5月4日(土)
昨晩は、ここ麒麟山のふもとの駐車場で眠ってしまった。
目を覚ますと、やはり女狐に魅惑され、たぶらかされる夢を見ていたような・・
▲ 今日は快晴。昨日一杯だった駐車場も、一夜の夢の跡。車は、昨夜の内に消えてしまった。
▲ この駐車場の前には、麒麟山がそびえている。
今朝は、この山を登ろう。
▲ 案内絵図をメモして出発。リュックには小さいペットボトルを1本だけ入れて。
▲ 昨晩フイナーレで、渡し船が到着した赤い鳥居の横を通る。鳥居の撤去作業をしていた。
ここも夢の跡だ。
▲ 稲荷神社へ続く石段を上がって行くと、昨晩の狐火の仕掛け電燈が道脇にぶら下がっていた。
▲ 登り始めて20分ほどで、小さな金上(かなあげ)稲荷神社に。隣の祠(ほこら)には、狐たちが見ている。
神社を後に、右折して麒麟山頂上194mを目指す。麒麟山には、1252年に会津の藤倉氏が山城を築いた。
山は険しいので、狐も戻るというので麒麟山狐戻城という名があったとか。
▲ あと、もう少しで頂上というところまで来たが、山頂付近で両側に落ちるギザギザ岩場が・・怖かった。194mの山なのに、というなかれ。私は高所恐怖症。2階建ての自宅の屋根にすら登れない。
ヤメタ、ヤメタ。
しかし、この山頂付近から見下ろす津川の景色は良かった。
▲ 手前の常浪川が上の方で阿賀野川の本流に合流して、新潟平野へ向かう。
津川はその川端のほんの一握りの町だ。昨晩はここに何万人集まったのだろうか。
*******
登山を終えて、私は津川を、一夜の夢を、後にした。
そして津川から、もう少し南の御神楽(みかぐら)の山奥を目指した。
先ず立ち寄った滝がここ。
▲ 大尾不動滝。柱状の岩群が滝肌に突き出ているのがユニークだ。この岩を不動明王見立てて命名されたのだろうか。水ゴケの匂いが水煙とともに漂っていた。
▲ 滝を見た後、駐車場に戻ると私と同じ埼玉南部地区ナンバーのクルマが停まっていた。
よく来るね、こんなところまで。
▲ もう少し上に登ると、たきがしら湿原という所に来た。
ビジターセンターを起点に、湿原がずっと広がる。少し歩いてみよう。
▲ 水芭蕉がところどころに咲いていた。白い花の大きな曲線が優美だなあ。
今シーズン、尾瀬はどうしようか。
ビジターセンターの係員さんに聞いた。ここは、もと農地だった。しかし棄農の動きの後、田んぼに水を張って、人工的に湿原状態にしたようだ。したがって、水芭蕉も自然に群生したのではなくて、人工的に植えたのだ。だから植生の仕方が、間隔をもっており人工的だと思った。
自然といっても、まったくの自然はない。人間の手を加え、管理していくのが「自然」だ。
さあ、お腹も空いてきたぞ。できたら、少し歩いたから温泉も入りたいな。
ということで、別の地区へHarmonyを30分ほど走らせた。
▲ 御神楽温泉・ブナの宿 小会瀬(こあせ)に来た。
ブナの森に囲まれた純和風の温泉宿、というパンフ説明だった。確かに一帯は、新緑のブナが一斉に若葉を広げており、これもいい感じ。
▲ 中に入ると座敷には数組の家族が食事をしていた。ブナと芝生の庭がここから見渡せる。
ここのウリは、10割手打ちそば。廊下に出た時、手打ちをしていた。
いつもは、最初におふろに入ってから食事をするのだが、今日はお腹が空いて先に食べることにした。
▲ また山菜天ぷらそばにしてしまった。タラの芽ではなくて、何の葉っぱなのだろうか。わからないがこれも、サクサクおいしかった。蕎麦もつなぎなし特有のボソボソ触感で、満足。これで、1050円はうれしいね。
先のたきがしら湿原に行く道すがらでは、自動車を停めて男女が山肌で山菜獲りをしているのを何組か見かけた。ああいうのもやってみたいな。今そのノウハウはまったく無いが。
食事のあとはお風呂に。小さな浴室だったが、ぬるぬる感のある、肌がスベスベになりそうないい温泉だった。
▲ さあ、予定はすべて終わった。
青い空と、ブナの淡い緑が目に入る。心は晴れやか。 よし、帰ろう。
小会瀬を午後2時頃に、後にした。自宅まで350kmの道のり。
やはり関越道のGW渋滞も有り、7時間半後の午後9時30分に無事帰着。
お疲れさん!
