青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

GW 身延山久遠寺

2013年04月27日 17時42分31秒 | 青い空の日は旅立(全般)
4月26日(金)

【続き】

国道1号線沿いの静岡県・由比漁港を後にして、富士川に沿って52号線を北上。山梨県に入った。
南アルプス市の手前に、身延町(みのぶちょう)がある。
身延町は、日蓮宗総本山の身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)があることで有名。

別段、私は日蓮宗に関係ないが、奥まった山の中にある古寺ということで行ってみたかった。できたら、身延山も登れないかと。



▲ 写真左が身延山の駐車場。その駐車場の奥に、久遠寺へ上がる無料斜行エレベーター(写真右)があった。
駐車場は有料で、1時間300円。そのあと30分毎に100円追加だ。時間制を知って、身延山を徒歩で歩くとかの計画は止めた。

エレベーターの係員の70代ぐらいのおじいさんが、Soraに話しかけてこられた。

「オレも退職金を使ってキャンピングカーを買おうと思っていた。けど(買う前に)嫁が死んでしまってな。いっしょに全国を回りたいと思ってたが。」
じゃあ一人でも、心だけ横に奥さんを乗せて、周られたらいかがですか。
(高倉健さんの『あなたへ』を思い出していた)
「でもなー、一人で旅行したら、さびしくてなー。面白くないんだよ。」
・・・・。
(Soraの意見を言っても、せんないと思って)
そうですね。。

エレベーターで上がると、諸堂が集まる平地に立った。1875年の大火で大半の堂は失ったようだ。
その後徐々に再建されてきたので、堂は比較的新しそうだ。その分壮大な感じがした。



▲ 本堂。立派で荘重。




▲ 御真骨堂。日蓮上人の骨を安置する八角堂。




▲ 祖師堂からみた五重塔。


お堂を見た後は、諸堂の裏から身延山へ上がるロープウェーが出ている。
せっかくなので、上がってみることにした。



▲ ロープウェーより、遥か眼下に駐車場が見える。


ロープウェーは7分ほどで、海抜1153mの地まで上がった。



▲ 奥ノ院。階段前には、立正安国の台座の上に日蓮上人の像が。




▲ 展望台から、下界を見渡す。霞がかかっている中、富士川が流れる。


身延町を離れ、さらに甲府の方へ北上すると下部(しもべ)温泉へ。
まだ3時過ぎで、温泉に入るにはちょっと早いが、この先には無いのでここで。
下部温泉は、「武田信玄の隠し湯」として昔から有名だとか。



▲ 温泉街の入り口にある下部温泉会館で立ち寄り湯があるということで、ここに来た。
町営だろう。料金400円を払おうとしたら、今日は「ふろの日」(26日フロ?)で、タダだと言われた。
ヤッター!

先客が4人ほどいたので、写真は撮れなかったが、浴室の外は山肌が間近で、木々の青葉が風に大きく波打ち拡がるさまに、見とれていた。

最後に、浴槽に浸かっているのはおじいさんとSoraだけになると、おじいさんが独り言のように話かけてこられた。

「このお湯は昨日のと同じ湯だよ・・・。」
けど、源泉かけ流しではなくても、少しづつ源泉を入れているんじゃないですか?
「ここは、源泉なんかないよ。冷たい水を温めているだけ・・。源泉は上の(値段の)高い温泉のところだけ。」
けど、温泉会館ってあるじゃないですか?
「それは会館の名前だけ。お湯は違うの。」
(あとで見ると、脱衣場には温泉の成分表が貼ってはありましたが)
「70歳以上になると、無料。オリャは毎日ここに来ている。来ると、県から会館はその分補助がもらえるの。」
(ひょっとしてSoraは、70歳に見られただけ?? アホな)

真偽のほどはわかりません。
83歳のこのじいちゃんは、「どうせ死ぬんだから、好きなことをやったほうがイイよ。迷惑かけるわけじゃないんだから。」と私を諭していきました。
(はい、やらせていただいてます)
お元気で。


今日は平日で周りに人もいないからか、人生の先輩から話かけられて、いろいろ教えられてしまった。


**************


下部温泉を後にして、富士五胡の一番西側の本栖湖(もとすこ)を1周する形で、次に着いたのはここ。



▲ 今日の宿泊地、富士のふもとの道の駅朝霧(あさぎり)高原

背景の富士山は着いたときは、雲がかかっていたが、今は頂上が夕陽を受けて薄いピンク色に。

明日も晴れるだろう。