じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

惜別の三笠市「パパジ&ママジ」。

2024-10-10 | 洋食
最初は、たまたま通った道沿いに「何か派手なお店らしきものがあるなぁ」と思ったんです。


ドライブの度に目に止まって、何やら看板もある。


よく見たら、ご飯が食べられそうな感じの看板。


調べたら実は洋食屋さんで、入ってみたらかなり本格的な洋食が食べられるお店と知り、通うようになったのは去年くらい。

まだまだメニューを一周してないし、これからも通わなきゃなぁ…なんて思ってた矢先。


10/14で閉店との張り紙。

慌てました。

まだ、食べたいのに食べてないメニューや、食べたけどまた食べたいメニューが沢山ある。

そんな訳で、九月頃から「惜別のパパジ&ママジ訪問強化月間」を個人的に開始。毎週のように通いました。


サーロインステーキ。

焼き加減も絶妙。ご飯に合う、和風のソースも嬉しい。

ナポリタン。まさに洋食屋さんのナポリタン。

とあるアイス屋さんの、いつも元気な店主さんから「美味しそうだからテイクアウトしてきて」と、先日懇願されました(笑)。

ハンバーグ。

ハンバーグ自体はもちろん、デミグラスソースの素敵さたるや。

オムライス。昔ながらのスタイルが良いですね。

セットで付くサラダも、新鮮な野菜に洋食屋さんならではのドレッシングがかかってて、これだけでビールが飲める。車で来てるから飲めないのが辛い。

カツカレー。

恐らくデミグラス的な風味が加わってるルーが、まさに洋食屋さんの味わいです。

熱々の鉄板で供される、牛ヒレのステーキ。

ここにもデミグラスがたっぷり。ご飯がすすむ。

そしてこれまた王道の、豚生姜焼き。

この上ない。

最後は…
ボロネーゼスパゲティ。

肉と野菜の旨みがしっかり感じ取れるソース。肉の存在感と言うか、少しザラリとした舌触りも良い。

あぁ。

メニューをあともう一周したい。

閉店が本当に残念です。

訪れたとある日に、厨房から常連さんと話すご主人の声が漏れ聞こえて、何やら「新たな展開」も閉店後にあるような話が耳に。

それがまた、新たな嬉しい出会いとなるのを祈るばかり。

ご主人を始め、お店の皆様。

ご馳走様でした。美味しかったです。

お疲れ様でございました。どうか、お身体をお大事に。
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今年一番通い詰めたであろう三笠市「パパジ&ママジ」。

2023-12-31 | 洋食
三笠市の果て。岩見沢との境界線。
周りには畑や、数軒の民家。そんなエリアに突如現れる看板。

洋食屋さんの「パパジ&ママジ」は、今年足繁く通ったお店の一つ。

昨年、初めて訪れたのですが…

今年来たら、なんか看板増えてました。

デミグラス的な風味も感じるカツカレーは、まさに洋食の味。


生姜焼き。ご飯が強烈にすすむ味わい。ちなみにこちらのお店、セットのサラダも新鮮で、これまたいかにも洋食屋さんのサラダ。ポテサラも手が込んでる味です。

味噌汁がマグカップに入ってるのも素敵。


 
ついに食べる機会が。サーロインステーキ。


そのまま箸で食べられるように、既にカットされてるのが嬉しい。焼き具合もバッチリ。和風なソースに付けていただきます。

あとは本当に。

こんなお食事を頂きつつ、お酒が飲めれば最高なんですけどね。


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これまた冬の楽しみ、「カンティネッタサリュ」のオニオングラタンスープ

2022-12-24 | 洋食






札幌ススキノのイタリアン、「カンティネッタサリュ」の冬の楽しみは、オニオングラタンスープ。

あの札幌名産の幻の玉葱、「札幌黄」を使い、グリュイエルチーズと共に焼き上げたスープは、まさに、グツグツと音を立てつつ目の前に運ばれてきます。

玉葱の甘み、チーズのコク。

滋味溢れる味わい。

これを食べるとまた、冬が来た事を実感します。

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三笠市の果てにある「ぱぱじ&ままじ」で洋食を。

2022-11-29 | 洋食
お店の前の道路を車で通る度に、気になってたんです。
この看板が。

場所的には三笠市と岩見沢市の境界線。あの「宝水ワイナリー」も程近い。

周りは…本当に何もない(笑)。

いや、畑とかはありますけど、人工的な建造物がほぼ無いエリアに、唐突に現れます。

北村温泉に入り三笠の食堂に行って、そのまま由仁に行こうとすると、道中に出現する。

最初は何屋さんかも不明。でも、どうやら洋食屋さん。

気になって仕方なくて…とある日、ついにハンドルを切りました。


いわゆる「D型ハウス」的なものを改装したんでしょうか。

周りはこんな景色。

でも、出てきたのは…

本格派のオムライス。デミグラスソースも、丁寧な味がします。

サラダも洋食屋さんならでは、と言う感じ。胡瓜の切り方も違います。

他にも…


選ぶのに迷う様な、魅惑の洋食メニューが。

間をおかず再訪。
豚ロースのマスタードソースも、期待通りの味。野菜もたっぷり。

ビールが飲めないのが辛い(笑)。

さらに再訪。
チキンカツのデミグラスソース。

やはり、デミグラスソースの味わいは本当に洋食屋さんのお味。

そして、このお店を知る方のお勧め。

ソフトクリーム。

もはやバターじゃないか、と言うくらいの濃さでしたね。

それにしても。

何故、こんな…本気の街外れと言うか…失礼ながらそうとしか言えない場所に(すみません)、ここまで素敵な洋食屋さんがあるのか。

謎は深まりますが…

見ていると、ご近所感を醸す常連らしきお客さんも多数。

店名の由来であろう、接客担当の「ママ」に、奥で料理を作り続ける「パパ」と、楽しげに会話をしてます。

その光景は、街中にある洋食屋さんと何も変わらず、本当に地元に愛されてるお店なのだなと。

とりあえず。

まだまだ気になるメニューは多いので、再訪は間違いなさそうです。



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東京銀座の中心で「チョウシ屋」のコロッケを齧る。(そしてハムカツサンドも齧る)

