じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

過ぎ去りし夏を惜しみつつ頂く札幌「天坊」の冷やし中華。

2022-09-06 | 中華
多分、もう終売してると思うのですが…
札幌の「創成川イースト」エリア、二条市場そばの町中華「天坊」の冷やし中華。

麺には胡麻ダレを絡めて、周りに醤油ダレを注ぐと言う、それだけで味変も楽しめる逸品。

その頂に輝く、みかんの缶詰も素敵。

凄く手間がかかってるのを感じる味わい。

中華丼のアタマで飲むビールの美味さよ。

チャーシューも、甘辛加減が絶妙。軽く炙ってくださるのがありがたい。


鶏の唐揚げは、胸肉なのであっさりしつつもジューシー。

半分には、その場でサッと作った熱々の甘酢をかけて下さいます。


お酒もご飯も止まらない、肉もやし炒め。

パリパリしつつも、中身はトロリとした春巻き。これもビールが進みます。


そして。
他のお店では、まず見かけない「麻婆冷やし中華」。

下には通常通りの冷やし中華が。分かりづらいですが、クラゲや胡瓜など、冷やし中華の具がチラリと覗いています。

その冷やし中華に熱々の麻婆豆腐をドカッと載せてます。

これが癖になる味でして。

讃岐うどんにも「ひやあつ」なんてメニューがありますよね。

蕎麦にも、熱いつけ汁に冷たい蕎麦を浸して食べる「◯◯せいろ」的なメニューが。

冷たいものと熱いものの共演。

それを冷やし中華で。

これは斬新。衝撃の味わい。そして、何だかやたらと「合う」。

冷たい麺に、熱々の麻婆豆腐を絡めつつ啜る。新鮮な体験。

刻んだ胡瓜に、軽く火が入ると食感も風味も変わります。

これは参りました。

でも。

多分、既にシーズンオフ…のはず。

なんでここまで引っ張ったかと言うと、もう一つあったんですよ。

「天津冷やし中華」。

ご想像の通り、熱々の天津丼の「アタマ」を冷やし中華に載せてる訳です。

コレも気になる。食べたい。

食べた上でブログにも載せよう。

そう思ってたんですけどね。一年後に持ち越しとなりました。残念。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過ぎ去りし夏を惜しみつつ札幌「カンティネッタ サリュ」のウニの冷製パスタ。

2022-09-06 | イタリアン・フレンチ
もはや夏の風物詩。

札幌ススキノのイタリアン「カンティネッタ サリュ」さんの名物。
利尻産海水ウニの冷製パスタ。

クリーミーなソースには、ウニの旨味がたっぷり。太めのパスタなのも素敵。歯応えも抜群。

そして美しい。

このパスタを食べないと、夏が来ない、夏が終わらない。

多くのお客さんに愛されるパスタです。

そんな夏の風物詩も、今シーズンは終売。また一年後に出会えることを願いつつ、去りゆく夏に別れを告げます。

しばらく前には、ウニの冷製ポタージュも頂きました。

海水ウニとホワイトアスパラの冷たいポタージュ。

滑らかなポタージュとウニが舌に絡んで、旨味で包まれます。

こんなパスタもありました。
ミートボールのタリオリーニ。

考えすぎかもですが、もしかしたら…「ルパン三世カリオストロの城」で、ルパンと次元が奪い合って食べるミートボールパスタにインスパイアされた…んでしょうかね?

