原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン、ミシェル・ゴンドリー、ピエール・ビスマス
音楽:ジョン・ブライオン
撮影:エレン・クラス
出演:(ジョエル・バリッシュ)ジム・キャリー、(クレメンタイン・クルシェンスキー)ケイト・ウィンスレット、(パトリック)イライジャ・ウッド、(メアリー)キルスティン・ダンスト、(スタン)マーク・ラファロ、(ハワード・ミュージワック博士)トム・ウィルキンソン、(ロブ)デヴィッド・クロス
(あらすじ)
~もうすぐヴァレンタインという季節。平凡な男ジョエルは、恋人クレメンタイン(クレム)と喧嘩をしてしまう。何とか仲直りしようとプレゼントを買って彼女の働く本屋に行くが、クレムは彼を知らないかのように扱い、目の前でほかの男といちゃつく始末。ジョエルはひどいショックを受ける。やがて彼はクレムが記憶を消す手術を受けたことを知る。苦しんだ末、ジョエルもクレムの記憶を消し去る手術を受けることを決心する。手術を受けながら、ジョエルはクレムとの思い出をさまよい、やがて無意識下で手術に抵抗し始める…… 。(ウィキペディア)~
映画の記事を書くのは久しぶりです。最近DVDデッキの調子が悪く、TSUTAYAさんから遠ざかっております。で、今日寝起きにテレビのミッドナイト・シアターで見たのが本作。なんか変な映画だなぁと思いつつ、お馴染みの出演陣に惹かれて最後まで観てしまいました。それにしても、こんな夜中になんでこの映画を選んだのか、テレビ局の担当者の思いやいかに、であります。
「記憶除去」、これが本作のテーマ。記憶に関するテーマは映画作品に多く取り上げられますね。このブログで取り上げた作品でも、マット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」(2002年)シリーズ、その朋友のベン・アフレック主演の「ペイチェック 消された記憶」(2003年)、ロビン・ウィリアムズが主演した「ファイナル・カット」(2004年)などがあります。
それにしても記憶の機能とは不思議なものですね。生命の防衛本能のために出来上がっているものだとは思いますが、あえて手術を受けるまでもなく、人間は都合の悪いことは忘れがち。また、都合のいいように記憶していたりね。私にも消し去りたい記憶はたくさんありますが、むしろその記憶に関連する人々の記憶を消さなければ意味がありませんものね。
さて原題は、劇中でメアリーが暗唱するアレキサンダー・ポープの詩にちなむとされています。「一点の汚れもなき心の永遠の陽光」と訳されるそうです。アレキサンダー・ポープ(Alexander Pope,1688年5月21日-1744年5月30日)はイギリスの詩人。その名句はシェークスピアに次いで、しばしば引用されたといいます。
<アレキサンダー・ポープ- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%97
さて、本作は監督よりも総指揮をとったチャーリー・カウフマンに注目されます。「マルコヴィッチの穴」が彼の脚本だったことは今回初めて知りましたが、そういえば本作にも「マルコ・・」に見られるモチーフが感じられますね。
チャーリー・カウフマン(Charlie Kaufman、本名:Charles Stuart Kaufman、1958年11月1日 - )は、アメリカ合衆国の脚本家・映画プロデューサー・映画監督。奇想天外なストーリー展開で知られる。1990年代になってからテレビのコメディ・シリーズのための脚本を書くようになった。
2000公開のスパイク・ジョーンズ監督作品『マルコヴィッチの穴』で長編映画の脚本を務める。この作品で英国アカデミー賞脚本賞などを受賞、アカデミー脚本賞にもノミネートされ、一躍知られるようになった。2004年公開の『エターナル・サンシャイン』でミシェル・ゴンドリーとピエール・ビスマスと共にアカデミー脚本賞を受賞した。2008年には『Synecdoche, New York』で映画監督デビューを果たした。
<チャーリー・カウフマン- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%95%E3%83%9E%E3%83%B3
総指揮者の影に隠れるようにメガフォンを取ったのはミシェル・ゴンドリー。そのプロフィールを覗くと異色の監督さんでした。
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry、1963年5月8日 - )は、フランスの映画監督・脚本家・映像作家。ヴェルサイユ出身。フランスのロックバンドOui Oui(自らもドラマーとして在籍していた)のミュージック・ビデオを手掛けてキャリアを始める。1993年に発表したビョークの「ヒューマン・ビヘイビア」のミュージック・ビデオが評判になり、以来ビョークのビデオクリップを多数製作。
その他、ザ・ローリング・ストーンズ、ケミカル・ブラザーズ、レディオヘッド、ホワイト・ストライプス等を手がける。リーバイス、GAP、コカ・コーラ、ナイキなどのテレビコマーシャルも手がけ、数々の賞を受賞。2004年公開の『エターナル・サンシャイン』でチャーリー・カウフマン、ピエール・ビスマスと共にアカデミー脚本賞を受賞。
ダフト・パンクのAround the worldやケミカル・ブラザーズのStar Guitar等、彼のミュージック・ビデオ作品は、アイデアはシンプルであっても、映像が音に見事にリンクしており、ミュージック・ビデオとしての完成度が非常に高いものが多い。
<ミシェル・ゴンドリー- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC
出演陣については、ビッグネーム揃いで、ほとんどこのブログで取り上げています。
ジム・キャリー
<2÷3がもたらす世界観を描く、「ナンバー23」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/179623a12fc6011e67737c9cba0c5448
ケイト・ウィンスレット
<善から生まれる悪ほど始末の悪いものはない、「オール・ザ・キングスメン」(米/2006年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/be2323c6ed7ed25095e4f647e49d2035
