ありさの日記

 『ラスベガスの澄み渡る青空より』

混乱

2013-07-03 | 日記

 先日検査で子宮に見つかったポリープの切除手術をしました。

 手術は無事終了し、翌日からほぼ通常どおりの生活はできましたが、すぐに仕事には復帰できないのでお休みをもらっていました。

 

 そんな中、アーティストの一人から連絡をもらい、ショー中の事故のことを知りました。

 初めは何がなんだか理解できず、何度も聞き返してしまいました。

 でも、それは現実で、ただただ驚きと、ショックでした。

 アクトではパートナーをし、ドレッシングルームも同じだったサスーンのことがずっと頭から離れませんでした。

 すぐに二人の子供のことが頭をよぎり、次々と彼女のことが浮かび上がってきました。

 私がこちらに来てすぐの頃、色々なアクトに挑戦し、なかなか自信が持てなかった私を、“あなたはバトン・トワラーなのに、こうやってアクロバットをやろうとしてる・・・私達アクロバット・アーティストにバトンをやれと言われてもできないのよ・・・”と励ましてくれた彼女・・・その言葉にどれだけ救われたことか・・・今でも鮮明に覚えています。

 彼女が丁寧に書いてくれたキッシュのレシピをもとに何度もキッシュを作りました。

 今でもそのレシピは大切に保管しています。

 小柄なサスーンと私だけが、XSのハーネスを使っていました。

 つい先日、私の新しいハーネスのサイズが合わず困っていると、自分のハーネスと比べたり、色々と手助けしてくれました。

 私のサイズに合った新しいハーネスが出来た時、彼女と“次回もお願いすればちゃんとぴったりなハーネスを作ってもらえるね・・・”と話していました。

 でももうその機会が来ることはありません・・・そう思うと、胸が重たくなります。

 

 それと同時に、自分が日々行っているアクトがいかに危険と隣り合わせなのか、色々なことを考えてしまっています。

 ただ、複雑な気持ち、何とも言えない気持ちで毎日過ごしています。

 たくさんの日本の方から、心配や励ましの温かいメールを頂き、本当に感謝しました。

 

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