10月21日(金)
前日は米沢市内にて、米沢牛ステーキを食し、上杉米沢藩の史跡を訪ねた後、とある処で仮の宿り。
朝6時に即そこを出発。
米沢から再度福島へ入り、
磐梯吾妻スカイラインの山並みをくぐって浄土平を目指した。
▲
あるブロガーさんが紅葉の名所として紹介していた
「つばくろ谷」の駐車場へ停める。
早朝だから駐車もラクラクだ。
この山側の駐車場から、前方を見やると
▲ つばくろ谷とその上に架かる
不動沢橋。
逆光だが朝日で谷が輝き始めている。
橋の上を車が走っていく。
自分もこの不動沢橋を走って、しばらくするともう一つの絶景スポットへ。
▲
天狗の庭。
この庭で天狗が舞い遊んだという故事にちなんだ名所。
撮影のためには路上駐車せざるを得ないのが難点。
ではコンデジワイド画面では、
PC、タブレット用;
スマホ用;
さらにスカイラインを浄土平へ向かって走ると、
▲ 中央のとんがり
吾妻小富士の右側に火山
一切経山に連なる白い山肌が見えてくる。
先ほどのつばくろ谷の駐車場で地元のおじさんが言うには、火山警戒レベルが数日前に下げられて
今は一切経山に登れると。
ラッキー!
一切経山のふもとに近づくにつれて、硫黄臭が強くなった。
まもなく、浄土平の大きな駐車場に到着。
レストハウスもあり、この辺りの登山・トレッキングとスカイライン観光の拠点だ。
下車、準備。
▲ とにかく、登山開始だ。8:50AM
きょうのコースは、
▲ 中央の
浄土平駐車場1575mを出発し、左回りでまず
一切経山1949mに登り行けたら
五色沼へ。
戻って
鎌沼を廻って
東吾妻山1975mへ登る。反対側を下山し景場平、鳴子平の湿原を周って浄土平に戻る。
最後に、
吾妻小富士1707mにも登ってくると(笑)。明確なCTはないが、5~6時間はかかるだろう。
▲ 前に目指す、一切経山(いっさいきょうやま)が見えてきた。
▲ 道端にあった!
これは、
シラタマノキ。
そもそもこの東吾妻山を登ろうと思ったのは、ブロガー
はなねこさんの記事を見てだ(ボクは真似ばかりしているのだ)。
そこではこのシラタマノキを指でつぶしてこすると、サロメチールの匂いがするとあった。
ヌルヌルにはなるけど、しないよー、無臭だと思う(笑)。
▲ こんな花も。枯れ花かもしれないが。
▲ 酸ヶ平での一切経山への分岐点。
前方に見える酸ヶ平避難小屋の前を通過して登る。
避難小屋を過ぎて、ガレた道を登りつめると、
▲ 一切経山の山頂付近に着いた。
広い山頂付近はさえぎるものがない。
そのかわり、風が一気に強くなった。
下りてくる人が、鼻水が全部吹っ飛んでいくと言っていた、まさにその通りだ。
こんな強い風の中をボクは歩いたことがない。
稜線ではないから吹き飛ばされても危険は無いが、体を低くしてヨロヨロと頂上スポットへ歩いていった。
▲ 頂上1049m。10:00AM
こんなところにはとどまってはおられない。
さらに、北前方へ進む。
アレを見るために。
▲ ああ見えてきた。
▲ 眼下に鮮やかな深いブルーの湖面、五色沼だ。
別名
「魔女の瞳」 ともいう。
一切経山に登る目的は、多くの人にとってこの色を湖を見るためのようだ。
魔女の瞳というからには、色が変わるのかもしれない。
▲ 右端は、薄い青になっている。
魔女の瞳に吸い寄せられるように湖に降りて行きたいと思ったが、思いとどまった。
この風では、空に飛ばされる・・
オズの魔法使いだ。(なんのこっちゃ)
周囲を見渡して、
▲ 福島市内の方向。
さあ、山頂は撤収だ。
▲ 来たガレ場を下って戻る。
左端の大きなアバタ火口が、吾妻小富士。
右端手前ないし奥の山並みが(どっちか分からない)、東吾妻山。
▲ だいぶ降りてきた。
前方の湖が、これから通る鎌沼。
▲
鎌沼の西側外周を半周して、姥ヶ原の湿原に出る。
向こうに東吾妻山。
▲ 姥ヶ原に出て、目の前の東吾妻山に向かって進む。
オオシラビソの樹林帯を上りつめると視界が開けた。
▲ ここも広々した山頂だ。11:50AM
▲ 視界が開けたと書いたが、かろうじて開けているのは登ってきた方向、一切経山方向のみだ。
午後近くなって、ガスが出てきてそれ以外(磐梯山の方向とか)は見えなかった。
▲ ま、弁当を食べよう。
きょうの弁当は昨日米沢市内のスーパーで調達したものだから、いつものコンビニ助六寿司よりは手がこんでいてウマかった。
さあ、降りようか。
▲ 降りたあとは、展望台、ここ景場平の湿原を通って、スカイラインを横切って鳥子平を通過していった。
どちらかといえば、単調。
あたりの紅葉はほぼ終わっている。そんなトレッキングに飽きたころに、
▲ 再度スカイラインを横切って、ここに戻ってきた。
一切経山の見える浄土平に。
▲ 浄土平の駐車場に多数の車とバスが来ていた。14:30PM
ほぼ5時間半の周回山行だ。
お疲れさん。
おっと、まだ付録の山行があった。
▲ スカイラインをはさんで、駐車場の反対側にある
吾妻小富士にも登ってこなくては。
おお、みんな軽装で木段を上がってくよ。
リュックはクルマに置いて、ではボクも。
▲ 頂上の火口全景。
確かにアリ地獄だ。
火口ふちから、駐車場方面のワイド画面を。
PC用;
スマホ用;
▲ この火口の外縁を一周しよう。
▲ 半周して反対側から眺めた火口。
大きさは浅間山の火口と同じくらいかな。
浅間山の火口は更に火口口があって噴煙が出ていたが(キケンだよ)、ここは大丈夫。
▲ 福島市内の方向。
▲ 東吾妻山の方向。
ウン、よく見たね。よく登ったよ。
▲ では、駐車場に戻ろう。
思い残すことはないよね。
そして、じゃあ出発だ。