2020-12-20 | 洋食
暫く前ですが。

東京に行く機会がありまして。

その頃はまだ、今のように諸々が大変な状況になる前でして。

むしろ、その「直前」と言うようなタイミング。

今思えば、よく行けたなと思いますけど。

そんな晩秋の東京。

その中心、銀座。

周りは当然、ビルが立ち並び、煌びやかな街並みが続く。

そんな街並みに、突然、時間が止まったかのように佇むお店が現れます。

「チョウシ屋」さんです。

創業は昭和2年という、お惣菜屋さん。

と言うか、お肉屋さんでもあるようです。

そして所謂、「お肉屋さんのポテトコロッケ」の元祖が、こちらのチョウシ屋さんらしく。

その響きだけでも自分はお腹が空くのですが(笑)、その元祖と言われるなら買わずには居られない訳で。


パッケージにも、しっかりその旨が書かれてますね。


そしてこの見た目。絶妙な揚げ上がり。

口にすればその味わいは、紛う事なき、昭和から連綿と続く清く正しい「コロッケ」。

少し厚めの衣は、ラードで揚げているからかサクサクで軽やか。お菓子のようです。

そして噛み締めて行くと、ホクホクしたジャガイモの食感と肉の旨みが溶け合う。

嗚呼、確かにコレこそがあの「肉屋のコロッケ」の源流か、と。

夕闇に包まれる銀座の路地で自販機の前に佇み、立ったままコロッケに齧り付きつつ、唸りました。

…そんな、銀座の街角で立ち尽くしてコロッケに夢中で齧り付くとか、周りから見たら怪しげだったかも知れませんが(笑)、確かにこのコロッケ、他とは違う味わい深さが。

そのシンプルさ故に、尚更、ここまで違うものかと思いました。

例えば、スーパーや地元のお肉屋さんでも当然、コロッケを売っていて、安くて美味しい訳ですが、それとはやっぱり違う。

「元祖」と聞いて食べたから、とも思いましたが、本当に違う。

ジャガイモの潰し方も、程よくゴロゴロしてるんですね。そして味付けは、一般的なものよりも微妙に若干強めの塩梅。つまり、ソース無しでも幾らでも食べられる。見事に絶妙な塩梅です。

鼻に抜ける香りも独特。スパイスが利いているのか、炒めた玉ねぎの香りなのか。

いずれにしても、食欲を加速させる香り。

これは本当に、目の前にこのコロッケが山積みにされた皿があったら、延々と食べ続けられますね。

ちなみに、お店の方とお話ししたら、この時に使っていたジャガイモは北海道の南富良野産で、玉ねぎも同じく北海道産だと。

自分も北海道から来た事を告げたら、何だか喜んで下さりまして。北海道産の農産物を使って頂いている事に、こちらからもお礼を申し上げました。

そして、「チョウシ屋」さんの名物はコロッケのみにあらず。

メンチカツやトンカツ、ハムカツもあって、それらはお願いすると目の前で揚げたてをサンドイッチにしてもらえるのです。

しかも、パンは食パンかコッペパンを選べる。

今回は、あのマツコ・デラックスさんも絶賛したと言う…


食パンで挟んだハムカツサンドを購入。「ハムカツ」もお肉屋さんならではのお惣菜ですよね。

このパッケージも渋いというか、色合いやデザインがクール。島津家の家紋(何やらお店とご縁があるとか)と思しき、丸に十字のマークがこれまたカッコいい。


裏にはこんな記載も。至る所に昭和の風情が。


パンは耳付き。むしろ耳を落としてはもったいない。味わい深さも増すってもんです。これまた清く正しい。


そして、この断面です。

ソースの染み込み具合がたまらないです。

購入後、暫くしてから食べたせいも有りますが、パンには揚げたてのハムカツから移った湯気が元であろう、程よいしっとり感が。絹のような舌触り。そもそも、食パン自体のポテンシャルが高い。

ザクッと噛むと、これまた唯一無二の味わい。

ハムの厚みもちょうど良く、噛み応えがあります。そして、やはりお店オリジナルの甘辛いソースが圧倒的に素晴らしい。

一般的なウスターソースの様なとんがった感じはなく、中濃ソースほど甘過ぎない。他には無いですね。

この断面の、ハムカツとパンの境目は、旨味の桃源郷状態です。

ハムカツ、パン、ソースと、シンプルな組み合わせだからこそ、そのバランスの良さが際立つ一品。

恐れ入りました。

ちなみにこちらのお店は、札幌ススキノのとあるイタリアンにいらっしゃる、とあるソムリエさんに教えて頂きまして。

「チョウシ屋」さんの店頭で、ボトルに詰められたオリジナルのソースも売られていたので、お土産でそれを買ってお渡ししたら、とても喜んで頂けました。

このハムカツサンドを自宅でも作れますからね。

とは言え、やはりお店で買ってすぐの味わいには敵わないんでしょうけど。

それにしてもこうしたお店に出会うと、やはり東京って凄いなぁ、と思ってしまいますね。

また訪れたいもんです。諸々落ち着いたら、ですが。
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