キルスティン・ダンスト
<アルコール依存克服と治療中の二人が演じる、「スパイダーマン3」(米/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/0601229985c9622f4ee3e75b0902c94f
マーク・ラファロ
<逃げたらアカン、ほんとうにそう思える、「帰らない日々」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/99f8f0541327785d54e52897b7c9e57c
トム・ウィルキンソン
<人生には時に最悪な事態への最悪な結末がある、「IN THE BEDROOM」(アメリカ/2001年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/d237b87c6c0e04add4629df71e933c46
デヴィッド・クロス
<6人のボブ・ディランが語る、「I'M NOT THERE」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/15f7b590d7385194f99efefc203fc0b1
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001~2003)であまりにも有名になったイライジャ・ウッド。私は全く観ていませんが、「ディープ・インパクト」、「パラサイト」(1998)、「ボビー」(2006)にも出演していたんですね。てっきりイギリス人だと思っていました。遅ればせながら今回初めて取り上げさせてもらいます。
イライジャ・ジョーダン・ウッド(Elijah Jordan Wood, 1981年1月28日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州シダーラビッズ出身の俳優。1989年にロサンゼルスで開催された国際モデル&大会に出場してスカウトされ俳優業進出。同年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で、カフェ80'sでビデオゲームで遊ぶ少年を演じてデビュー。
1990年の『わが心のボルチモア』で初主演を果たし、以降の作品でも主演級の役柄が多く、注目の子役となる。1992年公開の『危険な遊び』でサターン賞若手男優賞を受賞。2001年からの『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド・バギンズ役で国際的に知られるようになる。2002年にハーバード大学の新聞部より、史上最も偉大な俳優の一人として賞賛される。2004年にはサターン賞主演男優賞を受賞。
<イライジャ・ウッド - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89
<映画 『エターナル・サンシャイン』 オフィシャルブログ>
http://ameblo.jp/eternalsunshine/
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン、ミシェル・ゴンドリー、ピエール・ビスマス
音楽:ジョン・ブライオン
撮影:エレン・クラス
出演:(ジョエル・バリッシュ)ジム・キャリー、(クレメンタイン・クルシェンスキー)ケイト・ウィンスレット、(パトリック)イライジャ・ウッド、(メアリー)キルスティン・ダンスト、(スタン)マーク・ラファロ、(ハワード・ミュージワック博士)トム・ウィルキンソン、(ロブ)デヴィッド・クロス
(あらすじ)
~もうすぐヴァレンタインという季節。平凡な男ジョエルは、恋人クレメンタイン(クレム)と喧嘩をしてしまう。何とか仲直りしようとプレゼントを買って彼女の働く本屋に行くが、クレムは彼を知らないかのように扱い、目の前でほかの男といちゃつく始末。ジョエルはひどいショックを受ける。やがて彼はクレムが記憶を消す手術を受けたことを知る。苦しんだ末、ジョエルもクレムの記憶を消し去る手術を受けることを決心する。手術を受けながら、ジョエルはクレムとの思い出をさまよい、やがて無意識下で手術に抵抗し始める…… 。(ウィキペディア)~
映画の記事を書くのは久しぶりです。最近DVDデッキの調子が悪く、TSUTAYAさんから遠ざかっております。で、今日寝起きにテレビのミッドナイト・シアターで見たのが本作。なんか変な映画だなぁと思いつつ、お馴染みの出演陣に惹かれて最後まで観てしまいました。それにしても、こんな夜中になんでこの映画を選んだのか、テレビ局の担当者の思いやいかに、であります。
「記憶除去」、これが本作のテーマ。記憶に関するテーマは映画作品に多く取り上げられますね。このブログで取り上げた作品でも、マット・デイモン主演の「ボーン・アイデンティティ」(2002年)シリーズ、その朋友のベン・アフレック主演の「ペイチェック 消された記憶」(2003年)、ロビン・ウィリアムズが主演した「ファイナル・カット」(2004年)などがあります。
それにしても記憶の機能とは不思議なものですね。生命の防衛本能のために出来上がっているものだとは思いますが、あえて手術を受けるまでもなく、人間は都合の悪いことは忘れがち。また、都合のいいように記憶していたりね。私にも消し去りたい記憶はたくさんありますが、むしろその記憶に関連する人々の記憶を消さなければ意味がありませんものね。
さて原題は、劇中でメアリーが暗唱するアレキサンダー・ポープの詩にちなむとされています。「一点の汚れもなき心の永遠の陽光」と訳されるそうです。アレキサンダー・ポープ(Alexander Pope,1688年5月21日-1744年5月30日)はイギリスの詩人。その名句はシェークスピアに次いで、しばしば引用されたといいます。
<アレキサンダー・ポープ- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%97
さて、本作は監督よりも総指揮をとったチャーリー・カウフマンに注目されます。「マルコヴィッチの穴」が彼の脚本だったことは今回初めて知りましたが、そういえば本作にも「マルコ・・」に見られるモチーフが感じられますね。
