歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

『日国』第二版・精選版

2008年02月17日 | 本とか雑誌とか
■『日本国語大辞典』第二版の「精選版」を勤め先で買ってもらいました。13巻の元版が50万語収録で、この3巻の「精選版」は30万語だそうです。それが届いて、初めて手に取って見たんですが、日によっては──あるいはわたしの体調によっては──活字が小さすぎてとても読みにくいことがあって困ります。というか実際にそうとう小さな字で組んであるので、これ用の薄いルーペを買おうかと思います。装丁は「精選版」のほうがいいですね。重厚な雰囲気を漂わせながらも、洗練されてます。わたしも「精選版」が出ると分かっていたらこっちを買ったと思いますよ。二年ほど前になりますかね、13巻本を、セールスの人に乗せられてプライベートで買っちゃったんですが、その後引っ越ししていまの住まいに移ってもう一年たったのに、いまだに段ボールの中から出してません。たはーっ。

■当り前?な一般家庭で買う国語辞典としては、この「精選版」がぎりぎり最大のものでしょうね。1冊ごとがずっしりと重いので女性やお年寄りには取り回しがしづらいかもしれませんけど。装丁がいいからオフィスにおいてもおかしくないですよ。昭和の『日国』はいかにも図書館で引く特別な辞書、って感じでしたけど──そして第二版の元版13巻本も日常的に引こうという気にはなれませんけど──、この「精選版」はちっとでも日本人の日常生活に溶け込んでほしいと思います。やっぱり辞書は大事ですよ。ほんとはわたしも13巻本を取っ払ってこの3巻本に買い替えたいんですが、いぜん、昭和の『日国』10巻本(縮刷版、てやつね)を古本屋さんに引き取ってもらったときに、涙が出るほどの二束三文でしか買い取ってもらえなかったので、わたしは13巻本でがんばります。っていうか、はやく段ボールから出さないとね。

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