じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

ハマナス咲いてカモメも啼いて~道北の旅・その1:再会の利尻富士~

2013-07-26 | 旅行・駅弁
どうしてももう一度食べたい味。

どうしてももう一度見たい風景。

数年来恋しかったものが北海道の北にある。

なので、行ってきました。最北の稚内近辺、いわゆる「道北」地方への旅です。

朝の五時には出発。車を走らせて、まずは高速で日本海側の留萌市へ。

そこからはひたすら海沿いを北上する、通称「オロロンライン」のドライブ(ちなみに、途中にある羽幌町の天売島に生息する「オロロン鳥」がその名の由来)。

天気にも恵まれました。

休憩に寄った小平町の道の駅では、こんな爽やかな朝の海が。


吹く風も気持ちよく、しばらく海岸の護岸に座って波の音を聞いていました。


小平町の道の駅には、こんな施設も。

ニシン番屋です。昔、ニシン漁が盛んだった頃、漁師さんが暮らした番屋。子供の頃に何回か見学したので懐かしかったです。

そして…

松浦武四郎さんの銅像もありました。「北海道」と命名した方だそうです。僕も知りませんでした(笑)。

さらに北上して…

遠別町も青空。

豊富町辺りからは、左側に見たかった風景のひとつが現れ始めました。

利尻富士です。

稚内市の北西側に浮かぶ利尻島は、晴れた日には一枚目の写真のように、その見事な円錐形の姿を見せてくれます。

山が海に浮かんだ風景というのも、世界的に珍しいのではないでしょうか。

やがて稚内市にはいり…

二番目に北の岬、野寒布岬へ。


ここには(確か)二番目に高い灯台も。何かと二番目づいた岬なのです(笑)。

そして稚内では食べたかった味に再会します。

以下「その2」へ続きます…
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函館「エビス軒」

2013-07-24 | ラーメン・蕎麦・うどん
函館と言えば、今までは条件反射で塩ラーメンを食べていた訳です。

そのことを後悔しました。

函館駅からしばらく歩いた「松風町」界隈。

そこに、函館最古のラーメン屋さんと言われる「エビス軒」があります。

看板には堂々と「札幌ラーメン」の文字。

直感的にも、この潔さはいい予感を感じずにはいられませんでした。

お店はノスタルジックな、昔ながらのラーメン屋さんの雰囲気。

味噌・塩・醤油とありましたが、迷わず味噌をオーダー。

これは。

他の店で塩ラーメン食べてる場合じゃなかった。

何と言いますか。

単純明快な味な訳です。

でも、今はそれをやってくれるお店は少ない。

元々ラーメンは庶民の味。

それを実直に作ってくださった味、と言いますか、やはり看板同様、竹を割ったような潔いラーメンでした。

小細工なし。

僕は化学調味料のたっぷり入ったラーメンを食べると頭痛がしてしまうのですが、それも無かったので、恐らくは必要最小限か無化調。

味噌の風味は、まさに味噌ラーメンらしい風味。程好さがたまらない。

昭和の古き良き味噌ラーメンは、函館に息づいておりました。

お店の、白髪が素敵なご夫婦の応対も清々しかったです。どうか健康で、長くこのお店を続けていただきたい。

スープも残さず完食して、帰り際に思わず「札幌の味噌ラーメンより旨かったです。」と言ってしまったのは、お世辞でも何でもありませんでした。
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函館「ラッキーピエロ」

