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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

亡き闇夜の中のデュオへ

2004年11月05日 | panic系
せっかく14と話ができたというのに。
その内容を全部消してしまったのでもう二度と再生はできない。
何故ナイアガラなのか。
今となってはどうでもいいこと。
わたしはあの坂の上で電話した。
今はもう亡きクリームソーダになってしまって。
もう二度と体をその空間に存在させることはできない。
二度と。
不可能。
完璧に。
あなたはコーヒー。
わたしはクリームソーダ。
赤いビロードのカーテンのような生地でドレスをつくったらいいのに。
ね。
そうよね。
駅。
駅。
駅。
あんな山のあんな寂びれたところでそれを1本。
わたしは寝ていた。
そういえば頭の中でモーツァルトが鳴っていた。
ジュピターじゃないよ。
ジュピターは嫌いだ。
40番よ。
40番。
OH!なつかしい。
40番。
なつかしいなつかしいなつかしい。
山の峠。
わたしは我が母の教えたまいしうたがどうしても欲しかったの。
アアなつかしい。
オンブラマイフ。
庭の千草。
菩提樹。
BYRERO
沈む夕日を見て同じことを感じ入るのはあなただけよ。
ブレンドの・・・。
あの街でわたしは何を食べたのか覚えていない。
緑と・・・。
歩いたわね。
ええ。
そうね。
走ったわね。
ええ。
そうね。
山。
海。
草。
まち。
雪。
サクラ。
夕日。
ビラ・ロボスはサイコウね。
ええ、覚えています。
19XX年X月。
そうね。
あなたはホールでわたしを待っていたのでしたね。
ああ何故、何故、わたしはここにいるのでしょうか。
Yはコケタ。
Yはコケタ。
Yはコケタ。
あの花カゴはどうしましたか。
あの花の絵はまだありますよ。
あの喜びの花。
デュオ。
デュオ。
デュオ。
亡き闇夜の中のデュオ。
笑って!
笑って!
もう一度笑ってください。
もう一度わたしに笑って。
どうしたらいいというの。
わたしのからだは全身、黒い油にまみれて目が開かない。
何もつかめない。
雲の中。
雲の中。
雲の中。
そこからもう一度降りてきて。
そしてまた。
ひと気のないそこで・・・ふたりで・・・
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、オワッテシマッタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、ナクシテシマッタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、キエテシマッタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
エイエンノツボ。
クラインノエイエンノツボ、ソノナカニ、マミレテシマッタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
スベテハイジゲンノゴースト。
ミエナイイジゲンノワク。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
ナニモカモキエテシマッタ。
ナニモカモキエテシマッタ。
ネコガネテイル。
ワタシハダレ。

19XX X月23日



心なんだよ

2004年11月04日 | うたかた 2004 宇宙よりの
死のきたなさは見させてもらった過去に
ヤバサイトで嫌というほど
惨過ぎて
最早人ではない塊が
ごろごろいる
殺人の現場
事故の遺体
人ではなくなっているのだ

なんてまだまだ甘い蜜のように思えてくるよ
脳みそぐちゃぐちゃ
顔はぐしゃり
体は
体だったの?

自殺に関するものもね
そんなものいくら見たって
知ったって
死ぬ人はは死ぬのだ
誰かによって
何かによって
止めようはあるだろうタイミングの問題か
それが一瞬でもずれれば
そこはもう天然の領域
人智の手の届く範疇ではない

すでに逝きゆく心に
常識は要らない害にこそなれ
愛情?
何の
それほど必死か生きるものよ
死に急ぐ者たちの文字通りの必死さを上回るほどの
死への何かしらの必死さがあったのか生きるものよ
止められない無念?
傲慢だ
生も死も直視して深すぎて気も狂わんばかりの係わりを持ったのか身を挺して心を賭して
たった人ひとり分の命さえ
ひとりで把握なんてなかなか出来るもんじゃないさ人間なんて
そんな完璧なもんじゃないから
自分の頭の上のハエさえなかなか掃えんだろう
わたしもそうだ

逝った事実を覚悟なさいな
その心を深く受容してあげて
自ら逝った人の心を否定するようなことは
頼むからしないで

それこそ浮かばれんだろ
死後の世界がどうのなんてわたしは知らない
だけど
何よりも大切じゃないのか心は

全身動けず勿論手も指も
口もきけず
ベッドに張り付いたまま死を待つその人は
目で合図して本を書いた
目だけで
そして死んだ
何がそうさせる
心じゃないか

壊れた心だって
逝った心だって
心なんだよ。

04.11.3 pm9:20



調和の幻想

2004年11月04日 | うたかた 2004 宇宙よりの
調和の幻想はまさに調和にほかならなかった
だけどホントに幻想はあるのであるよ

そこここその辺その辺り
あそこもここも向こうもどこもかしこも
ある一点からすれば
おおよそ全てと言っても過言で無い程
調和の幻想はそのまま言葉の通りに幻想の体にほかならない

