京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

釉薬調合・その2

2023-04-22 15:23:56 | 気になるコト
こんにちは。
今日も釉薬調合のお話です。
ポットミルでガラガラ回された釉薬は、
バケツにあけられ、少し沈殿して
上水が出てくるまで置かれます。

なぜなら、ポットミルに残っている釉薬を
水で洗い流しながらバケツに合流させるから。
一滴たりとも無駄にはしません。
(ええ、大量にこぼしちゃったりなんか、、
し、し、しませんよ!モチロンじゃないですか~)



最後の一滴までバケツに入れますよ~!

中身が出されたポットミル

ボールが見えます

ミルの中に入っているボールが
コロコロと転がることによって
中の鉱物が細かく砕かれ、釉薬としての
ムラがなくなるのです。ならば、
長い時間回しているとイイように思いますが、
鉱物の粒が細かくなりすぎても
粒が均一になり「ゆらぎ」が無くなり
面白味のある色が無くなるので、
時間を決めておいて回します。
なので、回す時間は決めておきます。
「同じ釉薬」という再現性が必要ですしね。


重いポットミルからバケツに釉薬を移動中
このポットミルは4キロの粉が入り
調合が出来ます。小さいポットミルです。
これ以外には8キロの調合用もあります。
大きくなるので、もっと重い・・。


回転台に乗せるの、ほんとヤバイで。
大きいわ、重いわ。持つところないわ。
今度訪れた時に「これか」と見てください。
ご要望とあらば、持っていただきます。
ウソです。
割っちゃったら大変なので
持たせません。私も持ちたくない(笑)

そんな、釉薬調合の一コマでした。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
コメント
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