青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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那須岳~気軽にアルペン気分

2016年08月09日 21時48分20秒 | 同上 (山歩き)
8月7日(日)

那須岳駐車場での朝。

6時半ごろ那須岳を目指して登頂開始。



▲ 登山口には狛犬がお出迎え。

頭をなでて、登っていく。

しばらくの間、樹林帯が続く。
勾配はきつくない。





▲ 道すがら見かけた花々。

ほどなく、展望のいい道になる。



▲ 右手には朝日岳、左手には茶臼岳、前方には両方への分岐点の峰ノ茶屋が見える。

ほとんど平坦な傾斜面の道を歩く。
気温は28度。
今シーズン初めてTシャツ1枚だけになって歩く。
時折、風がそよいできて直に肌にあたり気持ちが良い。




▲ 峰ノ茶屋1720m が見えてきた。

残念ながら、茶屋ではなくて建っているのは避難小屋。
茶臼岳と朝日岳の鞍部になっているここは、風の通り道。
天候が悪いと突風が吹くことがあるとか。



▲ 峰の茶屋で一休み。

風は特に強くない。

後ろの山がこれから登る茶臼岳だ。
斜面の右手には、わずかだが白い噴煙があがっていた。
茶臼岳は、当然活火山だ。

おっと、那須岳という山があるわけではなくて、茶臼岳と朝日岳、それに三本槍岳等の那須連山の総称だ。
最高峰はこの茶臼岳1915m。

さあ行こう。



▲ ガレ場に足をとられないようだけ、気を付けて200mほど上がれば、お釜に到着。

ここのお釜は、水が溜まっているわけではない。
お釜周辺を右に回って茶臼岳の頂上へ出る。




▲ お釜回りの途中で、登ってきた下方を振り返る。

赤丸印が、先ほどの峰の小屋・・
その向こうの、ゴツゴツの山稜を登ったところが朝日岳らしい・・
朝日岳とは逆の左方向の高い山のどれかが(笑)三本槍岳。

足元の茶臼岳と、朝日岳三本槍岳がいわゆる那須岳(100名山)をなす、と深田久弥先輩は書いている。




▲ 頂上への鳥居。

「那須嶽神社」のプレートを掲げていた。




▲ 茶臼岳山頂1915m。小さめの祠(ほこら)があった。

ここからの展望は、360度パノラマなのだが、雲がところどころかかっている。
(かかっていなくても山の特定はボクにはできないが、円盤方位もなかった)


まだ、8時台だしランチというわけにもいかないので(笑)、よし茶臼はこれで下山だ。


峰の茶屋まで下りて、朝日岳へ向かう。

目の前の山腹を右から巻くようにして、次なる岩稜地帯に向かう。



▲ 岩稜地帯へ向かうまでの山道で見かけた花。





▲ 朝日岳がまじかに見えて来る。

赤茶けた山肌は、切れ落ちてかなり崩落しているようだ。




▲ もう岩だけの稜線を伝っていく。




▲ それでも岩のところどころに、高山植物はあるもので。

きみたち、よく見かけるね(笑)。





▲ 「気軽にアルペン気分」と題をつけたが、展望が良くて気分も軽やかになる山というだけで。

クサリ場が続き、このように道が細いところもあるから、滑落したら大変なことになりますので、口笛は吹かないほうがよろし。





▲ 朝日の肩 に到着。

ここから先に続く道は、三本槍岳へ至る道。
往復で2時間ぐらいかかるので行かない。

もう一つの正面には、



▲ はい、朝日岳の山頂が見えてまして、ここを登ります。

この「朝日の肩」のベンチ横に、弁当と水しか入っていないリュックを置いて山頂へ向かった。




▲ 10分ほどで、朝日岳山頂1896mへ。




▲ 茶臼岳の方を見やるが、残念ながら雲がかかってよく見えなかった。





▲ 山頂を確認後、とりあえず朝日の肩へ降りる。

右に登山道が続いているのが見える、三本槍岳へは行くかどうか悩んだ。
天気は晴れなのだが、どうもクルクル空の雰囲気が変わっている。
気温が高いし、雷雨も考えられる・・・やめた。

朝日の肩で、いつものようにコンビニおにぎり弁当を食べたあとは、来た道をそのまま下った。



▲ 下りの道で新たに発見した花でして。左のが珍しいかな。

下りは、難なく終了。

ときどき山頂を振り返っていたが、暗い雲がかかったような・・

その後は知りません。もう振り返らない人生なので。




▲ 駐車場へは、昼過ぎに到着。

早い帰還だな。もう一度、昼飯にしようか(笑)。

いや、いつものように下山後はスタバフレンチローストを淹れてドーナッツを食べて、渇きを、疲れをとった。

避暑にも来たわけなので、もうすこしここにいようかとも思ったが、Tシャツの首回りから立ち上る硫黄臭、いや硫化水素臭をなんとかしたいと思った。

で、山を下る途中で目に入ったここへ飛び込んだ。



▲ 休暇村那須。

ここには、大丸温泉・相の湯というのがあった。
860円と、ちと高かったが那須高原が風呂場から望めるし、泉質が匂わなくてすっきりした。
備え付けのシャンプー類も、立ち寄り湯に入り込んでいるあの共通品ではなくて、クセのない高そうなもので満足した(笑)。