2013-07-23 | カレー
函館の「ラッキーピエロ」と言えば、今や全国的にも有名な函館近隣のファストフードチェーン。

「チャイニーズチキンバーガー」を始めとする、ハンバーガーが人気ですが…

実はカレーやオムライスも人気なのですよ。

写真は、チャイニーズチキンカレー。

チャイニーズチキンバーガーのチキンを載せたカレーです。良いとこ取りですね。

カレーは、程よい甘さの家庭的なカレー。料理上手のお母さんが作ったような、懐かしい感じのカレーです。しばらくしたら表面に薄く膜が張るようなカレー。

そのカレーと、甘辛いチャイニーズチキンは相性も良いです。

お店は相変わらず、地元のお客さんに愛されてる雰囲気が。

次はオムライスも食べてみたいですね。
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「山猫バル」

2013-07-06 | バール(バル)
札幌の時計台裏にあるバル。

まさしく真裏なので、お店にいると鐘の音が聞こえたりします。

奥に細長い店内は、木目を活かした内装で落ち着きます。テーブル席とカウンターがあり、奥には特にゆっくり過ごせそうなボックス席が。

ここの、とあるメニューがずっと食べたかったのです。

それが一枚目の写真。「角煮サンド」です。

お店の方が試行錯誤して作り出したと言う、「パンに合う角煮」をバゲットに挟み(恐らくは)仕上げにそれをオーブンで軽く焼き上げたもの。

これがですね。

本当にパンに合う(笑)。

カリカリのバゲットごと角煮を噛むと、じんわりと角煮の旨味と肉汁が全てパンにも染み込む訳です。肉汁がこぼれたりはしません(食べ方にもよりますが(笑))。

脂身の甘さも素敵。

角煮の旨さを、全て余すことなくパンが受け止めて逃さない。素晴らしい発明です。

焼き上げてる間に、パンの下の方にもタレや肉汁がたっぷり染みてます。オニオングラタンスープの中のパンのような状態。これがまたうっとりしてしまう味わい。

角煮と言うと八角などで風味をつけるのが一般的ですが、この角煮はローズマリー辺りのハーブを使ってるようです。でも、味は間違いなく「角煮」。工夫されてます。

ボリュームもあって、大満足の一皿でした。

もちろん、タパスも。

今回は、揚げ茄子・ズッキーニ・鶏肉のバルサミコ酢漬けに…


コブサラダをいただきました。


他にも、北海道産の食材を活かしたメニューが。値段もバルならではのお手頃感があるので、数人でタパスをいくつか頼んで色々つまむのも良いですね。

カレーやパスタなどもあって、しっかり食べることもできますし、平日はランチもやっているようです。

で。

店名通りと言うか、このお店の一番奥にあるボックス席は窓の傍にありまして、この窓にたまに一匹の猫が訪れることがあるそうです。

名前はお店の方が一応「バル君」と呼んでるそうですが、猫だけに気まぐれなので(笑)会えるかどうかは運次第。

でも、もし出会えたら何だか良いことがありそうですね。
コメント (2)
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ジャズの前の腹ごしらえ。

2013-07-03 | 日記
サッポロシティジャズ、開催中です。

大通二丁目の会場では毎日熱いステージが。

毎年足を運んでいるのですが、今年はフライドプライドに山中千尋さんの公演を観に行きました。

どちらも心が躍る、素晴らしい演奏でした。やはり、ジャズはライブに限ります。

で。

会場である「ミュージックテント」、かなり早い時間に開場します。開場の一時間ほど前から当日の座席指定の受付が始まって、その受付の際、席の番号が書かれたコースターを渡されます。後は基本出入り自由。

開演までは開場からさらに二時間ほどあるのですが、会場内で食事やお酒を注文できるのでそれを楽しんでも良いし、外に出ていても良い訳です。

僕はいつものとおり、一人で観に行ってますので(笑)、開演までは近くの蕎麦屋「まるき」で過ごすのが毎年のパターンです。さすがに大通の会場で一人でピザとか食べてるのも、どうにも物悲しいので(笑)。

行くと、「アスパラせいろ」なる季節限定のお蕎麦が。

熱いつけ汁には、シャキシャキのアスパラに鶏肉が。そこに冷たい蕎麦を浸していただきます。

炊き込みご飯も頼んでおいて、最後は残ったつけ汁に蕎麦湯を入れたものと共に。良い出汁の味わいと、炊き込みご飯がぴったり。しみじみしてしまいます。

もちろん、その前には…

角煮や…


「空豆の海老しんじょうはさみ揚げ」なんてのをつまみに、ビールや日本酒を。

お腹も満たされ、ホロ酔い状態で大通のミュージックテントに戻れば、やがて素晴らしい音楽の時間の幕開け。

この流れ、楽しくないわけはありません。ありがたいですな。
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