詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

寝る前の一人思い

2008年05月25日 | うたかた 2008

わたしの友達は煙草と水
隣人は猫
暗闇がベッド

箱から出ない生活は
あと何年続くのだろう
カクッと死ねないものだろうか

今から寝て
そのまま目が覚めなければいいのに
寝てる間に死ねたら
それは
この上もなくしあわせなことだ

たまに降る雨は
慰めだろうか
遮光カーテンで心をガードして
眠ろう
人に触れれば触れるほど
神経裸な心は閉じ込めないとけないから
わたしは
黙って
寝る
寝てしまおう
神経裸な心は
押さえないと
心を
感染させてはいけないから
自分からだって
逃げなきゃ

いつまでも
寝ていよう

無理を押しても
寝ていよう。

2008 5 25 am5:20



2 コメント

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aoさん (miyu)
2008-05-26 17:07:11
aoさん
わたしはたいてい、いつも元気で、
明るいところが大好きなんだけど、
時々、暗闇にひとりでいたいと思うことがあるよ。
そんなときの、わたしの友達は、何だろう。
物思いかな。

そんな心の状態のとき、
aoさんの詩を読むとね、
カクッっと死にたいなんてね、
どこか共感してしまうんだ。
たぶんそれも、本心ではないと
自分でわかっているらしいのに、
一人、悲壮になったりする。

aoさんの人を寄せ付けないほどの孤独は、
わたしみたいなセンチメンタルじゃないね。

それなのに詩を離れて、交信すると、
すっごいおもろいやつで。

だから、すごく気になる。
心底辛いんだろうって。
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miyuさん (ao)
2008-05-27 21:20:01
miyuさん

カクッと死にたいっていうのは人類共通の願いかもね。
だって、散々苦しんで痛みの中で断末の叫びと共に死にたくないもんね。
やっぱり、静かに、眠るように、っていうのがいいよね。

自分でもね、時々自分の書いたものを読み返してみて、ビックリするよ。
これ、同じ一人の人が書いたものなの?って。
あまりに対極に位置する人間像が同時にあって。
こんな複雑な脳みその持ち主ならその心の中は無事に済むわけがないって、客観的に思うよ。

うっひゃっひゃ~!とか言ってるわたしもホントなら、重い詩書いてるわたしもホントだし。
折り合いつけて統合できればいいんだけどね。
まだ修行が足りないらしい。トホホ。

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