じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

ハマナス咲いてカモメも啼いて~道北の旅・その5:再会の駅蕎麦~

2013-11-23 | 旅行・駅弁
夏にいった道北のドライブ。

やっと最後の記事です(笑)。

豊富温泉で濃厚なお湯と濃厚なプリンを楽しんだあとは、『日本三大駅そば』の1つ、音威子府駅の蕎麦を食べに行くべく、山中の国道40号を南へ。

音威子府の蕎麦と言えば、真っ黒で独特な風味で有名ですが、僕も毎年の年越し蕎麦はここの蕎麦で、これを食べないと新年を迎えられないんですよね。

ご存じの方もいると思いますが、昔は音威子府駅からオホーツク海側へ『天北線』なる鉄道路線が伸びていて、交通の要所だったんです。

そのため、札幌に向かう急行などに乗った際なんかも列車の停車時間が結構長かったので、ホームにあった蕎麦の立ち食い店で車内持ち込み用の蕎麦を買って、列車の中で食べるのが楽しみでした。

乗客が一斉に買うので、音威子府を過ぎると列車内に蕎麦つゆの香りが充満して、蕎麦を啜る音が盛大に響いていましたね(笑)。

この蕎麦を食べに、今も全国から蕎麦好きや鉄道ファンがやってきます。

これです。

蕎麦自体の風味が強いので、つゆも甘辛のしっかりした味。これが本当にたまらない。

好みは分かれる味かもしれませんが、自分はヤミツキです。

つい、おかわりを。

今度は掛け蕎麦で。

さらにこの後にもう一杯、掛け蕎麦を頼んだら、お店の方が『ボリュームが足りないでしょう?』と、お気遣いの言葉を。

『違うんです。大好きなんです。』と、はっきり答えましたが(笑)。

今は、ホームの店はなく、駅舎内にあるのみ。でも、この日も沢山のお客が訪れていました。

駅舎内には、天北線に関する展示コーナーも。













懐かしいです。

蕎麦を堪能したところで、今回の旅の目的は終了。

車を札幌へ向かわせます。

でも、途中の名寄の道の駅では…

米どころらしく、美味しそうな大福があったので、ついつい購入。

実際、柔らかくて美味しかったです。



今回は沢山の『再会』を果たしました。会えば必ず元気になれるものばかり。

またいつか来てみたいです。
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最近の「聡咲」~2013・立冬~

