small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

ヴィパッサナー瞑想で奉仕

2008年10月15日 | 瞑想のこと
奥多摩から新宿へ戻り、そのまま高速バスで京都へ向う。
四ヶ月ぶりの京都・・・
あの時は期待と不安で、ヴィパッサナー瞑想施設訪れた。
いったい、どんなことが・・・
いったい、どんなことに・・・
初体験した10日間コースは多くのものを得た。
さて、今回はサーブ(奉仕)である。
瞑想をする生徒さんを影で支える。彼らの食事の支度をしたり、掃除をしたり、彼らが瞑想に没頭出来るよう手伝うのだ。とにかく毎日の流れに慣れるまでは無我夢中だった。
その日々とは・・・

【朝】
早朝5時15分、眠い目を擦りながらキッチンへ向う。
業務用のヤカン大・中・小を火に掛ける。
沸騰したら、今度は70名分のお粥作りである。
玄米粥、ワカメ粥、コーン粥・・・
食材によってメニューを変える。
主に男性が食堂のセットや掃除、女性が調理を担当する。
生徒さんの朝食が始まると、足りないものを補充したり、なくなったものを下げたり、少しだけバタバタと忙しい。
朝食時間が終ると、私たちサーブの朝食である。
生徒さんの残ったものを食堂で頂く。
すごく美味しくて、いつも時間ギリギリまで食べてた。
どんだけ食べるんだってぐらいパンを食べた。
満腹のまま、朝のグループ瞑想へ向う。
この満腹じゃ瞑想に没頭出来ない訳だ。

【昼】
グループ瞑想が終了すると、次の日の昼食の仕込み開始。
カレー、トマトソース、炊き込みご飯・・・
すでにメニューは決まっている。レシピもあるのだけど、作った人によって、その時によって、メッターによって味が毎回違うとのこと。
給食センターのような大鍋に、力を合わせて切った野菜を入れ煮込む。当初は誰が何に適しているか暗中模索状態だったけれど、日を追うごとに役目が決まっていった。それとともにサーブをしている人々とのコミュニケーションもスムーズになった。
奉仕の仕事は主に二つある。
一つは生徒さんの生活面をサポートするコースマネージャー。
もう一つが生徒さんの食事作りをするキッチンスタッフ。
私は後者である。
初サーブでコースマネージャーになる人もいるし、キッチンマネージャーになっちゃう人もいるらしい。初でマネージャーって何か重荷のような・・・それまたアニッチャーなのか・・・
私がサーブした時は、コースマネージャーもキッチンマネージャーも慣れた人で、サーブ内では特に問題なく静かに動けた。
聖なる沈黙の生徒さんの前では最小限の会話、サーブ内でも男女の分離、無理せず自分が出来ることを出来る範囲で奉仕する。労働とは違い、奉仕なのだから無理は禁物。自分が心地良くいることが大切である。
生徒側では見えなかったことが、生徒側では感じなかったことが、色々と分かる。
生徒さんの昼食が終了後、サーブの昼食。
これまた朝食に続いて、よく食べていた。
その後は昼寝の時間・・・
昼のグループ瞑想開始の鐘に気付かないぐらい深く寝ていた。
寝惚け眼で瞑想、そりゃ集中出来ないはずだ。

【夜】
その後は、夕方のティータイムの用意や次の日の仕込み。
生徒さんがティータイムをしている時に、サーブは台所で夕食である。
ここが生徒さんとは違うポイント。
古い生徒さんは、夜は飲みものしか飲めないからね。
まぁ、夕食も昼の残りものだけど・・・
キッチンマネージャーのnaomiちゃんが料理上手で、工夫好きだったので、毎回美味しいゴハンが食べられた。
ってことで、夜もモリモリ食べていた。
豆乳の美味しさにも、改めて気付かされゴクゴク飲んでた。
これまた満腹状態で、夜のグループ瞑想。
もうお腹がグルグルしていて、瞑想どころじゃない。
講和の時間にシャワーを浴び、生徒さんの質疑応答タイムが終了すると、先生とサーバーだけで奉仕者のメッターバーバナが始まる。
これがすごく良かった。愛と慈しみに溢れる。
一日の反省というか、今日一日を振り返り、明日の奉仕へ。

