読書と映画をめぐるプロムナード

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米国映画史上最も偉大な男優50選第1位の「ハンフリー・ボガード」

2007-01-14 04:03:05 | Weblog
決して二枚目ではなく、背も低い。なのにカッコいい。「気障」が似合う男。それがボギー。かつて沢田研二を通じて、阿久悠は彼の映画「カサブランカ」から二つの詞を生み出した。テーマソング「As time goes by」のタイトルをそのまま訳した「時の過ぎゆくままに」と「カサブランカ・ダンディ」。「男がピカピカのキザでいられた時代、男のやせがまん粋に見えた時代」の象徴として。


ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart, 1899年1月23日 - 1957年1月14日)は、「1940年代、1950年代の最も有名なハリウッドの映画俳優。ニューヨーク出身。愛称はボギー。大酒家にしてヘビースモーカー。離婚歴3度。4人目にして最後の妻は、『The look』の異名をとるタフな女優『ベティ』ことローレン・バコール。ハリウッドきってのハードボイルドカップルと言われたこのおしどり夫婦の間には、1男1女がある」。


「映画初出演は1930年のワーナー・ブラザーズ作品『河上の別荘』。以後20年近くに渡ってほとんどワーナー社専属で活動、1930年代のワーナー社が得意としたギャング映画の敵役を多く演じた。脇役生活が長かったが、40歳を過ぎて主演した『マルタの鷹』で成功。『カサブランカ』などの作品におけるタフで硬質な役柄で当代を代表するハードボイルド・スターとなったが、後年は演技派としても大成した。1951年の『アフリカの女王』でアカデミー賞主演男優賞受賞」。

「ヘビースモーキングが祟って肺癌で死去した。最後の出演作品は1956年の『殴られる男』。享年57。死後、伝説的に神格化され、1930年代から1940年代の映画やファッションの象徴としてしばしば挙げられる存在となっている。AFI(米国映画協会)は、「米国映画史上最も偉大な男優50選」として彼を第1位に選出した」。

「ボギーを真似て、トレンチコートの襟を立て、煙草をキザにくわえて吹かす人は多いが、大抵、さまにならずに失敗する。故にウディ・アレンの『ボギー! 俺も男だ』など、ボガートをモチーフにしたパロディ映画やテレビドラマは、枚挙に暇がない。ちなみに正しい『ボガート・スタイル』は、紙巻き煙草を指に挟まず、葉巻のように手指で摘まむ。背筋を伸ばしてあごを引き、機関銃のように喋りまくった『マルタの鷹』のボガートを思い出すとよい」。

ローレン・バコール(Lauren Bacall、1924年9月16日 - )は、「ニューヨーク出身の女優である。本名ベティ・ジョーン・パースキー。『The look(ザ・ルック)』と呼ばれる上目遣いの表情と、ハスキーボイスが特徴。1960年代以降は、舞台で活躍し、1970年にはトニー賞を受賞」。


「モデルだったが、ハーパース・バザー誌に載っていた彼女の写真がハワード・ホークス夫人の目にとまり、1944年『脱出』で映画デビュー。共演したハンフリー・ボガートと翌年結婚した。25歳の年の差があったが、二人の仲は終始円満で、ボガートが癌で亡くなるまで続いた」。

「『The look(ザ・ルック)』と呼ばれる上目遣いの表情と、ハスキーボイスが特徴。1960年代以降は、舞台で活躍し、1970年にはトニー賞を受賞。ボガートの死後、1961年に俳優のジェイソン・ロバーズと再婚したが1969年に離婚。ロバーズとの間に生まれたサム・ロバーズも俳優となり、『アメリカン・ビューティー』『A.I.』などに出演している。1979年に発刊された自伝『ローレン・ バコール/私一人』はベスト・セラーになった」。(ウィキペディア)

「カサブランカ」(1942年)
監督:マイケル・カーティス
原作:マリー・バーネット、ジョーン・アリスン
音楽:マックス・スタイナー
共演:イングリッド・バーグマン


「当時第二次世界大戦において劣勢であったアメリカ国民を鼓舞し、同時に反ドイツ勢力の1つであった自由フランスへの支援を呼びかけるための国策プロパガンダ映画であるが、その出来のよさからボガードの代表作の一つとなった」。(同上)



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