幻聴ではない
幻覚ではない
それは現象学とはいえ
明らかに歴然と自明の理として
調和の幻想なのです

今更調和は望むまい
関係ないと言ってしまいたい

言ってしまえないこともないが
それを言っちゃああなたおしまいよ
ということで
とりあえず
言わない。

04.11.4 pm7:34


82の人

2004年11月04日 | うたかた 2004 宇宙よりの
82のその人の一心でわたしには屈託の無い声を聞くと
心が瞬時に受容モードに切り替わる

82のその人に最早何の罪も在ろうはずも無く
50年前40年前がどうであったとしても
今その人の心は洗われてきれいなものだ

わたしの超個人的人間関係がどのようなものであるにせよ
その人の心には何の係わりもなく

足繁く通うことの出来ないわたしの心は
甘えているだけだ

ごめんなさい
こんなわたしの顔でも
見たいですか?

ぼちぼち行きましょか
あなたに会いに

04.11.4 am4:56



タイトル未定

2004年11月03日 | うたかた 2004 宇宙よりの
攻撃性は自身へ向かい
わき上がり漏れ出でて溢れだす内奥の血を
押さえる行為は飢餓を呼び
さらにその上の冷静は
冷腸の自我に転移して

そんなことを繰り返していればやがてどうなるかも予見の上で
求める脳を止めようがない

行ってしまうか森へ
いっそ行くのか木々へ

自分の脳と戦うのは死にたくなるほど疲れる
何よりも先に先ずそれありきのわたしは
およそ営みを全うし得ず
現実に顔を出す頃には
消耗している

年齢による期待などは無いのだから
忍耐の続く限りを忍耐し
そのあとのことは
わからない

04.11.3 am4:33


どこ行こう

2004年11月03日 | うたかた 2004 宇宙よりの
そうだった
しばし非難していたので
忘れ様だったよ

そうなのだ
銀色の海がまた
見え隠れしている
その時は
空までもが
銀色になって
人々はおろか
葉の一枚一枚までもが
銀色になってしまうのだよ

銀色の道を
わたしは歩いて
銀色の道路を
わたしは走って

銀色の空気の中を
歩を進め
銀色の圧縮された時間が
皮膚の周りに張り付くように
絡まって
一歩を歩くのに
抉られて
一歩を歩くのに
時間が濃くなって
一歩を歩くのに
空間が
重くなって
耐えがたき疲弊。

その全てをいっしんに浴び
ここははたして地球という星なのか
それともわたしが異人なのか

それでも日常は続いてゆき

こんなにも生きてしまったわたしは
どこへ飛ぼう

04.11.3 am3:40


アンダンテ・カンタービレになってしまうのです

2004年11月03日 | panic系
盲目でしょうか。
従順でしょうか。
バカなのです。
きっと笑って死ぬでしょう。
血を流しても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
殺されても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
けられても。
なぐられても。
突き落とされても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
アンドロイドに。
なってしまいました。
丸。
丸。
丸。
丸。
泣かされても。
えぐられても。
ぐじゃぐじゃに。
かき回されても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
ふるえても。
みじめでみじめでどんなにみじめでも。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
愛情でしょうか。
信頼でしょうか。
無条件の。
心酔でしょうか。
バカなのです。
正常ですか。
正常です。

ぬるぬると。
血の海は。
横たわり。
ぬめぬめと。
心は。
身もだえて。
うつうつと。
ニンゲンは。
落下。
おお。
なんという。
キョウイの。
アンダンテ。
たおやかな。
バイオリンの。
流れ。
足が泣く。
足が無い。
足が無くって。
歩けなくっても。
それで。
身もだえしても。
激しく。
たたかれて。
激痛が。
全身を。
貫いて。
脳てんを。
おうだしても。
たとえそれが一日中続いても。
だからそれで。
どんなに眠れなくても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうのですよ。

ああ貴方。
貴方はいったい。
何ですか。
どうしてそんなところを。
とんでいるのですか。
何故そんなとこに。
来たのですか。
何をしに。
来たのですか。
イナ。
イナ。
イナ。
そうじゃありませんでした。
失礼。
イナ。
イナ。
イナ。
そうじゃありませんでした。
アンダンテ・カンタービレは。
それは雲だから。
貴方の。
あずかりしらぬところで。
勝手に。
わくのですから。
貴方には。
関係ない。
と。
いえるのですね。