HPより


そのあと、道の駅の御用邸に泊まって、翌朝帰宅。






12 コメント

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今晩は(^^)/ (hiroko)
2016-08-09 23:26:51
半日で1800メ-トル以上も有る山を制覇して来たんですね、流石健脚です(^_^)v

山に咲く花は健気で良いですね、
優しく迎えてくれますね(^^♪

何時もながら楽しい紀行拝見してクスッと
微笑んでました。
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hirokoさん、おはようございます (Sora)
2016-08-10 09:40:55
>制覇して来たんですね、流石健脚です~
まあそれは照れます。単純標高差でいえば450mぐらいですから。ロープウェイも使えるのですが、それはあまりにもお気楽ですから、やめました。

岩場と草原だけかと思ってましたが、そこかしこに花は咲いていました。それほど暑くもなく、この時期に気持ちよくトレッキングできて良かったと思います(^^)。
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すばらしい景色ですね (May)
2016-08-10 11:50:57
那須岳こんなにいい景色だったのですねぇ。

実は7月3日に登山学校で茶臼岳に登りました。
麓は晴れていたのですが、登り始めから霧、霧で何も
見えませんでした。
お釜めぐりの頂上あたりは名物の強い突風が吹いていて
飛ばされそうで身の危険を感じた山行となったのです。

おまけに下りで、浮石に乗ってズル~とすっ転び大変な思いもした山です。
霧のガレ場の写真ばっかりで、良い思い出のない茶臼岳ですが
ソラさんのブログを見たら再度登ってみたくなりました。
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May さん、こんにちは (Sora)
2016-08-10 16:22:44
>実は7月3日に登山学校で茶臼岳に登りました~
え、茶臼岳も先を越されていたのですか・・。レポがなかったじゃないですか(笑)。

突風で、浮石に転び、それは大変でしたね。しかし登山学校の訓練なのだし、Mayさんはきっと今後に活かすでしょう。
晴れた日に、再度トライできるといいですね。今度は鼻歌交じりで(^^)。
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空は秋色 (雲のしっぽ)
2016-08-10 19:08:57
真っ青な空。もう秋色ですね。最近我々の登山は雨にたたられています。。「雨女」なんて不名誉な名前をつけられています。soraさんの山はいつも晴れていて羨ましい。。それにしてもこんながれ場にも可憐な花が…植物の生命力を感じます。秋の山の写真楽しみにしています。
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雲のしっぽさん、こんばんは (Sora)
2016-08-10 20:29:17
>最近我々の登山は雨にたたられています~
残念。この夏の前半は雨が多かったですね。雲のしっぽさんのせいではないでしょう。
でも、もう安定してきましたから、晴女で出かけられたらどうでしょうか。

>秋の山の写真楽しみにしています~
いやいや、まだまだ夏山で私も登りたいと思っていますので、ちとお待ちください。
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Unknown (ハラさん)
2016-08-12 07:28:44
朝日岳 お手軽でいいですよね。その先まで行きましたね。紅葉シーズンもいいのですが休みの日に行って、道路の両脇に駐車の車がいっぱいで散々な目にあった事が有りましたね。最近は行ってませんね。
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ハラさん、こんにちは (Sora)
2016-08-12 10:50:10
朝日岳、そしてさらにその先まで行ったことがあるのですか。若かったのですねー(笑)。

天気の都合で今回は土日にかかってしまいましたが、そんなに混雑しているわけでもなくほっとしました。紅葉シーズンは、ここもそんなに混むのですか。

しかし、今年からはやっと平日にも行ける身分になりましたから、(まだ行ったことのない)日光いろは坂も平日ならなんとか?と期待しています♪
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Unknown (ハラさん)
2016-08-12 21:32:18
3本木槍 2010年のお話でした。http://air.ap.teacup.com/oncho/328.html

紅葉のいろは坂 平日でもそれなりに混みます。我が家は、深夜にいろは坂のすぐ下の駐車場に到着して、車中泊をし、翌朝 夜明けとともにいろは坂を登ります。
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ハラさん、こんばんは (Sora)
2016-08-12 22:25:49
2010年9月の「那須岳メタボ対策山歩き」読みましたよ。たった6年前じゃないですか。
すみませんでした。では、正確な言い方をしますと「その時は若かったのですねー」(笑)。いやいや、冗談です。こういう体験があればこそ、奥様がまた山に登りたいと最近もらされるのは、当然だと思いますよ。

なるほど、いろは坂は下で前泊ですね。そして上で後泊してみんなが上がってくる朝に降りたら、まったく混雑を避けられるということになりますか。ありがとうございました。
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