Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

環島 9日目

2023年12月08日 | 台湾
11/26(日)、朝から雨の日曜日。
きのうの夜も駅に着いたら降られたけど・・・。
ここまでサイクリング中はまったく降られなかったというのに、
ついに来たかぁー。
そこそこの雨脚で、走るか走らないか?
とりあえず朝ごはんを食べて考えましょう。
宿泊棟はこちらだったのですが、
レストランのある棟は駐車場を隔てたお隣さん。
オープン前から並び、一番で入ります。
レンタルEバイク仲間のA氏に走りますか?と聞くと、
今の雨なら自転車かなぁー?、
E子社長の意見を聞いて決めますとのこと。
いつも最後尾のK氏、3回もパンクしたI氏、レンタル電動バイクのK氏の3名は早々にリタイアを表明。
E子社長にどうするか迷っていますというと、雨なのでゆっくり行きましょう!と言うので、
ラスト1日なのに、ここで止めるのもなぁーと走ることにしました。
となったら、きのうタイヤ圧が減っていると言われましたから、
出発前に空気を入れようとしたら、ガイドの梁さんが入れときましたよ!と。
謝謝、梁さん。
E子社長がフロントでシャワーキャップをもらってくれました。
それをヘルメットの上から装着。
これで頭は濡れないな。
軒下で雨除けするメンバー。
レインウエアの上下を着込み、いざ出発!
スポーツタイプの自転車は泥除けがありません。
なので背中に跳ねが飛び、汚れちゃうんだなぁー。
でもそんなこと言ってられません。
なかなかの雨にフードをかぶせました。
土砂降りでも走る~~~~~。
ホテルから16kmほど走り、海の見える北関海潮公園で休憩。
既にレインウエアはびしょびしょです。
そしてシューズカバーを持参しなかったので、足もぐちょぐちょ。
更に北上し、旧草嶺隧道南下資訊站へ。
ここで予定通りのルートにするか、はたまたショートカットするか?
あまりの雨脚に梁さんがショートカットを選択。
もちろん異議なし!
昔は鉄道も走っていたという旧草嶺トンネル。
新しい草嶺トンネルが設けられたことにより、
旧トンネルは閉鎖され、その後20年近く放置されたままでしたが、
「鉄馬隧道(サイクリング・トンネル)」として再生しました。
雨の中、自転車をレンタルする観光客。
トンネルの中は濡れないので、快適快適。
全長2,167mのトンネルはあっという間に終わってしまい、
また雨に打たれながら、福隆駅へ到着。
福隆といえば「福隆弁当」だそうで、駅前には食堂が並んでいました。
その中のひとつ、駅を背に右側にある「福新福隆便當」へ。
ここでランチタイムとなりました。
もちろお昼は駅弁です。
蓋を開けると、これでもかっ!という量のおかず。
ご飯が見えないほど。
配られたお弁当を駅前食堂でいただきまぁ~す。
エネルギーチャージ満タンで再スタート。
途中、なぜか警察に立ち寄り。
派出所補給站とありますが、なんとサイクリングのためのサポート所を兼ねていたのでした。
ありがたくトイレをお借りしまーす。
中に入ると警察官の方が数名いらして、こちらです!と案内してくれました。
ここから徐々に上りに入りました。
電動ですからね。
少々の上りならまったく動じません。
Eバイク仲間のA氏の後ろに付き、次々とロードバイクのメンバーを抜かしていきます。
上りのゴール、トンネルの手前にワンツーフィニッシュ!
するとベテランライダーの2人がガックリしているではありませんか。
彼らは女性メンバーのYちゃんを一番にしようともくろんでいたのでした。
7日目に電車に乗るか、このまま走るかの2択を迫られた時、
走りたいというYちゃんに賛同し、常に彼女を間に挟みサポートした両名。
なんだか申し訳なかったけれど、5段階のスピードの2でもこの走りですから、
電動バイクには勝てないと思いますよ。
そしてようやく十份へ着きました。
ここはランタン上げで有名な観光名所。