2013-11-16 | 居酒屋・和食
最近では。

長年、続編も作られ続けた某人気テレビドラマの、映画版での演技も印象的だった超有名な女優さんが、直接マスターに電話してきて予約の相談をしたり。

大晦日の某歌番組でも常連の、幅広い年齢層に人気の演歌歌手が来ていたり。

ビッグネームのお客さんが普通に来店していると聞くことが段々増えてきて、軽く引いていたりします(笑)。

これはやはり。

『お店で有名人を見かけても、むやみに騒いだりサインや写真を撮るのを求めたりしない』

と言う、この店の暗黙の了解を、お客さんの皆さんがガッチリ守ってらっしゃるからかと。

ここで大事なプライベートの時間を楽しんでるのは、誰もが同じ。

マスターの料理の前に、人は皆、平等であります。

そんなルールが守られてるから、どんどん芸能関係の方が安心して来店し、リピーターになる訳ですね。毎回騒がれては、さすがに来られなくなるわけですから。

そのうちハリウッドスターが、カウンターで普通にマスターの作ったインスタントラーメンを食べてたりするかも知れません(笑)。

そんな、世間ではセレブと呼ばれるような方々も魅了する庶民派の店、札幌・ススキノの『本気食聡咲(まじしょく・そうさく)』であります。

では、こちらで最近いただいた料理をご紹介。

一枚目の写真は肉じゃが。

…肉じゃがです(笑)。

京極町産の馬鈴薯、玉ねぎ、しらたき、油揚げ。

これらを別々の出汁で一度炊いてから十勝和牛でくるみ、再び炊いたもの。

割るとこんな感じです。

まさに聡咲流ですね。こんなに手間をかけた肉じゃがは初めてです。当然。

そして、料理にかけた手間と旨さは比例するというのを実感する味。

イタリアンチックなポークチャップ。

肉厚。豚好きがウットリする一皿。トマトにセロリ、マッシュルームなど、野菜たっぷりのソースでさっぱりと。

ホッキの天ぷら。

噛み締めると甘さがにじみます。いつまでも噛んでいたくなります。

辛しめんたいの天ぷら。

メニューには、ただ単に『からし明太子』とだけあったんですが、お願いしたら作ってくださいました。天ぷらにするとビールにピッタリ。青じそでくるんで風味良く。

『病院送りハイカロリーカツ丼』。

本当にメニューにこう書いてありました(笑)。確かにボリュームは最高クラス。これで病院行きなら本望(笑)。

具だくさん中華スープ。

何品目入ってるか解らないくらい具だくさん。しまいにはフグまで入ってました。上品な風味のスープは、様々な旨味の溶け合う、体が喜ぶ味でした。

インスタントラーメン。

今回はネギダクにしていただきました。豚の角煮まで載ってます。もはや、説明は不要の最強インスタントラーメン。

粉末スープを、そのままお吸い物にできそうな、聡咲渾身の命の出汁で溶いているらしいのですが、そんな素敵なスープは毎回飲み干さざるを得ません。

インスタントラーメンにここまで手間をかける方は、日本でもマスターただ一人ではなかろうかと。
(^_^;)

もう、普通のラーメン屋さんでラーメンが食べられない体にされてしまいました(笑)。

和牛ライスコロッケ。

ソースは、そのままハヤシライスにできるデミグラス。これも手間がかかりまくってます。中にはチーズもとろけていて、デミグラスと絡めていただけば…至福。

岡部ファームのゴボウソテーサラダ。

京極町でこだわり野菜を栽培している、岡部ファームのゴボウをソテーしてサラダ仕立てに。

ゴボウの旨味が凝縮されていて、噛むと大地の栄養が口の中にじんわり拡がります。技ありの逸品。



先日も聡咲に行った際、関西方面からお越しになったという藩士(=『水曜どうでしょう』ファン)の方とお会いしました。

何やら、このブログもご覧いただいているようで、『もしかして、あのブログを書いている方ですか?』と、一発で当てられてしまい(笑)すっかり恐縮してしまいました。
(^_^;)

嬉しいやら恥ずかしいやら(笑)。

それにしても、最近は聡咲に行くと必ずといって良いほど、本州方面からの藩士の方がお越しになっていますね。

聡咲には今、今年真駒内で開催された『水曜どうでしょう祭』の時に、フードコートの聡咲の店先に吊るしてあった、ミスター(鈴井貴之さん)・藤村D・嬉野D作成のてるてる坊主や、ミスターの名刺、『どうでしょう班』(水曜どうでしょう出演陣+ディレクター陣)のサイン入りのポスターがあったり…

先日発売された、水曜どうでしょうの特集が組まれた雑誌『ダ・ヴィンチ』がカウンターに雑に(笑)置いてあって、その表紙にもサインがされてたりします。
f(^^;

さらには(どうでしょう班が実際に目の当たりにして、そのクオリティに驚愕したそうなんですが)『祭』で聡咲の料理を召し上がった藩士の方が描いた、『どうでしょう』のイラスト(これにもミスターのサインが)まで飾ってあって、もはや『水曜どうでしょう』ミュージアムと化してきました(笑)。

そしてマスターの、ネタバレギリギリの『どうでしょう』の裏話。藩士の方なら、かなり楽しめるのではないかと。

段々と新たな『聖地』になりつつような、そんな感じではありますが、ここには『どうでしょう班』が本当に普通に飲みに来てしまう辺りが他の聖地とはひと味違います。

実際、今週もミスターがお一人でフラリと飲みに来ていたようです。

でも、以前お店が満席の時にミスターが来たことがあったらしく、その時、聡咲のマスターは…

あっさりとミスターを帰したそうで(笑)。(その時は数時間後に席が空いて、ミスターも改めて無事に入店できたとか)

