歌わない時間

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「日本語技術」本の著者たち

2013年11月18日 | 本とか雑誌とか
藤沢晃治さんという著者の、伝える技術の本は、講談社のブルーバックスから『「分かりやすい○○」の技術』というタイトルのシリーズが、古い順に「表現」「説明」「文章」と三冊出ました。そしてその後、この三冊のエッセンスをまとめて、『図解 伝える技術 ルール10』という、判型を大きくした本が同じく講談社から出ました。わたしは四冊とも買いましたが、人に勧める時には最後の図解本をまづは勧めていました。でも現在、ブルーバックスの三冊はまだ生きているけれど、あとから出た『図解』のほうは品切れだそうです。もったいない。四冊とも講談社なのにねえ。講談社は、『図解』を買われちゃうとブルーバックスが売れなくなるんぢゃないかと、心配したか。

日本語の表現技術をテーマとした本は、今たくさん出版されていて、一時期までわたしも相当な関心を持って、どんな本が世に出ているのかリサーチしていました。しかし、実際に手に取って読んでみて、ああこれなら納得が行くな、人にも勧められるな、と思ったものはそう多くありません。著者で言うと、木下是雄、本多勝一、樋口裕一、藤沢晃治、小野田博一、といった人たちの本を手元に置いていますが、それでも、この人の言うことだけ百パーセント聞いていればほかのは読まなくていい、なんてことはないですね。それに、それぞれの著者が、似たような表現技術の本を複数冊出していて、それぞれ内容がかなり重複しているから、本を買う立場としては迷います。

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