さっそく赤いランタンに願い事を書きます。
人数が多いので、1人1面でした。
ワタスの願いはこちら。
来年また山登りができますように。
LOVE台湾です。
7月にイタリア・ドロミテで右足首を剥離骨折しちゃいましたから。
いまだ月に一度、整形外科に通っています。
来年復活できるよう、切なる願いなのですよ。
書き終わったグループから線路内に入り、ランタンに火を入れてもらいます。
そして手を離すと、
ゆら~り。
飛んでったぁ~。
ゆっくりと上昇する赤いランタン。
この火をつけるところで、不運にも燃え移ってしまったランタンも。
こういう場合はお店側がもうひとつ分を負担するんでしょかね?
そしてみんなが急に線路外に出始めると、
汽笛を鳴らして平渓線がやってきました。
1時間に1本程度の運行だそうですが、
まあ近いったら。
十份を後にし、どんどん標高を下げていきます。
途中のお寺でトイレ休憩。
サポートカーに乗る、リタイアメンバーは濡れなくていいなぁ~と思いつつ。
山の中から少しずつ街の雰囲気に変わり、台北市立動物園が見えてきました。
以前来た時乗った猫空ロープウェイの動物園駅も出てきて、懐かしい。
ホテルまでこのまま走るのかと思いきや、
なんとここをゴールにしますと梁さん。
えー、そうなの?
これからいよいよ市内に入り、交通量もぐんと増えるところでしたから、まあよしとしましょう。
最後は降り続いていた雨も上がり、喜びもひとしお。
9日間、お疲れさまでした!
感動のゴーーーーール!
シャワーキャップが付いたままのヘルメットがちょっと恥ずかしいけど。
みんながんばりました。
すぐにレンタル自転車屋さんのトラックがやってきて、自転車を回収。
途中離脱してしまったガイドの顔さんの車とタクシー2台に分乗して、
初日のホテルに向かいます。
ホテルのフロントでチェックインを待つメンバーの足元。
左はパッカンと口を開いてしまったポンタO氏のシューズですが、
右は濡れないよう、ビニール袋に足を入れ、ガムテープでぐるぐる巻きにしたM氏。
これが大正解。
ワタスは何もしなかったので、シューズがぐちょぐちょになりました。
これ一足しかないのに。
フロントでペーパータオルを一束もらい、さっそく乾燥。
レインウエアもびしょ濡れです。
すぐにお風呂に入り、履物はもうビーチサンダルしかありません。
サンダルで地下鉄に乗り、台北市内の繁華街 中山駅へ。
北京料理レストラン「天厨菜館」が本日の打ち上げ会場です。
皆様、環島完走ほんとうにお疲れさまでした。
乾杯!
こちらの名物は「北京烤鴨(北京ダック)」。
2羽も出てきましたよ。
係の女性がきれいに切り分け、皮で包んでくれます。
久々に食べる北京ダック。
美味ッス。
それ以外も次から次に出てきました。
きょうは雨でとても辛かったけど、なんとか完走できてよかった。
今夜もお酒が進みます。
毎晩、ほんとうによく飲むメンバーでしたが、それも今夜が最後かと思うと寂しいな。
9日間でビール何ケースを消費したんだろ?
デザートの杏仁豆腐。
これで打ち上げもお開きに。
ここで解散。
各自でホテルまで戻ります。
ワタスは近くのスポーツ用品店「DECATHLON」に立ち寄り、その後ホテルまでテクテク。
途中「寧夏夜市」の前を通るもものすごい人で、お腹もいっぱいだし、ここはスルー。
ホテルに戻り、スーツケースを整理し、明日のチェックアウトに備えます。
このツアーは台北集合・解散なので、帰国便もバラバラ。
ほとんど明日の便ですが、延泊するメンバーもちらほら。
何度も参加しているメンバーが3名ほどいましたが、
確かに終わってみれば、あっという間の9日間。
また走ってもいいかなと思うほど、楽しかったです。
ラストはこんな感じで走りました。
本来なら、右の岬の突端をぐるっと回るルートでしたが、
雨なので、小回りに変更されました。
みんな何事もなく無事でほんとうによかった。
という訳で、台湾一周 環島を完走しました!

コメントを投稿