OLYMPUS E-520 ZD14-42mm/F3.5-5.6
この植物は何なのか、判らなかった。
以前、松の赤ちゃんか、と思ったが、長くなって地面を這っている。
そういえば、この件でメールのやりとりをしていたから、過去のメールを調べれば判るだろうと、たかをくくっていたのだ。
しかし、残念ながらそのメールは見つけることができなかった。
花ではないので、どこから手繰っていけばよいのか皆目見当が付かない。
適当にWeb上の植物図鑑を眺めても、当たりはしない。
今年になって支笏湖に女性自然保護官が赴任してきたのを思い出した。
ひょっとしたら詳しいかもしれないと思い、早速写真を携えて訪ねてみた。
レンジャーの柳谷牧子さん(神奈川県鎌倉市出身)
それが何かはすぐに判ったのだが、名前が出てこない。
「ほれ、えーと、えーと・・・有珠山で見た、あれ・・・」と言いながら、図鑑を調べる。
そのうち1冊の本のページをめくって
「これこれ、ヒカゲノカズラ」
と言って、見せてくれた。
初夏の北斜面の花畑には、どこに行っても見かける、という。
常緑、ツル性のシダ植物。
日当たりの良い場所を好むのに、なぜこの様な名前がついているのか分からない、と書いてあった。