4月13日(木)
お義母さん見舞いの二日目。
朝10時半に、施設へ迎えに行く。
今はだれもいない実家のすぐ近くにある、ここへお連れする。
▲ Cafe & Gallery「さんぽやの四季」さんへ。
少し小高い場所にある。
▲ 斜面には、いくつかの名の知れない花が咲いていた。
きれいだね。
▲ 階段状の小さな坂を、decoはお儀母さんの脇を抱えながら上がっていく。
ここのカフェは2度目で、前回で上がれることは分かっている。
歩く運動もさせたいと思って。
はたして、なんとか二人で上がっていった。
▲ 外に面して細長く設計された店内の、奥のテーブルに案内される。
前回と同じで、一番見晴らしのよい四人テーブルだ。
店内はアンティック調。手前左の家具は横が引き出し状の収納ボックスになる昔の階段だね。
オーナーは画家さんだから、あちこちに自分の絵画が飾ってある。
店内には、石原裕次郎、フランク永井といった超レトロな昭和歌謡が低く流れている。
見ていると、訪れるお客さんも年配の女性の方が多そうだ。
▲ 横には、シンガーかジューキか蛇の目か忘れたが、古いミシンと色んな鉢植えが置いてある。
前回にボクは鉢植えの種を頂いたが、まだ植えてない。
しかしオーナーさんは、そんなこと覚えてないだろうから触れずに黙っていた(笑)。
お儀母さんは、もうそんなに食べれないので軽い昼食でいい。
ということで、アラカルトで頼んだのは、
▲ 小盛りのおそば。
黒いものは、フキの味噌煮。
緑のものは、ナズナ
どちらもこのあたりでは常食ものらしい。
あとは、トマトと卵焼き。これは分かる(笑)。
▲ トースト&クロワッサンとピッツア。
温かいまま、私はパクパクいただきました。
▲ ここは高台なので、窓から佐久・U町の町並みがよく見える。
お義母さんは、この前もそうだったが、あそこに○○が見える・・と喜ぶ。
認知症が進行しても、昔からの町並みは記憶にある。
それに、周りに他のお客さんもいなくて、ここは静かでいいと。
▲ U町の町並み。
手前右端のピンク色の樹は桃。
サクラはまだだ。
今日も天気はよくて、日光で室内もぽかぽかと温かい。
このまま外を眺めていると、春うららという感じがいっぱいだ。
ウララ、ウララ、ウラウラよー♪
(こーゆー曲は決して流れないから)
▲ ここのウリは、フルーツティー。
甘めのティーをゆっくり飲みながら。
▲ decoは、置いてあった地元紹介誌のKURA 4月号を読んでました。
「あら、ワタシまだこれ買ってないわ。帰りにコンビニ寄ってね」
なに、「花を楽しみ カフェでくつろぐ」の特集?
はい、はい。
▲ 色々とお義母さんに話しかけて。
認知症は少しずつ進んでいるようだ。
こちらから亡くなった義父の話を振らなければ、お義母さんから長年の連れ添いの話が出ることはない。
施設の担当者から聞いたことによると、故連れ添いのことを先ず忘れるのは極めて普通のことらしい。
保たれている記憶が幼少期のそれまでに退行して、結婚自体が忘却の彼方になるからだろうか。
これまた、ああ、無情ではないか・・
▲ お母さん、そろそろ帰ろうね。
▲ 施設への帰りすがら、decoがコンビニに入っているあいだ、これまた定点スポットで撮影。
向こうのアサマと千曲川のさざなみ。
風景はどこまでも晴れやかだが、見ている我々の心は翳りがある。
しょうがないことだが。
▲ 後ろを見れば、対岸の向こうには八ヶ岳連峰。
少しかすんでいるかな。
施設へは予定どおり入浴時間の午後1時前に送り届けた。
~・~・~・~・~
さあ、我々もどこかに寄ってから帰ろうか。
で、まず佐久IC近くのここへ
▲ ボクも何度か来たことのある(3度目?)種蓄牧場へ。
そこの駐車場にクルマを停めて。
ずっとお利口さんだった、ポロンちゃんと散歩だ。
▲ 駐車場の横は遊歩道になっている。
白樺の樹のあいだから、向こうに浅間山が見える。
▲ ここからは、浅間山の上から下へのヒゲ状の模様もよく見える。
噴火雲がたなびいている。
▲ 小枝を投げると、ポロンちゃんが走る!