やはり、どんな人でもマスターの料理の前には平等であります。
(^_^;)
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流行りは押さえる。

2013-11-09 | 日記
フルーツパンケーキ。

札幌・大通公園側の、客の98%が三越の買い物帰りのマダムと言う感じのカフェで…

一人でガシガシ喰らいました。
(^_^;)

どこもかしこもパンケーキ流行りの昨今。

確か、流行る前から出していた店だったはずで、そのせいか旨い。

ベリー系、柑橘系のフルーツにキウィの緑。ふわふわのクリーム。半分に折られたパンケーキの中には、バナナとブルーベリー等が。

そこに自分でメイプルシロップを垂らします。パンケーキを食べるときのクライマックス。これから口にするであろう、甘さやフルーツの酸味等を想像しつつ、期待が高まっていきます。

近頃は、パンケーキ自体もフワフワな食感のものが人気のようですが、この店はしっかりした生地で、歯応えと噛み締める楽しさが味わえます。このクラシックな感じの方が好きです。

ちなみに。

この店は駅前通りに面しているので、ファイターズの優勝パレードを見るには、絶好のポジションだったりします。

来年は優勝して欲しいなぁ…

なんて事を思いつつ、いただいておりました。
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ハマナス咲いてカモメも啼いて~道北の旅・その4: 再会の出で湯~

2013-11-02 | 旅行・駅弁
夏に行った道北のドライブ。

オホーツク海側の浜頓別町から今度はその西側、豊富町に向かいます。

クッチャロ湖畔の宿で朝を迎え、朝風呂を楽しんだ後にその畔を散歩。水面を渡る風が心地よくて爽やか。

そして清々しい気持ちのまま、お楽しみの朝食。

牛乳なども味が濃くて、道北に来たなと改めて実感。

浜頓別の隠れた逸品…

菓子司松屋の『松の実最中』も前日にしっかり購入。

昔、全国的な品評会で賞を獲ったこともあるとかで、甘さが控えめで絶妙な炊き加減の小豆餡が素敵。

そして、豊富町へ出発。山間の道を西へ。


こんな標識があるのも、北海道ならでは。
(^_^;)

豊富への道中は、結構ハードな道路を進むことになります。

軽い峠越えにもなるんですが、途中では路側帯の全くない細い道や、登り下りの激しい曲がりくねった道、工事途中の砂利道など、まるで人生そのもののような(笑)道だったりします。

そしてたどり着いた…

豊富温泉。

数件の宿があり、いわゆる『温泉街』としては最北。

早速、日帰りの入浴施設へ。

天然ガスを採掘中に吹き出したら温泉だけあって、かなり石油のような香りがして、表面には油がうっすら。茶色に濁った湯は、アトピーなどの皮膚の病気に良いといわれ、実際湯治客も多いようで。

北海道の温泉の中では、実は一番『効く』のではないかと個人的には思ってます。

そして湯上がりには…

豊富町名産の牛乳。最高の組み合わせですよ。

実は最近、豊富温泉には新たな名物があります。

宿の中の一軒。

川島旅館のご主人が、牛乳だけで作り上げた…


その名も『湯上がりプリン』。

まさに温泉から上がってから、のんびり食べられるスイーツ。

甘さは最小限。トロトロの食感。プリンと生クリームの中間のようなと言うか、緩めのカスタードクリームと言うか。

ひたすら滑らかで、後味さっぱり。これは確かに湯上がりのためのプリンですね。

全国的にも人気が出てきたとかで、通販もやってるようです。

しっかり四個購入しました。

さて。

次はいよいよ最終目的地。『日本三大駅蕎麦』の1つを食べるべく、さらに車を山間部へ走らせます。
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