相変わらず、力強く「マスターベーコン」とメニューに書かれておりました。
よく見たら「マスター(が焼いた)ベーコン」と小さく書かれてましたけど。まぁ、確かにそうですが。
このメニューに関しては、「正確にメニューを大きな声で言わないとオーダーが通らない」と言う掟が。
そしてマスターは、女性のお客様からのオーダーを心待ちにしてるのかも知れませんが…
そんなのは気にせず、毎回、野太い声でオーダーしております。
そう言う訳で、メニューからも微かに◯衆な香りがたまに漂う、札幌ススキノ「本気食聡咲」であります。
しばらく聡咲の記事を書いて無かったんですが、ちゃんと(?)お店には伺ってたんですよ。
何故か聡咲の記事だけは筆が進まなかった…とか(笑)、そーゆー事は決して無いんですが、まぁ、そんな訳で今回は写真も多目です。ご堪能頂ければ。
確か…「とにかく肉をください」と、お願いしたらハンバーグと焼肉が。「最近のマル◯ンは美味しいでしょ?」とかマスターが仰ってましたが(笑)。あ、「マ◯シン」と言うと、カブの後ろに装着するものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、同じ名前の有名なハンバーグもあるんですよ。
アスパラと海鮮の炒めもの。アスパラもグリーンとホワイトが揃い踏み。
ジンギスカンですね。タレに漬け込んだ北海道ならではの方。もやしもシャキシャキです。
ピリ辛のキュウリのおつまみ。こーゆーのが良いんです。酒呑みは。
牡蠣ベーコン。厚岸のデカい牡蠣に分厚いベーコンがどっかり。
これは確か「肉と野菜を」とお願いした時のメニューですね。食べたい物のイメージだけでオーダーしても、在庫のある素材でスッと出てきます。
ロールキャベツ。手間がかかってるのが分かる味わいです。トマトベースではなく、塩味なのがこれまた渋い。
豚のシャリアピンステーキ。僕が子供の頃には既に存在していた洋食ですね。中々、今もコレを出してるお店も少ないと思いますが。
摩り下ろした玉ねぎで肉をマリネする事で柔らかくなり、その玉ねぎごと焼いてソースにしてしまうのがシャリアピンステーキ。高級洋食ですよ。その証拠に、ナポリタンもしっかり添えられております。
そしてこれが、何だか分からないけどとにかく凄かった。ラム肉なんですけどね。たぶん、フレンチレストランとかで使う様なサフォークだと思うんですよね。
それを道民がこよなく愛する「ベ◯」のジンたれで食す贅沢たるや。
続いて、生ハムとチーズの生春巻きですね。たまにさっぱりした酒肴が欲しくなる時は、生春巻きがおすすめ。
…いつもあるわけでは無いのですが。そこは「毎日日替わりメニュー」の聡咲ですから。出会えるかどうかは運次第。
そして、急に唐揚げ。ネギダレもかかった油淋鶏風。
食べられる時期は一年のうちでもごく僅か。「時知らず」というシャケの筋子を使った「トキコの巻き寿司」。まだ若いシャケなので、その筋子も取れる量は僅かなのです。濃厚。
ラムロール。昔ながらのジンギスカンと言えば「マトン」のロール肉なんですけど、それをラム肉で。
牛タン入りハンバーグ。それを和風のタレで。箸を突き刺すと、食レポの番組で石◯◯彦さんが、その技をまざまざと見せつけそうな肉汁が溢れます。
納豆オムレツ。オーダーされる方も多いと言う、隠れた人気定番メニュー。千切りキュウリがこれまた良いんですよ。
久しぶりに登場。伝説の「ぼったくりラーメン」。メニューに載ってるのを見たのは、僕も本当に久しぶりですね。インスタントラーメンの名作「屋台◯◯番」を、ここまで手間暇かけて作るお店も他には無いでしょう。絶対無い。
たまたま横に居合わせたお客さんもオーダーされてて、そのお客さんも運ばれた瞬間から無言で一気に食べてましたね。