これが0日目から11日目まで続く。
座るよりストイックでなく、日常よりクリーンな日々。
この奉仕中に無性に座りたくなり、次の10日間コースのキャンセル待ちにしてもらった。
このサーブが次の座りに大きな影響をもたらした。
それは、またの機会に・・・
サーブは一度はしたほうが良いというのは確かだ。

トベYOGAリトリートキャンプ

2008年10月14日 | yogaのこと
あれは確か・・・
一ヶ月前の記憶だというのに、すでに三年前ぐらいに思える。

9月13日(土)~15日(月)
第二回トベYOGAリトリートキャンプin奥多摩
トベYOGAというのは、トベさんなる人物が教えているYOGAである。
トベさんと私の出会いは、三年前インドのリシュケシュにあるYOGAアシュラムだった。
誰にでも親切であり、シャンティな人という印象だ。
その彼はYOGA道を極め、普段は吉祥寺近辺で教えている。
その輪は徐々に拡がっているようだ。

《一日目》
さて、一日目の夕方からYOGAレッスンが始まった。
総勢30名ほどの人々がキャンプ場のホワイトハウスなる集会場に集合。
んー、多くの人が集まっている。
彼の人徳か、彼のYOGAの良さか、それとも両方か・・・
アサーナあり、呼吸法あり、太陽礼拝あり・・・
こんな盛り沢山のレッスンが4レッスンあるなんて・・・
すごくお得なキャンプである。
その後、皆でタイグリーンカレーを作って夕食。
このキャンプ中は、ベジオンリーである。
更に酒・タバコもご法度。
新鮮な空気の元、体の毒素を一切排出する。
温かなお茶を飲みながら、知り合った人々と語り、夜は更けた。

《二日目》
少し森の中へ入り、プラーナーヤマ。
新鮮な朝の空気が体を駆け巡る。
目の前の木々から優しい朝の光りが差し込む。
この風景を見れただけで、キャンプに来ただけある。
朝からシャンティな気分。
YOGAレッスンの内容は、レッスンにより様々だった。
昨年トベYOGAへ行った時より、確実にトベさんはパワーアップした。
教え方が以前より分かりやすい。
昨年末から四ヶ月間インドへYOGA修行しただけのことあり。
この日は、皆でインドカレー作りをした。
トベ特製インドカレーと、チャパティを作った。
生地を伸ばして焼いて完成。
時間は掛かったけれど、完成したカレーは格別だった。
夜は夜で、サフランライスとインドカレー。
これまた違う味になっていて、カレーに飽きることなし。

《三日目》
最後のYOGAレッスンは苦手なスタンディングとか多め。
なんか怖くて、やる前から逃げ腰・・・
まだまだYOGA道は長い・・・
川の音を聞きつつ、最後のレッスンは終了した。
キャンプ場を後にして、近くの温泉へ立ち寄る。
いやー、YOGAの後に温泉。こりゃ最高。
最後の最後まで、至れり尽くせりである。
さすがトベさんである。
大満足のトベYOGAは、こうして終了した。

ただいまーーー

2008年10月13日 | 日々のこと
昨日の朝、無事帰宅。
下界は色に、音に、香りに溢れていて、心身ともにキツイ帰路だった。
クリーンな状態には刺激が強すぎる。
いやー、この一ヶ月は濃かった。
色々な場所で、数多くの出会いがあり、様々なことを思った。
普段では出会えない人々と逢い、偶然の再会や久しぶりの再会があり、人生に新たな種を、確かな実りを感じた。

トベヨガリトリートキャンプ(奥多摩)
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ヴィパッサナー瞑想10日間コース奉仕(京都)
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大阪観光
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第二回ヴィパッサナー瞑想10日間コース(京都)

ちょっとづつ、この一ヶ月を振り返りつつ・・・
どうぞ、皆さんお付き合いください。