京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

窯焚き

2015-10-14 10:44:25 | 登り窯(玄窯)
窯焚きが終わり、静かな朝の朝日焼です。
とはいえ、店と作陶館は営業しておりますよ~。

昨日の様子。

吉田君が駆けつけてくれております。

その間に私はレンズ磨き

ぎゃ~!スプラッタ!!ではなく。
弁柄(べんがら)と呼ばれる物で磨いております。

弁柄とは・・
<顔料>
酸化鉄顔料では最も生産量が多い。
日本では、江戸時代にインドのベンガル地方産のものを輸入したために
( 天竺国であるベンガルの地名が起源 )「べんがら」と名づけられた。
天然に産するもの・赤鉄鉱もあるが、現在市販されているベンガラ・弁柄は合成されたもので工業用ベンガラである

<研磨剤>
光学ガラスを研磨しレンズやプリズムを製造する研磨剤として非常に広く使用され、ガラス研磨剤の代名詞であった。
レンズ製造現場では単に「紅」(べに)と呼び、これでガラス素材を研磨することを俗に「紅を付ける」「紅を散らす」等という

何と!ベンガル地方出身とは!!知らなかった~。紅いからだと思っておりました。(笑)

磨かれたレンズはごらんの通り

窯の中をきれいに見せてくれます。

 
低い位置にある穴に狙いを定め薪を入れていく・・
簡単そうで、窯内にきちんと並べるように放り込むのは難しいのです。


一番手前の部屋の最後の攻め焚き。

炎の柱がボーボー(笑)

こんなそんなを繰り返し、残り3部屋を攻めていきました。
昨夜は早く終わって夜中の1時。

明日は窯出し。どんな焼上がりでしょうか。楽しみです。
コメント
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