早生者日記 by K.MITSUNAGA

早生者(わさもん)=
熊本弁で「新しいものが好きな人」という意味
毎週月曜更新(2009年12月開始)

No.540 美 味/天上の至福

2018年03月19日 | 美味

東京都中央区日本橋…この不思議な響き
まさに日本経済の中心のイメージを感じさせます。

東京駅の周辺、丸の内から日本橋界隈を歩いてみる
地方出身の私でもすぐわかることがあります。
丸の内には三菱グループのビルばかり。
そして日本橋は三井系ばかり…

もがその名を知る財閥系の企業のテリトリー争いですね。

日訪れたのも「日本橋三井タワー」の38F
マンダリンオリエンタル東京のロビーラウンジです。
そこから眺める東京の西の空は絶景



もう何度もご紹介しているタパスモラキュラーバーは
カウンター席7〜8席限定でひと晩に2回のみ
年々お高くなるのは宿泊の外国人向けに為替を考えての所業か!



いつも感心する素晴らしい器とレベルの高い料理



モラキュラーとは分子のこと。
食材や料理法を分子レベルで研究して調理するため
「分子ガストロノミー料理」といわれる新しい分野です。

その料理のほとんどがひと口サイズ。
理科の実験のような料理なのにものすごく美味しいのが最大のポイント



出来上がりも計算しつくされた美しさ



アクロバットのようなお肉は下に置くと中からスープがにじみだしてしまうから…



この手前の野菜「あ、つぼみ菜ですね」と私が言うと
初めて名前を当てた客だとのこと…
「博多蕾菜」を知らないとは、さては福岡人はあまり来ないのだな!(笑)



細かくご説明したいところなれど
実は持ち帰ったメニューをほかのレシート類と一緒に捨ててしまい 
ほとんど説明ができないのですよ。
でも味だけは鮮明に舌が覚えています。

5秒だけ薫製したまぐろ





こちらも薫製で桜チップの香りを付けた1品 





使う道具も理科的試験管 
お隣はアジア系のお客様ですがシェフは流暢な英語で説明
それもそのはず牛窪シェフはバンクーバー出身
都内の名だたる名店を渡り歩いた人です。



試験管の中身はクルマエビ 
火にかけておいた岩塩で蒸し焼きです。





最後のデザートまで楽しめます。
これはアトマイザーでアップルジュースをふりかけると
周囲の綿アメがとけていく演出(下のコルクは園芸用)



こちらの卵は卵にあらず
ココナッツとマンゴーのデザートです。



動画でご覧ください。(とろっと出てくるのはマンゴーピューレですよ!)




美味しかった〜!



こちらはフォンダンショコラ
タイトルは確か「VOLCANO(火山)」



楽しかった〜!



やれやれ…心底堪能しました。
やはり年に1回は訪れたい店です。
お願いだからあまり値上げしないでくださいね。 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2018-03-20 07:34:14
年に4回メニューを変えるのだそうです。
変更後しばらくは間違ったりとちったりの連続。
だから変更して半月ほどしてからが一番おすすめなんですと!(笑)
そのあとは最後の方になるとやる方も飽きてくるんですって。
まあ、分かるような…でも異次元の悩み?
返信する
Unknown (きなこママ)
2018-03-19 10:01:58
何度もご紹介されてるのに、
毎回驚きの演出があるってすごいですよね。
ここまで完成させるまでに、多くの試作と努力があるのでしょうけど、
それを感じさせないさりげなさ(と、動画で推察)
うーーーん、プロだ。
返信する

コメントを投稿