オマエもちょっと運動しなきゃな。
▲ そしたら、ワタシも負けじと思ったのか、走って。
種蓄牧場の中へ入っていくと、
▲ ヤギさんの小屋の前で、ポロンが敢然とヤギにつかかっていく。
▲ すると小屋から、ヤギがポロンちゃんの前に集まってきて・・
ポロンちゃんは、ひるんだ。
やめとけ。
種蓄牧場は、明治39年創設の由緒ある研究牧場だ。正式名は家畜改良センター茨城牧場長野支場。
地元では種蓄牧場の名で親しまれている。
decoなんかは、小さい時は遠足とかでよくここへ来たし、普段も時々通り過ぎる所。
なぜボクがわざわざここへ来たがるのか分からないようだ。
しかしねー、こういう風景って
▲ いいと思いませんか?
広くて、はるか向こうは八ヶ岳がみえるし・・
▲ 林立する防風林?もスッキリしていて・・
ボクなんか、よそ者には限りなく好きな風景なのですが。
さあ、いつまでも見とれてないで、今晩停まるところへ移動しなくては。
明日は軽井沢にちょっと寄っていこう、ということで軽井沢方向へ向かった。
▲ 追分のあたりで、さらに浅間山に接近。
▲ そこからみた浅間山は、夕陽を左横から受けて、
山肌が白い綿というか、シルクみたいになめらかに見えていた。
頂上からスーツと滑り降りられそう(笑)。
昨年4月にオープンしたばかりの軽井沢発地市庭で、野菜のほかに買ったのは、
▲ 今晩は、コレだな!
やっぱり、軽井沢高原ビール!
お義母さん見舞いの二日目。
朝10時半に、施設へ迎えに行く。
今はだれもいない実家のすぐ近くにある、ここへお連れする。
▲ Cafe & Gallery「さんぽやの四季」さんへ。
少し小高い場所にある。
▲ 斜面には、いくつかの名の知れない花が咲いていた。
きれいだね。
▲ 階段状の小さな坂を、decoはお儀母さんの脇を抱えながら上がっていく。
ここのカフェは2度目で、前回で上がれることは分かっている。
歩く運動もさせたいと思って。
はたして、なんとか二人で上がっていった。
▲ 外に面して細長く設計された店内の、奥のテーブルに案内される。
前回と同じで、一番見晴らしのよい四人テーブルだ。
店内はアンティック調。手前左の家具は横が引き出し状の収納ボックスになる昔の階段だね。
オーナーは画家さんだから、あちこちに自分の絵画が飾ってある。
店内には、石原裕次郎、フランク永井といった超レトロな昭和歌謡が低く流れている。
見ていると、訪れるお客さんも年配の女性の方が多そうだ。
▲ 横には、シンガーかジューキか蛇の目か忘れたが、古いミシンと色んな鉢植えが置いてある。
前回にボクは鉢植えの種を頂いたが、まだ植えてない。
しかしオーナーさんは、そんなこと覚えてないだろうから触れずに黙っていた(笑)。
お儀母さんは、もうそんなに食べれないので軽い昼食でいい。
ということで、アラカルトで頼んだのは、
▲ 小盛りのおそば。
黒いものは、フキの味噌煮。
緑のものは、ナズナ
どちらもこのあたりでは常食ものらしい。
あとは、トマトと卵焼き。これは分かる(笑)。
▲ トースト&クロワッサンとピッツア。
温かいまま、私はパクパクいただきました。
▲ ここは高台なので、窓から佐久・U町の町並みがよく見える。
お義母さんは、この前もそうだったが、あそこに○○が見える・・と喜ぶ。
認知症が進行しても、昔からの町並みは記憶にある。
それに、周りに他のお客さんもいなくて、ここは静かでいいと。
▲ U町の町並み。
手前右端のピンク色の樹は桃。
サクラはまだだ。
今日も天気はよくて、日光で室内もぽかぽかと温かい。
このまま外を眺めていると、春うららという感じがいっぱいだ。
ウララ、ウララ、ウラウラよー♪
(こーゆー曲は決して流れないから)
▲ ここのウリは、フルーツティー。
甘めのティーをゆっくり飲みながら。
▲ decoは、置いてあった地元紹介誌のKURA 4月号を読んでました。
「あら、ワタシまだこれ買ってないわ。帰りにコンビニ寄ってね」
なに、「花を楽しみ カフェでくつろぐ」の特集?
