

そして、シュワっと言う、カツを油に解き放つ音が響いてから暫くして

 

何とも上品なカツレツが目の前に。

 

メニューには「トンカツ」ではなく、「カツレツ」とあります。

 

洋食屋さんなので、そう呼んでるんでしょうね。この日はメニューには残念ながら無かったのですが、ビーフシチューも人気だとか。

 

そしてこのカツレツ。

 

ソース無しでもおいしいと。

 

ならば、まずはそのまま何も付けずに口へ。

 

まず、とにかく柔らかい。

 

噛むと期待通りの肉汁が溢れて出て確かに、しっかり程良く味が付いている。

 

豚肉の旨さや香り、甘味を感じるには、この上なく。

 

結局、カウンターの上にあったウスターソースを付けて食べたのはふた切れ。

 

後はそのままか、辛子をちょっと付けて。

 

これが老舗の味かと、唸りながら食べておりました。

 

次はビーフシチューも食べてみたいですね。

 

気付けば、お店は満席状態。さすがの人気です。

 

幸福感に包まれつつ、すっかり日の落ちた御徒町をブラブラ。

途中で見つけたバーに入り、カクテルを数杯。実は有名なお店だったらしく。オーセンティック、と呼ばれる雰囲気でしたが、バーテンダーさんは気さくな方で、ゆったり過ごせました。

 

スタンダードなカクテルを色々お願いしましたが、カクテル用のレモンジュースやライムジュースを使っていて、いわゆる「ハイカラ」さと言うか、東京らしさを感じる味。

 

結構、酔っ払ってしまい(笑)、小腹も空いたので

初めて「富士そば」へ。

 

東京を代表する庶民派の味。憧れておりました。

 

やはり食べるならコロッケ蕎麦だなと。富士そば=コロッケ蕎麦、というイメージだけはありました。実際、券売機の一番目立つ所にコロッケ蕎麦のボタンが。

 

券を店員さんに渡したら、あっという間に出来上がりました。流石の速さ。

 

コロッケを箸で軽く突き、蕎麦つゆに浸す。その中で崩れゆき、汁を含んだコロッケは確かに素敵な味わい。

 

コロッケ自体も良い味わいで、この「庶民派マリアージュ」はそりゃ人気になるよなぁと思いつつ、蕎麦を啜っておりました。

 

ミニカレーがこれまた素敵。なんて事ない感じが逆に孤高。

 

上野・御徒町の夜をすっかり楽しんでホテルへ戻りました。

 

翌日はしっかり、朝からちゃんと仕事しまして(笑)。

 

その日の仕事を終えて、札幌へ帰るべく夕方過ぎに羽田空港へ。

 

この夕飯時の羽田空港、お弁当類は大抵売り切れてまして。さすがに「あの」お弁当も無いだろうなと思ってたんですが。

あった。
売店の一つに、辛うじてありました。

 

この崎陽軒のシウマイ弁当。東京出張時の最大の楽しみなのです。

 

まさかの再会に、意気揚々と缶ビールと共に購入。

 

待合室で空港の夜景を眺めつつ、呑気に食べておりました。冷めても美味しい、ちょっとホタテの風味もするシュウマイは、ご飯にもビールにもぴったり。

 

この時は、この後の「トラブル」なんて全く予想してませんでしたから、そりゃもう、呑気の極みでしたよ(笑)。

 

9時過ぎ。飛行機は予定より遅れて新千歳空港に到着。

 

さぁ、電車で札幌まで向かおうかと、JRの新千歳空港駅へ降りるエスカレーターに乗っていたその時に。

 

ガン、と来ました。激しい横揺れが。最初はエスカレーターが壊れたかと。

 

221日に北海道を再び襲った大きな揺れ。

 

交通機関は麻痺し、帰宅困難者が続出。

 

しかし。

 

色々、運が良かった事もあり、真夜中過ぎには自宅に戻っていました。ありがたや。

 

飛行機が遅れなかったら、恐らく途中で立ち往生した電車に乗り込んでしまっていて、朝方まで閉じ込められてたでしょうね。

σ(^_^;)

 

タイミング良く、バスにも乗れたのですが、乗れなかったら空港泊まりだったはず。

 

普段はひたすらツイてないのですが

 

こうゆう時のために溜め込んでたのかも。

 

それにしても。

 

折角の東京での思い出も吹っ飛びましたよ。

 

地震には勝てません。

 

