青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

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雪の入笠山に登る

2021年02月12日 06時00分00秒 | 同上 (山歩き)

2月9日(火)

 

▲ 入笠山(にゅうかさやま)登山口(沢入登山口)駐車場での朝

昨晩にここで車中泊をしたのは、やはりボクだけのようだ。(隣の赤いクルマの登山者は山荘宿泊者のもの) 夜中に目を覚ました時の外気温はマイナス11度Cだった。現在はマイナス8度C。

 

 

▲ 朝食はパスタサラダを挟んだホットサンドと野菜スープで簡単に。

今日の山でのランチはアップルパイを食べようと用意済み。

 

 

▲ 8時過ぎに駐車場を出発。

そのころには、クルマが数台下から上がってきていた。

しかし初動で道を間違えて、いったん駐車場まで戻ってやり直し。

上の表示を見落としていた。

入笠山の手前にある入笠湿原まで60分か。

 

 

▲ すぐに雪に覆われた山道となった。

 

 

▲ 登山道の標識

初めてのチェーンスパイクはすこぶる快適だ。

ザクッ、ザクッ と雪に食い込み、スリップしない。

登山靴で乾いた坂道を登るときは、どうしても靴がスリップすることがあるが、チェーンスパイクは傾斜がある坂でもズレない。いってみればキャタピラー付で登っているみたいで、かえって楽。

 

▲ 入笠湿原に到着。9:18AM

 

 

▲ 入笠湿原

山彦山荘前あたりから湿原全体を撮影。湿原といっても雪野原にしか見えないが。

この湿原のどこかに、春にはスズランが咲くようだ。

 

 

▲ 入笠湿原に面して建つ山彦荘。冬季休業中。

この左には公衆トイレがある。冬場でも利用できるようだ。

 

 

 

▲ 山彦荘のまえの道路を少し進むとこの標識。

右手の広い道(舗装されているらしい)を進んでも左下の遊歩道を歩んでもいい。

次の御所平峠まで、並行して道があるようだ。

ボクは広い道を進んだ。

 

▲ 御所平峠に到着

 

 

▲ 地図看板で現在地を確認する

右下の沢入登山口から入笠湿原まで上がり山彦荘前まで。ここで、スキーゴンドラを利用して上がってきた登山者と合流する(だれもまだ見かけなかったが)。そこから地図の左を進んで現在地の御所平峠まできた。この地は「花畑」と名付けられているから雪原が終われば、花がいっぱい咲くのだろう♬。この近くにマナスル山荘なるものもある。花畑もある休憩所もあるで施設が整っているようだ。

 

 

 

 

▲ 花畑も今は勾配をもった野原でしかない。

登山者はこの雪の花畑を、思い思いに登っていくからだろう定まったトレースがない。

 

 

▲ 雪の花畑をのぼってきて、画面の左側にそれていくと登山道が出てくる。

 

 

その登山道をしばらく登ると、

▲ 右手に行くとちょっとした岩場がある尾根コースと、左手に行くとその迂回コースになる分岐点へ来た。

分岐点の標識がほぼ雪に埋まってしまっている。雪道となればどっちへ行っても同じこと。ボクを先導してくれた(頼んだのだが)地元の年配登山者が左手迂回コースへ行ったので、ボクも付いていった。

 

 

▲ このあたりから、勾配がそれなりに急となり、ボクは付いていけなくなった。

休み、休み上がっていく。

 

 

▲ もう一つの湿原である大阿原湿原(左)へ行く道と入笠山山頂へ行く道(右)の分岐点へ来た。

山頂へはもうすぐらしい。

 

▲ この年配の地元の方は、どんどん上がっていく。

今日はストックを持ってこなかったが、持ってくればよかったと思った。

 

 

▲ ああ、あれが山頂だろう。

黄色ジャケットの先導者の方と、もう一人岩場コースから上がった青色ジャケットの方がもう山頂に到達していた。お二人とも諏訪の地元のかただった。

 

 

▲ 入笠山山頂。1955m。10:16AM

山頂には我々三人しかまだいなかった。

地元のお二人は知らない者同士だったが、片方が私の生まれた年は1955年だと言うと、もう一人も1955年生まれだと。この山の標高と同じ。だからよく登るのだと、意気投合されていた。

ボクが、聞かれもしないのにボクは51年だと言うと、お二人とも「え、えっつ!?」。言わなきゃ良かった。

 

 

▲ 気温はマイナス14度C ぐらいだな。

スキーウエアそのもので来ているから、寒いとは思わないが、風がそれなりにあってじっとしたままでは寒くなって食事は無理だ。

 

とにかく、パノラマの風景を楽しもう。

▲ 先ずは南東の方向には、富士山が見えますね。

 

 

▲ 富士山をズームアップ

こちらからは、雪が少ないように見える。

 

 

▲ 富士山の右横に目をやると。

正面に、鳳凰三山。その右には甲斐駒ヶ岳。

甲斐駒はずっと少し雲がかかっていたのが残念。

 

 

▲ 正面に甲斐駒ヶ岳。右へ行ってギザギザの鋸岳。右端に薄っすらと間ノ岳。

 

 

▲ 更に右へいくと、仙丈ヶ岳。

カールが見える。

 

これらを一食卓にすると南東の方向は、

▲ ①富士山 ②鳳凰三山 ③甲斐駒ヶ岳 ④鋸岳 ⑤仙丈ヶ岳 のオンパレードとなる。

 

 

 

▲ 南西の方向には、中央アルプスが連なるが、木曽駒ケ岳がどれとかは同定できず。

 

更に右手の北アルプスとなると、よくわからず。

 

▲ 北の方向に、諏訪湖が見える。

諏訪湖上方の平らな山が、美ヶ原。

 

▲ 右手に八ヶ岳北部が出てきて、丸い蓼科山。その右が北横岳か。

 

 

▲ 八ヶ岳南部になると、上部が雲に隠れていることもあって、主峰赤岳もどこか分からず。

 

他の登山者も次々と登ってきた。下山開始。

 

▲ 戻りは、マナスル山荘の前を通る。

食堂もあって、平時ならここで暖かいモノでも食べていきたいところだが、今の時勢ではパス。

 

 

▲ 再度、入笠湿原へ。

ゴンドラで昇って来た人もいるのだろう。数名がそりをやったりして遊んでいた。

雪が溶けて、スズランの咲くころまた来ようかな。

 

▲ 登山口駐車場に戻ってきた。11:54 AM

 

 

▲ 駐車しているクルマは、全部で10台。

うち県外者は3台。ボク以外は相模原と名古屋ナンバー。

長野県内ナンバーは、諏訪と松本と長野。

ボクのクルマに石は投げつけられていないようだ、良かった。

 

 

▲ 昼飯はアップルパイは止めて、インスタント塩ラーメンを作った。

サラダの残りと、ベーコンと卵も入れて。

マイルドな味になって、ウマイ! それに暖かい。

 

 

▲ 朝飲まなかったコーヒーも淹れて。

ゆっくり休憩。

 

午後2時に駐車場を出発。

 

▲ 雪・氷結の林道をゆっくりと。

雪面は断続的に出てきたが、要所ではローで進んでスリップする場面は無し。

ウン、これならいいんじゃない。

 

 

▲ 富士見のふもとまで下りると、八ヶ岳がもうすこしはっきりと見えてきた。

 

 

▲ 諏訪南ICから中央道にのって東京方面へ、一路自宅へ・・

というつもりだったが・・・中途で、八ヶ岳PAを越えたあたりから、昔よく乗り降りした長坂ICに来ると・・

to be continued・・