はい、はい。
▲ 色々とお義母さんに話しかけて。
認知症は少しずつ進んでいるようだ。
こちらから亡くなった義父の話を振らなければ、お義母さんから長年の連れ添いの話が出ることはない。
施設の担当者から聞いたことによると、故連れ添いのことを先ず忘れるのは極めて普通のことらしい。
保たれている記憶が幼少期のそれまでに退行して、結婚自体が忘却の彼方になるからだろうか。
これまた、ああ、無情ではないか・・
▲ お母さん、そろそろ帰ろうね。
▲ 施設への帰りすがら、decoがコンビニに入っているあいだ、これまた定点スポットで撮影。
向こうのアサマと千曲川のさざなみ。
風景はどこまでも晴れやかだが、見ている我々の心は翳りがある。
しょうがないことだが。
▲ 後ろを見れば、対岸の向こうには八ヶ岳連峰。
少しかすんでいるかな。
施設へは予定どおり入浴時間の午後1時前に送り届けた。
~・~・~・~・~
さあ、我々もどこかに寄ってから帰ろうか。
で、まず佐久IC近くのここへ
▲ ボクも何度か来たことのある(3度目?)種蓄牧場へ。
そこの駐車場にクルマを停めて。
ずっとお利口さんだった、ポロンちゃんと散歩だ。
▲ 駐車場の横は遊歩道になっている。
白樺の樹のあいだから、向こうに浅間山が見える。
▲ ここからは、浅間山の上から下へのヒゲ状の模様もよく見える。
噴火雲がたなびいている。
▲ 小枝を投げると、ポロンちゃんが走る!
オマエもちょっと運動しなきゃな。
▲ そしたら、ワタシも負けじと思ったのか、走って。
種蓄牧場の中へ入っていくと、
▲ ヤギさんの小屋の前で、ポロンが敢然とヤギにつかかっていく。
▲ すると小屋から、ヤギがポロンちゃんの前に集まってきて・・
ポロンちゃんは、ひるんだ。
やめとけ。
種蓄牧場は、明治39年創設の由緒ある研究牧場だ。正式名は家畜改良センター茨城牧場長野支場。
地元では種蓄牧場の名で親しまれている。
decoなんかは、小さい時は遠足とかでよくここへ来たし、普段も時々通り過ぎる所。
なぜボクがわざわざここへ来たがるのか分からないようだ。
しかしねー、こういう風景って
▲ いいと思いませんか?
広くて、はるか向こうは八ヶ岳がみえるし・・
▲ 林立する防風林?もスッキリしていて・・
ボクなんか、よそ者には限りなく好きな風景なのですが。
さあ、いつまでも見とれてないで、今晩停まるところへ移動しなくては。
明日は軽井沢にちょっと寄っていこう、ということで軽井沢方向へ向かった。
▲ 追分のあたりで、さらに浅間山に接近。
▲ そこからみた浅間山は、夕陽を左横から受けて、
山肌が白い綿というか、シルクみたいになめらかに見えていた。
頂上からスーツと滑り降りられそう(笑)。
昨年4月にオープンしたばかりの軽井沢発地市庭で、野菜のほかに買ったのは、
▲ 今晩は、コレだな!
やっぱり、軽井沢高原ビール!
なんとなく大好きな北海道の美瑛を彷彿させて素晴らしいです♪
ワンコちゃんが無邪気に走りまわる姿も微笑ましいな~
ちょっとウルウルしながら拝見しました♪
よろしいし、こういう景色は大好きです(*´▽`*)
もう随分前に成りますがツア-のバスで通過したこと有ります。何処へ行った時だったろうか、日が経ち過ぎて
忘れてます(^0_0^)
お義母さまは環境の良い所で余生を送れてそれだけでも
幸せだと思いますよ、瀬戸内寂聴さんが言います、
認知は本人にとっては決して不幸ではないと、
むしろ色んなことに煩わされる事が無いからと、
済みません受け売りで偉そうなこと言いました。
ボロンちゃん可愛い。
お店でお茶をご馳走になりに寄らせて頂きましたが
三月下旬でしたが、その時よりもお庭がずっと春らしくなっていますね♪
さんぽやの四季さんは何故かホッとするカフェですね。
種蓄牧場 長野牧場辺りの風景は良いですね。
これからここはお花見の人たちで賑わうことでしょう~
ポロンちゃん ヤギに興味津々でしたね^^
ちょっと美瑛みたいな風景ですよね。私も大好きです。こんなところでお泊りしたいと思いましたが、牧場なんかにイヤだと、反対にあいました。分かってもらえないですよね(笑)。
ワンコはクルマの中にずーっとでしょ。かまってもらいたくてはしゃぎまわります。この旅では、また登場しますよ♪
ですよね。冬はものすごく寒いのですが、晴天が多い土地。これからもここの風景、景色を都会の方にお届けしたいと思います。
>認知は本人にとっては決して不幸ではないと、。むしろ色んなことに煩わされる事が無いからと~