まだまだ、気が抜けませんね。

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最近の「聡咲」〜2019・氷下魚〜

2019-02-18 | 居酒屋・和食

チームナックスの面々が出演する、「ハナタレナックス」と言う、北海道ローカルの番組がありまして。

今回、その全国放送となるスペシャル版の第5弾が放映された訳です。

その中に、安田顕さんが「こまい」を買おうとしてお店の中をくまなく探して…結局買えない、という場面が。

「こまい」。

「氷下魚」ですね。

これ、北海道ローカルの食べ物だったんですね。

結局、それが何なのか、映像も出されなかったので尚更だったんでしょうけど…

このシーンのお陰で、全国に「こまいって何?」と思われた方々が多数現れ…

聡咲のマスターに、全国から「こまい食べたいんですが」というメールが殺到したらしく。

はい、コレ。

氷下魚の生干しです。

ヤスケンさんが求めてたのは、恐らく乾物の方だと思いますが、これは一夜干しのようなモノですね。

ホッケの開きと同じカテゴリーと思っていただければ。

七味マヨがとても合います。

更に、はい、コレも。

氷下魚の皮チップ。

コレは僕も初めて食べました。

あ、左下はマスターの手です(笑)。

パリパリで、程よい味付け。食べ始めたら止まらないやつです。

札幌中央卸売市場でコレも仕入れたそうですが、札幌市内でも中々お目にかかれないような品。

こうした物を直ぐに仕入れてしまうのは流石。

そんな、瞬発力のあるマスターが営む「聡咲」であります。バトミントンで鍛えたフットワークですね。

この日は…

松前漬けですとか

トマトのシーザーサラダですとか

某料理番組にインスパイアされて作成したと言う、メンチカツなども頂きました。

最近ですと、他にはこんなメニューも。

ホッケフライですね。刺身でもイケそうな新鮮なホッケをフライにして、たっぷりのタルタルソースと共に。冬には必ず食べてるような気がします。

フライと言うか、カツとなると

カツサンドも外せませんね。

それにしても。

久しぶりに氷下魚の生干しなんて食べました。

味が濃いと言うか、ホッケをギュッと引き締めたような感じと言うか。

つまりは、酒呑みが好む味です。

あのヤスケンさんが愛するくらいですから。当然ですよね。

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「鮨の魚政」で朝酒。

2019-02-11 | 寿司
久しぶりの再訪です。
札幌中央卸売市場のお寿司屋さん、「鮨の魚政」。訪れる際は、始発の電車に乗り込んで、朝の七時前にはお店に。

早朝の澄んだ空気に包まれた、市場の雰囲気が良いのです。

ネタが整然と並べられた美しいカウンター。AMラジオが流れる中…
まずは卵焼きで一杯。寝起きの身体に染み渡ります。
お寿司の注文は、ネタと値段が書かれた伝票に、自分で食べたい数を書いてご主人に渡します。まさに明朗会計。

そしてお値段は安心の市場価格。このクオリティのネタをススキノで食べようとしたら、数倍するんだろなといつも思います。

そして、お寿司は出していただいたら、すぐに口に運ばなければ…ということで、写真はこの二枚だけで。
もちろんこれ以外にも沢山、いただきましたよ(笑)。
カウンターのお寿司は、年に一度あるか無いか。

この為に有給まで取りまして(笑)。あらゆる面において万全の準備を重ねて、ここに辿り着いたので、力の限りお寿司を頂いて参りました。

終盤は熱燗など飲みつつ、ご主人とゆっくりお話を。

徐ろにラジオからは、時を告げる時計台の鐘が流れる。

いい時間を過ごさせていただきました。

暫くすると、お客さんが一気に訪れました。八時近くになると、お寿司で朝食を摂ろうという、観光客らしき方が押し寄せて来ますね。

カウンターのみなので、訪れるなら予約を是非。

営業は早朝から13時まで。でも、早い時間帯が個人的にはおススメです。

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最近…と、言うか久々の「聡咲」〜2019・盛冬〜

2019-02-01 | 居酒屋・和食
……………最近、伺ってなかったんですよ。
σ(^_^;)

年明けから、ちょっと用事が公私共に立て込みまして。

そんな訳で、今回は写真も少なめ。

でも、こんな豪華な洋食をしっかりいただいてました。

別海産牛肉のビーフシチューバーグ。

目玉焼きで隠れてはいますが、煮込まれた大きな牛肉の横にハンバーグが並んでました。ハンバーグも注文後に成形。そしてあの別海町産。人間より牛の数が多い町、別海町の牛をふんだんに。

ガーリックトーストもついてるので、最後はこれにソースをつけて。

このメニューがある事を知り、これだけは食べておかなければと思った次第です。

そして。

マスターのご厚意で、こっそり味見させていただきました。

とある「ニーズ」に全力で応えた、スペシャルなカレーです。

お見事なカレーでした。そのニーズに応える上での作成過程を、マスターから色々伺いましたが、僕もその味わいと工夫に唸るしかなく。

マスターの「味」への情熱と、お客様を喜ばせたいと言う心意気を感じる味わいでした。

そして。

ありがたい事に、ここ最近にお店を訪れた本州方面のお客様からお土産を頂きまして。

雅な街からお越しの方からは、雅なチョコ。味もビジュアルも、やたら美しいチョコでした。


とある方からは、凄くゴージャスなポッキーを。マスターからしっかり受け取りましたよ。栗の風味がとても豊か。こんな高級なポッキーは中々お目にかかれないですね。

いつもお心遣いいただき感謝です。ありがとうございました。

さて、二月はもう少しペースアップして聡咲を訪れたい所ですが…

二月は大きな「イベント」もありますしね。

波乱(?)含みな如月になりそうな予感です。
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