Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

六甲全山縦走ツアー 4日目

2022年02月27日 | 
2/22(火)、コロナ禍になってから宿泊施設では食事の際、各自でおかずを取る、ご飯を盛る等の時は必ず手袋着用をお願いされます。
それが誠に取り難くてイライラするのよね。
ここかんぽの宿にはこんなすぐれものあり!
赤丸に手をかざすと手袋の隙間に空気が挿入され、すぐに手を入れることができるのです。
ただ親指は必ず左側なので、左手は手の平を上にしないといけません。
昨晩もコース料理で品数が多かったけれど、朝食はもっとすごかった。
この他に魚の干物やさつまあげ、ベーコンエッグ等が出てきて、朝からおかずの量にやられました。
朝イチでスーツケースを自宅宛の宅配便に出し、チェックアウト。
きょうは出発がいつもより1時間遅い8時。
それではゴール目指して、行ってみよう!
まずは有馬温泉街の散策から。
坂を下り炭酸泉源公園へ。
蛇口付きの炭酸泉源。飲めます!
飲みませんでしたけどね。
有馬ではこの炭酸泉に砂糖を入れてサイダーとして飲まれていたそうです。
国産オリジナルサイダーの素、味見しときゃよかった。
この右側にあった湧いてない感じの湧き出し口。
低温泉のため、覗き込んでも熱くないとのこと。
こちらはボコボコ湧いています。
有馬温泉にはあちこちに鬼瓦が飾られています。
厄払いの意味を込め、外国人観光客にも撮影ポイントとして人気があるそうです。
寺田町界隈にはそんな鬼瓦の横にモンベルルーム 有馬店がありました。
朝早過ぎて、まだ開いてませんでしたけど。
そしてその斜め前には代表的な外湯「銀の湯」があります。
銀泉は無色透明の炭酸泉。
先ほど見てきたサイダーの素ですね。
壁にも鬼瓦。
赤がよく映え、素敵です。
源泉が見えますよと楠ガイド。
湯気がもくもく湧いています。
街中の排水溝も赤褐色の温泉が流れています。
各施設へ供給される温泉の配水管から漏れてしまったのかな?
この方は行基上人。724年温泉寺を建立しました。
有馬温泉が広く知られるようになったのは、この行基上人と十二の宿坊を建てた仁西上人。
そしてたびたび湯治に来ていた豊臣秀吉。
有馬温泉の発展に貢献した三恩人だそうです。
先程の行基上人が724年に建立した温泉寺。
薬師如来が祀られています。
少し歩いてこちらは御所源泉。
金泉(赤湯)で鉄分と塩分が多く含まれ、塩分濃度は日本一の温泉だそうです。
昨晩のお宿の温泉と同じですね。
確かにしょっぱかった。
レトロな看板。
景観にマッチしています。
こっ、これはマッチしているんだろうか?
誰?
奥にお店があるようでしたが、なにせ朝早くてどこも開いてないのよ。
人けのない路地を行く我等。
懐かしのポスト。
ちゃんと機能しています。
この右手の道を上がり天神源泉。
98.2℃もある有馬の代表的な温泉源です。
ちょうど作業中でした。
金泉の成分結晶のためパイプが詰まってしまい、頻繁に交換しているそうです。
なんたって強塩泉ですからね。
静まり返った商店街。
お肉屋さんにはこんなポスターが!
そういえば、六甲全山縦走中に一度もイノシシに遭遇しなかったな。
「ありまサイダー てっぽう水」がある自動販売機。
左隣のドリアンサイダーやタガメサイダーの方が気になる・・・。
金泉の足湯もありました。
これを設置しているのは金泉の外湯「金の湯」。
やはり有馬温泉と言えば、銀泉より金泉でしょー。
赤い欄干のねね橋。
戦乱の最中にも別邸を設けるほど有馬温泉を愛した秀吉とねね。
色が濃く、とても印象深いお湯でしたからね。
橋の近くのコンビニで全員お昼を調達。
その時お財布を出そうとして小銭入れがないのに気付きました。
最後に出したのは温泉寺でお参りした時だ!
伊藤ガイドに付き添ってもらい、駆け足で戻ります。
なんと賽銭箱の上にちょこんと乗っているじゃありませんか。
なのになぜか中身が入ってない!
