青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

小海は 『君の名は。』新海監督の故郷だ

2016年12月04日 23時12分34秒 | 青い空の日は旅立(全般)
12月2日(金)

Harmony の修理が終わると、早速佐久へ義母見舞いの要請が家内からあった。

信州・佐久へは昼過ぎに到着。
ホームの外出許可をとって、いつもの喫茶店へ。



▲ 喫茶店は内装が変わって、綺麗になっていた。

写真も、柔らかタッチで撮ってみるか。



▲ 義母と家内は、仲よくイチゴケーキを注文。

ボクはモンブランで。

いつものように、認知症の進行を嘆く母の言葉をうけとめながら、記憶に留まる保証のない近況報告を言って聞かせる、母子の会話。

「あしたもくるからね」



翌日(12/3) も晴天だ。



▲ ホームの近くからの風景。

浅間山の冠雪は、きのう関越道を走っているときからよく見えていた。
これからはもっと白くなるのだろう。


義母とは、いつものうどん店でランチだ。

きのう訪問したことは覚えていたようで、家内の顔を見るなり
「これでまた生きていけるよ」と喜ぶ。



義母を送りとどけたあと、
今晩は、定宿の道の駅ではなくて、八ヶ岳山麓のあのお気に入りの場所へ向かった。




▲ 小海町高原美術館

この美術館は、ボクの隠れ家的スポット八峰(ヤッホー)の湯の隣にある。
いつもなんかの展示をしているようだが、こんな田舎の美術館の展示物には全く関心がなかった(笑)。

しかし、「君の名は」はのボクの記事を読んだ家内の幼馴染のNちゃんから、「君の名は」の映画監督の展示をしているよ、と先日連絡を受けた。
じゃあ、見舞いのついでに行ってのぞいてくるか。

4時に到着した美術館と八峰の湯の駐車場は、週末とはいえほぼ満ぱい!
「な、なんだ、これは」と思いつつ、



▲ 美術館の中に入る。

まず映画の主人公、三葉(みつは)と瀧(たき)の看板が出迎えてくれる。
入館料500円。館内撮影不可。

展示物は、「君の名は。」の作者兼監督の新海 誠(しんかいまこと)の、映画作成で使われたコンテの展示が主だ。
監督インタビューの映画も流されていた。
アニメの制作過程に関心のある人はともかく、無い僕には・・ちょっと物足りないか。

そんなことより驚いたのは、新海監督の略歴紹介に「長野県出身」とあったこと。

「えーッ、信州なのお?」
「信州のどこ出身だろう・・」




▲ そんな疑問を抱きながら、美術館を出たときは閉館の5時で周りは暗くなっていた。

八峰の湯に入ったあと、家内がNちゃんに展示を見たよと電話をすると、驚愕の事実を知らされた。

何のことはない。新海誠監督はここ小海町出身なのだ。
(だから名もない小海高原美術館で展示ができるのか)
実家は新津組という地元の建設会社の息子。
本名も新津誠。小海町の「海」をとって、「新海」のペンネームにしただけ。
高校は野沢北高校卒だから、佐久市の高校。義弟と同じだ。(大学は中央大へ進学)

うむむ、まさに家内の地元出身者ではないか・・
あの「信濃の国」(県歌)も歌えるとか(笑)。

ウイキペディア「新海誠」によると、
全作品を通して「新海ワールド」とも称される風景描写の緻密さ・美しさが特筆される。これについて本人は、「思春期の困難な時期に、風景の美しさに自分自身を救われ、励まされてきたので、そういう感覚を映画に込められたら、という気持ちはずっと一貫して持っている」といった旨の発言をしている

「風景の美しさ」・・そうだろう、そうだろう。

ここの浅間山と、八ヶ岳と、流れる千曲川を見て育ったらねー

納得!


追記(12/16)
映画の湖は、この美術館の下にある松原湖をモデルにしているようだ。そういえば松原湖は昔八ヶ岳の噴火で千曲川が堰き止められてできたといわれている。隕石がおちて埋まる映画の湖の着想も・・。




▲ 「君の名は。」展は、12月25日クリスマス日まで。

入館券で、八峰の湯が100円引きの400円に。



翌々日(12/4) の朝。

すなわち、小海町高原美術館・八峰の湯駐車場での朝。




▲ うす曇りだが、今日も晴れ。

朝方は、マイナス一度ぐらいで標高1270mの地にしては、そんなに寒くならなかった。

高地に弱いという評判のベバストFFヒーターも順調に稼働してくれた。




▲ 「ちょっと、ポロンと散歩ね」。





▲ ここからは八ヶ岳も綺麗に見える。

右側の天狗岳。真ん中のとんがりの硫黄岳。左に横岳、一番端に赤岳・・。

イイネー。

クルマがまた集まり出して、9時になったら美術館へ入っていった。
人気あるねー。
小海町美術館では、かってなかった賑わいだろう(笑)


朝食後、我々はここを後にして更に少し上に上がったところにある、小海リエックススキー場へ。



▲ 向こうに見えるのがリエックススキー場

12月8日(木)にオープン予定だ。

用事があるのは、はこの手前にあるリエックスホテル。

孫のUmiちゃんが、雪遊びをしたいと言ってるのでここに来ようかと。



▲ 予約状況を聞くと、1月2月の週末は満室で空き無し。

それでも1月の上旬の週末にキャンセル待ちを入れてきた。

家内はこのホテルの雰囲気が気に入って、「平日に泊まりに来てもいいんじゃない?」

自分は「スキーはしないけど、Nちゃんを呼んで食事をとおしゃべりをする」のだと。

ま、ボクはスキーができるならいいか。



追記(12/16)
・今日のNHKあさイチに出演した川村元気さん(この映画のプロヂューサー)によると、田舎風景は小海、都会風景は新宿をモデルにしていると言っていた。