完全に認知症、痴呆になれば、煩わされることはないでしょう。しかしその前段階では、本人は記憶が保てないことは理解しており、あたまがボーっとしていて、なぜここにいるのか把握できないことを嘆いて、「自分が馬鹿になってきている」と繰り返して言います。この段階は辛いのではないだろうかと推察すると、やはりこちらも辛いですね・・。しかし見守るしかないし。
ポロンちゃんは、また出てきますので(笑)。
この日はなによりも、さんさんと陽が入ってきて、ぼやーっと外を眺めているのが心地よい日でした。オーナーさんは、佐久病院長のO先生もよくここで外を眺めて休憩されていたと想い出していました。
>種蓄牧場 長野牧場辺りの風景は良いですね。これからここはお花見の人たちで賑わうことでしょう
さすがによくご存じで。種畜牧場入口には桜並木があって、咲けば素晴らしい感じになることが容易に想像できます。しかし、ここの蕾はまだ青く、さらに硬そうな雰囲気でした。今年も見れるタイミングが無いかな・・。
ポロンは、強くヤギに関心を示しましたが(笑)、吼えなかったので安堵しましたよ。
僕は義父母にまだなーんにも恩返し、孝行が出来てないなぁーなんて、Soraさんが佐久にいらっしゃる記事を見ると思います。
ボロンちゃん、頑張ったけと、相手が大きすぎますねー🎵
やっぱり自分より大きいものが迫ってくるとひるみますよね。
軽井沢高原ビール、美味しいですよね。3種類セットを買ったことがありますか、あっという間に飲んでしまいました♪
お洒落なSoraさんご夫婦は軽井沢に合う感じかします♪
けーごさんは、いま自分の仕事で、そしてお子さんを育てあげることで、恩返しされているのじゃあないでしょうか(^^)。
>ボロンちゃん、頑張ったけと、相手が大きすぎますねー🎵~
自分は弱いくせに、大きいモノに向かっていくんですよね。特に飼い主がついていると(笑)。
>軽井沢高原ビール、美味しいですよね。3種類セットを買ったことがありますか、あっという間に~
3、4種並んでましたね。私はワイルドフォレストという一番人気らしいのを買いましたが、飲むと少し甘味がある飲みやすい味でした。
やはり、あっという間にけーごさんは飲んでしまいましたか(笑)。
>お洒落なSoraさんご夫婦は軽井沢に合う感じかします♪~
そうですか、そうですか。私はともかく。今から軽井沢編を書きますので。
ご実家のある町並みを眺められて、お義母さまはたいそう喜ばれたことでしょう。
奥様が、お義母さまに色々と話しかけられる写真・・・とても心にしみました。お義母さま、きっと笑顔だったでしょう♡
私の母は、「あんたが女の子でよかった」「私は娘がいてよかった」と、よく口にします。お義母さまも、きっと、そう思われているのではないですか?
自分の刻んだ歴史が忘却の彼方になるのは、本当に無情ですね。忘れていく自分に気付いて嘆いたり傷ついたりする姿を見るのは、周りの人間にとっても辛いことです。奥様は、離れて暮らしているから、なおさらでしょう。
私は毎日 母に会えますが、時々、母の理不尽な言動に「笑顔でスルー」が出来ない時は、私の事も忘れてくれないかな・・・と、親不孝な事を思ってしまいます。いけませんね。
晴れやかな風景の向こうにある、奥様とsoraさんの心に胸が痛くなりました。
でも、ポロンちゃんが、ヤギにつかかっていく姿にほのぼのしました🐩♡
お義母さんは、「バカになってしまって・・」と何回も愚痴ります。そのたびに、「そんなこといいの。子供がいるから、安心していていいのよ」と受け止めます。そんなに、もう内容のある話は成り立たないのですが。
>「私は娘がいてよかった」と、よく口にします。お義母さまも、きっと、そう思われているのではないですか?~
家内の兄弟は感心するくらい皆、親思いですね。ですから娘だから、息子だからの違いはないですね。今遠隔地にいる義弟とは、スマホTV電話をクルマの中で毎回接続するのですが、義母は義弟と嬉しそうに話してますよ。ま、便利になったものですが。
>私の事も忘れてくれないかな・・・と、親不孝な事を思ってしまいます~
あはは、いや失礼。そんなふうに思うこともあるのですね。でもそれは母・娘の固い絆の証ですね。
>晴れやかな風景の向こうにある、奥様とsoraさんの心に胸が痛くなりました~
junさん、ありがとうございます。でもこんなこと多くの方が負っていることですから。
>でも、ポロンちゃんが、ヤギにつかかっていく姿にほのぼのしました~
私は冷たい人間ですから何でもないのですが、ペットは家内には明らかに癒しになってますね。ポロンちゃん、ありがとね(^^)。