まあ100円も入ってなかったような・・・。
お気に入りの小銭入れがあっただけでもありがたいッス。
有馬温泉からタクシー2台に分乗し、裏六甲ドライブウェイ経由で再び六甲山ガーデンテラスへ。
ここが本日のスタート地点。
雪の上で朝の準備体操完了。
六甲最高峰へ向かって進みます。
階段を上がり、
北区と東灘区の境を通り、
きょうも車道歩いては、また登山道に入り、
広い山頂に到着!
六甲山 標高931m。
いくつもの山を越えてきましたが、ここが六甲の最高峰。
一等三角点には阪神大震災で隆起し、標高931.13mが931.25mになったと記載あり。
昔は米軍施設で立入禁止だったそうですが、今は自衛隊の通信中継施設になっています。
ちょうど自衛隊の方々と入れ違いになりました。
六甲山の標高は931なので、クサイと覚えやすいですと楠ガイド。
山頂直下のトイレは2021年にできたばかり。
クサイどころかとってもきれい。
休憩を取ると、次々登山グループがやってきました。
トイレ休憩の後はまた車道に出て、
芦屋市に入りました。
先の方にトンネルが見えますね。
トンネル内を進むと芦屋市と西宮市の境がきました。
芦屋市はあっという間に通り過ぎた感じですね。
きょうはここまで雪でもアイゼンを着けずに歩いてきました。
いよいよ急な下りが始まります。
安全第一でここから軽アイゼンを着けましょう!と楠ガイド。
慎重に下って行きます。
ついに標識にも「宝塚」の文字が出てきましたょ。
もう雪もすっかり無くなり、樹林帯の中をひたすら進みます。
ようやく開けたところに出ました。
西宮市のシンボル甲山 標高309mが目の前に見えています。
宝塚の街と遠くに伊丹空港やあべのハルカスまで見えました。
でもまだまだ宝塚駅まではあんなに下らなければならないのね。
もうひと踏ん張りだよ~。
ようやく塩尾寺(えんぺいじ)に着きました。
縦走路はここで終わり、楠ガイドとハイタッチ。
六甲全山縦走完全踏破できました!
参加者が集まり、両ガイドから挨拶がありました。
楠ガイドからは参加者の平均年齢が比較的高かったのにも関わらず、足並みが揃っていたとお褒めのお言葉。
ここから宝塚駅までは舗装道路となります。
これがね、足にくるのょ。
しかもかなりの下り坂の上、そこそこ距離もあるし。
住宅街の中を黙々と歩いていると伊藤ガイドがクイズ大会を開いてくれました。
ワタス達の気分を紛らわせようと最後まであたたかい心配り。
ようやく駅近くになるとウィルキンソン炭酸の自動販売機があり、その横にはこんな案内板が。
英国人のウィルキンソン氏が宝塚で炭酸鉱泉を発見、瓶詰にし発売。
宝塚が発祥だそうです。
宝塚駅が見えてきたぁ~。
長かった3泊4日六甲全山縦走のゴーーーーール!
宝塚歌劇団の本拠地ですからね。
この前で集合写真を撮り、ツアーは解散。
駅ナカの階段も宝塚してました。
ワタスは奥久慈サイクリングツアーでご一緒した大阪のおっちゃん2人と待ち合わせ。
関西方面に来ることがあれば連絡してねと言われていたので、事前にお知らせしました。
JR宝塚駅改札口の前で3ヶ月振りの再会。
新大阪駅に移動し、おっちゃん行きつけの駅ビル2F「美々卯」へ。
うどんすきをごちそうになりました。
初めていただきましたが、具がいっぱい。
だし汁が冷えた体に沁み渡りました。
久々に飲む凍結酒もおいしく、サイクリングや山の話は尽きることなく盛り上がり。
最後に六甲全山縦走マップまでいただいちゃいましたが、また来るかなぁ~?
この日は新大阪駅近くのビジネスホテルに後泊し、翌朝、新幹線で帰京。
前後泊を入れると5泊6日の旅でした。
六甲全山縦走ツアーは夏場や年末も催行していましたが、あえて2月の出発日にしてよかったです。
じっとしていれば寒いですが、歩いてる時は体が温まりますからね。
空気が澄んでいる分、景色はきれいでしたし、有馬温泉側に下りたのもすごくよかった。
そして初めて参加した旅行会社でしたが、おもてなしの心に溢れたすばらしいガイドさんでした。
最後は美味しいうどんすきで〆て、もう大満足です!