了
昨晩は、ここ麒麟山のふもとの駐車場で眠ってしまった。
目を覚ますと、やはり女狐に魅惑され、たぶらかされる夢を見ていたような・・
▲ 今日は快晴。昨日一杯だった駐車場も、一夜の夢の跡。車は、昨夜の内に消えてしまった。
▲ この駐車場の前には、麒麟山がそびえている。
今朝は、この山を登ろう。
▲ 案内絵図をメモして出発。リュックには小さいペットボトルを1本だけ入れて。
▲ 昨晩フイナーレで、渡し船が到着した赤い鳥居の横を通る。鳥居の撤去作業をしていた。
ここも夢の跡だ。
▲ 稲荷神社へ続く石段を上がって行くと、昨晩の狐火の仕掛け電燈が道脇にぶら下がっていた。
▲ 登り始めて20分ほどで、小さな金上(かなあげ)稲荷神社に。隣の祠(ほこら)には、狐たちが見ている。
神社を後に、右折して麒麟山頂上194mを目指す。麒麟山には、1252年に会津の藤倉氏が山城を築いた。
山は険しいので、狐も戻るというので麒麟山狐戻城という名があったとか。
▲ あと、もう少しで頂上というところまで来たが、山頂付近で両側に落ちるギザギザ岩場が・・怖かった。194mの山なのに、というなかれ。私は高所恐怖症。2階建ての自宅の屋根にすら登れない。
ヤメタ、ヤメタ。
しかし、この山頂付近から見下ろす津川の景色は良かった。
▲ 手前の常浪川が上の方で阿賀野川の本流に合流して、新潟平野へ向かう。
津川はその川端のほんの一握りの町だ。昨晩はここに何万人集まったのだろうか。
*******
登山を終えて、私は津川を、一夜の夢を、後にした。
そして津川から、もう少し南の御神楽(みかぐら)の山奥を目指した。
先ず立ち寄った滝がここ。
▲ 大尾不動滝。柱状の岩群が滝肌に突き出ているのがユニークだ。この岩を不動明王見立てて命名されたのだろうか。水ゴケの匂いが水煙とともに漂っていた。
▲ 滝を見た後、駐車場に戻ると私と同じ埼玉南部地区ナンバーのクルマが停まっていた。
よく来るね、こんなところまで。
▲ もう少し上に登ると、たきがしら湿原という所に来た。
ビジターセンターを起点に、湿原がずっと広がる。少し歩いてみよう。
▲ 水芭蕉がところどころに咲いていた。白い花の大きな曲線が優美だなあ。
今シーズン、尾瀬はどうしようか。
ビジターセンターの係員さんに聞いた。ここは、もと農地だった。しかし棄農の動きの後、田んぼに水を張って、人工的に湿原状態にしたようだ。したがって、水芭蕉も自然に群生したのではなくて、人工的に植えたのだ。だから植生の仕方が、間隔をもっており人工的だと思った。
自然といっても、まったくの自然はない。人間の手を加え、管理していくのが「自然」だ。
さあ、お腹も空いてきたぞ。できたら、少し歩いたから温泉も入りたいな。
ということで、別の地区へHarmonyを30分ほど走らせた。
▲ 御神楽温泉・ブナの宿 小会瀬(こあせ)に来た。
ブナの森に囲まれた純和風の温泉宿、というパンフ説明だった。確かに一帯は、新緑のブナが一斉に若葉を広げており、これもいい感じ。
▲ 中に入ると座敷には数組の家族が食事をしていた。ブナと芝生の庭がここから見渡せる。
ここのウリは、10割手打ちそば。廊下に出た時、手打ちをしていた。
いつもは、最初におふろに入ってから食事をするのだが、今日はお腹が空いて先に食べることにした。
▲ また山菜天ぷらそばにしてしまった。タラの芽ではなくて、何の葉っぱなのだろうか。わからないがこれも、サクサクおいしかった。蕎麦もつなぎなし特有のボソボソ触感で、満足。これで、1050円はうれしいね。
先のたきがしら湿原に行く道すがらでは、自動車を停めて男女が山肌で山菜獲りをしているのを何組か見かけた。ああいうのもやってみたいな。今そのノウハウはまったく無いが。
食事のあとはお風呂に。小さな浴室だったが、ぬるぬる感のある、肌がスベスベになりそうないい温泉だった。
▲ さあ、予定はすべて終わった。
青い空と、ブナの淡い緑が目に入る。心は晴れやか。 よし、帰ろう。
小会瀬を午後2時頃に、後にした。自宅まで350kmの道のり。
やはり関越道のGW渋滞も有り、7時間半後の午後9時30分に無事帰着。
お疲れさん!
了