チャーリー・カウフマン(Charlie Kaufman、本名:Charles Stuart Kaufman、1958年11月1日 - )は、アメリカ合衆国の脚本家・映画プロデューサー・映画監督。奇想天外なストーリー展開で知られる。1990年代になってからテレビのコメディ・シリーズのための脚本を書くようになった。
2000公開のスパイク・ジョーンズ監督作品『マルコヴィッチの穴』で長編映画の脚本を務める。この作品で英国アカデミー賞脚本賞などを受賞、アカデミー脚本賞にもノミネートされ、一躍知られるようになった。2004年公開の『エターナル・サンシャイン』でミシェル・ゴンドリーとピエール・ビスマスと共にアカデミー脚本賞を受賞した。2008年には『Synecdoche, New York』で映画監督デビューを果たした。
<チャーリー・カウフマン- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%95%E3%83%9E%E3%83%B3
総指揮者の影に隠れるようにメガフォンを取ったのはミシェル・ゴンドリー。そのプロフィールを覗くと異色の監督さんでした。
ミシェル・ゴンドリー(Michel Gondry、1963年5月8日 - )は、フランスの映画監督・脚本家・映像作家。ヴェルサイユ出身。フランスのロックバンドOui Oui(自らもドラマーとして在籍していた)のミュージック・ビデオを手掛けてキャリアを始める。1993年に発表したビョークの「ヒューマン・ビヘイビア」のミュージック・ビデオが評判になり、以来ビョークのビデオクリップを多数製作。
その他、ザ・ローリング・ストーンズ、ケミカル・ブラザーズ、レディオヘッド、ホワイト・ストライプス等を手がける。リーバイス、GAP、コカ・コーラ、ナイキなどのテレビコマーシャルも手がけ、数々の賞を受賞。2004年公開の『エターナル・サンシャイン』でチャーリー・カウフマン、ピエール・ビスマスと共にアカデミー脚本賞を受賞。
ダフト・パンクのAround the worldやケミカル・ブラザーズのStar Guitar等、彼のミュージック・ビデオ作品は、アイデアはシンプルであっても、映像が音に見事にリンクしており、ミュージック・ビデオとしての完成度が非常に高いものが多い。
<ミシェル・ゴンドリー- Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC
出演陣については、ビッグネーム揃いで、ほとんどこのブログで取り上げています。
ジム・キャリー
<2÷3がもたらす世界観を描く、「ナンバー23」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/179623a12fc6011e67737c9cba0c5448
ケイト・ウィンスレット
<善から生まれる悪ほど始末の悪いものはない、「オール・ザ・キングスメン」(米/2006年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/be2323c6ed7ed25095e4f647e49d2035
キルスティン・ダンスト
<アルコール依存克服と治療中の二人が演じる、「スパイダーマン3」(米/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/0601229985c9622f4ee3e75b0902c94f
マーク・ラファロ
<逃げたらアカン、ほんとうにそう思える、「帰らない日々」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/99f8f0541327785d54e52897b7c9e57c
トム・ウィルキンソン
<人生には時に最悪な事態への最悪な結末がある、「IN THE BEDROOM」(アメリカ/2001年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/d237b87c6c0e04add4629df71e933c46
デヴィッド・クロス
<6人のボブ・ディランが語る、「I'M NOT THERE」(アメリカ/2007年)>
http://blog.goo.ne.jp/asongotoh/e/15f7b590d7385194f99efefc203fc0b1
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001~2003)であまりにも有名になったイライジャ・ウッド。私は全く観ていませんが、「ディープ・インパクト」、「パラサイト」(1998)、「ボビー」(2006)にも出演していたんですね。てっきりイギリス人だと思っていました。遅ればせながら今回初めて取り上げさせてもらいます。
イライジャ・ジョーダン・ウッド(Elijah Jordan Wood, 1981年1月28日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州シダーラビッズ出身の俳優。1989年にロサンゼルスで開催された国際モデル&大会に出場してスカウトされ俳優業進出。同年に『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』で、カフェ80'sでビデオゲームで遊ぶ少年を演じてデビュー。
1990年の『わが心のボルチモア』で初主演を果たし、以降の作品でも主演級の役柄が多く、注目の子役となる。1992年公開の『危険な遊び』でサターン賞若手男優賞を受賞。2001年からの『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド・バギンズ役で国際的に知られるようになる。2002年にハーバード大学の新聞部より、史上最も偉大な俳優の一人として賞賛される。2004年にはサターン賞主演男優賞を受賞。
<イライジャ・ウッド - Wikipedia>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89
<映画 『エターナル・サンシャイン』 オフィシャルブログ>
http://ameblo.jp/eternalsunshine/
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