いずれにせよ、味わいも食べ応えも抜群なパスタでした。

で、締めの甘いもの。
今年はウニのジェラートまであったんですよね。

「余市産海水ウニのジェラート昆布のチャルダ」。

味の想像が付きづらいとは思うのですが…

塩キャラメル味のアイスを食べてたら、最後にふんわりとウニの香りと旨味が抜けて行く…と言う感じでしょうか。

ちなみに「チャルダ」ってのは、付け合わせのゴーフルっぽいお菓子。

そのお菓子に昆布を使ってる訳ですから。

ウニは昆布を食べて育つ。

海の「構図」をそのままこの一皿に。お見事。

カツオの叩きも。
このソースが何とも不思議。味噌の様な味わいで、まるで和食なんですけどね。食べると確かにイタリアン。

フワフワなオムレツにサマートリュフ。
贅沢なオムレツです。それが比較的、フレンドリーなお値段で楽しめるのは有り難い。

「固め」なんだけど、滑らかなイタリアンプリン。

この「固さ」が良いんですよ。やがて解ける様に舌に絡みつく、官能的なプリン。

イタリアンなのにレギュラーメニューに燦然と輝く「ナポリタン」。

イタリアンのシェフが作ると、ナポリタンはこうなるのか、と唸ります。

イタリアンなのに「ナポリタン」。逆にそこには、シェフの情熱をひしひしと感じます。


数年、通わせていただいてるにも関わらず、先日初めてオーダーしたレギュラーメニュー。
ボンゴレビアンコ。

パスタが魚介の旨味を吸っております。

いつも、日替わりメニューに気を取られて、レギュラーメニューまでたどり着けないんですよね(笑)。

「カンティネッタサリュ」の夏のメニューはしっかり楽しんだので、これで心置きなく秋を迎えられます。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【三笠市食堂紀行三部作:完結編】三笠市「髙島屋食堂」の温もりご飯。

2022-09-06 | 食堂


三笠市の中心部から少し山間に入った場所に佇む、何とも長閑な店構え。

「髙島屋食堂」を最初に訪れたその日は、全国的にも暑さが厳しく。

奥の厨房から不意に現れたエプロン姿のご婦人が、「涼しげで一番良いね」と、タンクトップ姿の自分に気さくに話しかけてくれました。

恐らく調理担当と思しき、その方の他には、二人のフロア担当の「お母さん」が。

実際、地元の常連らしきお客さんから、当然のように「お母さん、暑いねー。」なんて声をかけられている。

そんな、地元密着感が半端ない「お母さん」達が取り仕切る、「食堂」として盤石なお店でした。

「食堂」と言いつつも、むしろ洋食屋さんに近い雰囲気。

名物「バラカツカレー」。バラ肉のカツと、王道のルーカレーは具もしっかり。


キャベツがたっぷりなのも有り難い。

骨つきの大きなザンギも名物だと聞いたのですが、流石にカツカレーと大きなザンギ、ってのもヘビーかなという事で。

ミニザンギを。味付けが確かに「ザンギ」のそれ。濃すぎず、でも鶏肉の風味をしっかり引き立てるスパイシーさ。絶妙な味わいでした。

後日、再訪。

前回、バラカツカレーを食べつつ、メニューを眺めていると、「ポークソテー」が目に付き、次回はコレと決めていました。

そんな訳で、狙い通りポークソテーをオーダーすると、調理担当と思しきお母さんが不意に現れて、「ちょっとコレも食べてみてよ」と。
酢の物をサービスして下さいました。甘さと塩加減が優しい。

ポークソテーにもしっかりと…
皿に盛られたキャベツが。

そして、熱々の鉄板に載って登場。
ジュウジュウと、派手に食欲を掻き立てる音を立てています。

厚みもあって食べ応え充分。

そして何故か付け合わせは、揚げたての野菜の天ぷら。

椎茸にピーマン、ナスの天ぷらは、衣もサクサク。

この付け合わせは中々無いのでは。鉄板に載った天ぷら、ってのも新鮮な感覚。

この辺りにも親しみを感じると言うか、「料理上手なお母さんが作ってくれたご飯」的な温もりが滲みます。

見た目も味も洋食屋さんのお料理なんですが、その味わいにはどこか、家庭の味を感じます。まさに、隠し味のように。

そして、再びお母さんが登場。
「これも食べないかい?名物なんだよ」と、小皿に盛られたカレールーを出して下さいました。

これで「ミニカレー」状態に。何だか手厚くおもてなしをして頂けました。

と、なれば、さらに再訪するより他ない。
今度はポークチャップを。豚肉の厚みと、ザクッとした歯応えの良さは、ポークソテーと変わらず。

このソースがまた、豚肉の旨味を引き立てて、ご飯がやたらと進む味わい。

そしてやはり、付け合わせは野菜の天ぷら。

今回はナスと椎茸に、ズッキーニ。鉄板のソースを絡めると、これまた素敵。

その日はお昼前に行ったのですが、既に満席に近い状態。

それでも、お母さんが合間に席まで来て、話しかけてくれます。

北村温泉帰りだったので、そんな話をしてましたね。

こちらを訪れると、何故か毎回、天気は晴れ。この時も見事な秋晴れが。

さて、次は…

生姜焼き定食辺りを頂きに伺いましょうかね…。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする