ムカデとことこ

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「ミジンコの動きの波形」

2012-01-12 21:17:35 | 新聞を読んで
今朝の毎日新聞の記事でこんなのがあった。面白い。

「メダカは水中に漂うゴミと餌のプランクトンを

どう区別してくらいついているのか。

餌となるミジンコの動きを分析し、

メダカの捕食活動を引き起こす『揺れ』(波形パターン)を

特定することに自然科学研究機構基礎生物学研究所の

渡辺英治教授らの研究チームが成功した。

・・・・チームはミジンコ一匹が動く軌跡を調べ、

周波数などの波形パターンを解析。

『ピンクノイズ』(別名1/fゆらぎ)という数式で

人工的に再現できる波形パターンを発見した。

・・・教授は『この波形パターンは多くの生物が発生させているため、

生態系の理解にも大きな意味を持つ』と話している。」

とあった。

新聞記事の中でもこういうのは面白い。ワクワクする。

「1/fゆらぎ」という言葉は佐治晴夫先生の本で知った。

とても興味深い。fとは周波数のことらしい。

とても私の頭では理解できない式だけど、

1/fゆらぎの重要な特徴の一つは、

一部分に全体の形が畳み込まれているような性質があること。

”フラクタル(fractal)”とは自己相似性を持つ構造。

部分と全体が同じ形をしていること。

「フラクタルという特徴は、自然界に非常に多く見られ、

例えば一本の樹木や草木を注意深く見ると、

幹から枝への分かれ方や、枝から葉への分かれ方など

同じようなパターンのくりかえしが見られる。

また、山の形や雲の形などもフラクタル性を持っている 」ということ。

そしてまた、1/fゆらぎも自然界に多く見られる。

星の瞬きやα波の波形、そして波の音や風の強さなども

1/fゆらぎであると言われているらしい。

特に、人の耳に心地よく聞こえる潮騒の音やそよ風などは、

1/fゆらぎの傾向が強く見られるという。

音楽でもクラッシック音楽や

心の鎮静効果を伴う宗教音楽などに1/fゆらぎが多く見られるそう。

1/fゆらぎという性質は、

”美”や心地よさという人の感情と深く関わっているよう。

佐治晴夫先生の文章のなかには

宇宙の根源的性質であると考えられているというのもあった。


 


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