当初は、とある方への誕生日プレゼントとして買おうと。
でも、この際、こうなったらやはり自分でも食べてみよう、と思い立ち…
勢いで自分の分も買ってしまいました。
これがひと缶で五千円のツナ缶。
その名も「ブラックレーベル」。
外観からしてヤバそう。
箱を開けると…
おおっ。
シリアルナンバーが。手書きなのが逆にヤバい。
上にある爪楊枝からしてヤバそう。
説明書きをじっくり読みます。
生産してるのは、日本で初めてツナ缶を作ったと言う、静岡のとある企業。
この値段の理由がわかります。
まず、原料たるマグロは、ビンチョウマグロ1尾からひと缶分しか取れない、希少部位を使用。
牛肉で「シャトーブリアン」ってあるじゃないですか。ヒレ肉の中でも、特に少ししか取れない部分のお肉。レストランで頼むとメッチャ高い、アレ。
その言わば、マグロ版。
身が柔らかいので、加工は数名の職人さんにのみにしか許されない。
漬け込むオリーブ油は、スペイン王室御用達のエクストラバージンオリーブ油。
さらに風味漬けの月桂樹の葉が。
そんな説明を読んでしまうと、さらに後光が差して見える。
そして、ついに…
開封。
綺麗。
整ってます。
最高にヤバい。
まずはそのまま食べると、もう、口の中でホロホロとほぐれて、じんわりとマグロの旨みが舌に染み込んでいく。
こりゃ、高いわな。
次は…
バゲットに載せて黒胡椒をぱらり。
計算上、これで千円くらい(笑)。
オリーブ油が染み込んだバゲットが、コレまたヤバい味わい。
さらに…
ツナ丼。缶の残りのツナとオリーブ油を炊き立てのご飯にドカッと載せて、ネギをパラリ。
計算上、コレで2,000円くらい(笑)。
ご飯の熱で脂が溶けて、さらに蕩ける食感に。香りも、ご飯の湯気に溶け込んでいます。
とある記念日的な日に、覚悟を決めて食べたのですが、いやはや。
とんでもないお味でした。
…流石に自分で買うことはもう無いと思いますが…
プレゼントしてくれる方が居ることを祈り続けております(笑)。