ポークチャップ。いまだにマスターは「ポークチャップの正解が分からない」と。でもそうは言いつつ、時々メニューに降臨します。
この時は付け合わせのナポリタンが、カッペリーニで作られてましたね。これだと確かに、お皿に残ったソースも根刮ぎ絡めて食べられます。
再び登場、ラムロール。一時期、こればかりお願いしてたような。身体が肉を欲してたんですね。毎回、タレをお代わりするんで、この時は最初から大きめの小鉢にたっぷりタレが(笑)。
マグロ納豆。トロ的な部位も入ってました。何だか無性に食べたくなりまして。納豆と和えるにはもったいないと、怒られかねない良いマグロでした。
今度は納豆ではなく、肉入りのオムレツ。僕も子供の頃、母親がよく作ってくれてました。
挽肉と野菜類を炒めた具が入ってるんですね。
なので、ご飯のおかずにもおつまみにもなってお腹も一杯に。
再びの豚のシャリアピンステーキ。
この時は玉ねぎも割と大きめに切られてましたね。
そして今度はポークピカタ。これまた昔ながらの高級洋食。パセリや恐らく粉チーズなどを入れた溶き卵に、豚肉を潜らせて焼いてます。
ソースは肉汁とウスターソースを煮詰めたもの。しっとりした食感と柔らかさはピカタならでは。メニューに見つけたら、是非お試しを。
時知らずのハラス焼き。
ハラス好きにはたまらんです。
聡咲におけるレアメニューのひとつ、クラムチャウダー。アサリの旨味が凝縮。
クラッカーと共に食べれば、アメリカのボストン気分。ボストンには行った事ないですけど。
しめ鯖の炙り。柚子胡椒と共に。
海老が丸ごと入った海老春巻き。尻尾を掴んで豪快にかぶり付いてしまいました。
凄く塩味のパスタが食べたくなり、「肉の塩味のパスタを」とお願いしたらこちらが。ベーコンにブロッコリーやパプリカ、絹さやなどの野菜がたっぷり入って、青紫蘇の微塵切りも入ってます。この青紫蘇の風味が食欲を掻き立てるんですよ。
自分の好みにズバッと突き刺さる「どストライク」の味に、思わず「いやぁ、コレがまさしく食べたかった味ですよ」とマスターに申し上げたところ、「何年、あ太郎さんのリクエストに応えてると思ってるんですか」と、まるでカウボーイの様にニヤリと笑みを浮かべつつ、タバコを吸うマスター。
再びシャリアピンステーキ。しかも牛肉。
この焼き加減も絶妙です。どれだけシャリアピン好きやねん、と思われるかも知れませんが(笑)、これはステキな洋食ですよ。本当に。
メルバトースト。
北海道産のコンビーフを使ってます。これがまた、凄いコンビーフでした。そのコンビーフの箱を見せていただくと、原材料は本当に牛肉と塩。化学調味料は不使用。それでこの味になるのか、と。そしてマヨネーズを添えてる辺りが素晴らしい。
久しぶりにお代わりしたメニューです。ちなみに上にあるのは揚げたピザまん的なもの。
何だか最近は、食べたい物のイメージを何となくお伝えして作っていただく事も多く。
決して、メニューに書かれてる料理に魅力を感じないとか、そんな事は一切無くてですね。
σ(^_^;)
聡咲はメニュー自体が日替わりですし、逆に凄く迷うんですね。迷った挙句に決められず、「こーゆー感じのを」とお願いすると、先程のパスタの様に食べたかったモノがズバリ出てくる。
でも、同じメニューは二度と出ないとマスターも常々仰っておりまして。まさしく一期一会。
だからこそ、メニューには無い料理との出会いを求めてしまったりするのです。きっと。
とは言え。
…「亡くなった母親がよく作ってくれた豚のケチャップ焼きを」とお願いしたら、「知らねーよ(笑)」とさすがに怒られました。
σ(^_^;)
苦笑いしつつも、本当に母と同じ味で作ってくださいましたが。