心は。
もはや。
眠りに。
入ってしまいました。
ざんこくな。
キョウキのもとが。
それなのに。
何度も。
何度も。
おうだされた。
そのキョウキ。
そのものなのに。
ああココロって。
何を。
考えて。
いるのでしょうね。
脳みそは。
どうしたと。
いうのでしょうね。
ムイシキは。
どうしろと。
言っているのか。
アンダンテ・カンタービレです。
でも。
そんなこと。
わたしには。
タイショ。
しきれません。
どうして。
いいのやら。
わかりません。
キョウキと。
シーツが。
同一です。
キョウキと。
シーツは。
同じです。
おそるべき。
ココロ。
ナルシスですか。
いいえ。
セガキです。
セガキは。
やがて。
目覚めて。
セガキは。
乗り移る。
セガキ。
はリピドーですか。
いいえ。
セガキはタイジの盲目な肉塊です。
わたしには。
どしても。
そう。
思えて。
なりません。
セガキは。
リピドーでは。
ありませんよ。
わたしには。
そう。
思えます。
そう。
思います。
そう。
思います。
にくしみは。
愛情の。
うらがえし。
といいますから。
やはり。
セガキは。
タイジの盲目な。
肉の。
かたまり。

95.8.19 am9:30






バカは死ななきゃなおらないんです

2004年11月03日 | panic系
殺されても。
殺されているって。
わからないで。
手をのばして。
笑って。
死ぬでしょう。
きっと。

わたしなんか。
いっそのこと。
殺してしまった方が。
いいのかもしれませんよ。
わたしは。
死ななきゃ。
わからない。
死んではじめて。
落ち着く。
んです。
そんなこと。
するわけ。
ないじゃありませんか。
て。
言うんなら。
やっぱり。
自分でやるしか。
ないんです。
ピストルでもあったら。
ホントに。
気が楽なのに。
まどろみは。
かいつまんで。
わたしは。
今日も。
ブタになる。
ブタになる。
わたしは。
自ら。
行ったのだから。
自ら。
決着つけるしか。
ないじゃ。
ありませんか。

もう。
何もかも。
終りだなんて。
言わないわよだって。
何にも。
無いんだから。
そんな。
セリフ。
思いつきもしやしない。
バカはしななきゃなおらない。
ブタはヒトには戻れない。

95.8.19 am10:55


鉱物になってしまった心

2004年11月02日 | 重い系
ああ表情ほどあてにならないものはないのですよ
表情なんて石の心を持ってしまった人間にとって
どうにでも
なるものなのですよ
たとえ誰が何十人束になってかかってきたって
石の心のその人は
いとも容易く跳ね返してしまうことなんて造作もないこと
むしろそういう時
石の心は鉄の心に成長するのです
ポーカーフェイスなんて
二つか三つの頃から始まっているのですから
長い長いキャリアがあるのです
石の心を崩すには
それを崩せる程のさらに頑強な確かなものがなければ無理なのです
鉄の心を熔かすには
鉄を熔かせるほどの熱が無ければ無理なのです
それ以下のものは受付ないのですよ
だって石なんですから
鉄なんですから
もはや生まれようのない
鉱物なのですから
鉱物になってしまったものを
再生しようがないじゃありませんか
彫刻でもしてみますか?
オブジェでも 
作ってみますか?
そんなわけのわからないこと
できる人なんていませんよ
人々よ
さっさと眠っておしまいなさい
わたしも眠ります。

95.8.23 am5:55


タイトル未定

2004年11月02日 | 重い系
頭が回りません
考えが浮かびません
組み立てが出来ません
あなたの顔が思い出せません
会った次の日
もう一ヶ月経ってる気がしてゾッとした
家へ帰ると顔が分からなくなるから
あなたの写真がほしい
カメラを持ってって
一枚撮りたい
いいでしょ。

物の影に脅える
視界のスミが一番イヤだ
とても怖い
そういう時
とても怖い
現実のあなたなんて
わたしの心の中には居ない
現実なんて有り得ない
だから
現実のあなたなんて
わたしの中には居ない
観念の、白日夢の、思いの、夢の、幻の、あなたが何人もいる。

わたしには
消すか消されるか
ひとつしかない
やるかやられるか
それしかない
消すか消されるか
捨てるか捨てられるか
殺すか殺されるか
それしかない。

夢だけじゃない
白日夢だけじゃない
無意識だけじゃない
現実が
気が付きはじめている
意識が
起きようとしている
わたしには耐えられない
耐えられないことが
始まろうと
目を開ける
時々
意識が起きようとしている
わたしには重すぎて
何もかもが
わからない。

嫌だ 嫌だ 嫌だ 嫌だ

黒い雲のりたい。
そして消えたい。

95.12.11 am1:20


血の陶酔

2004年11月02日 | 重い系
血が必要だ
愛なんて今はいらない
血が必要だ
血を流さなきゃ
そうしなきゃ
血が見たい
赤い血が見たい
血の陶酔
ああドキドキする
ワクワクする
血を思うだけで
胸が高鳴るよ
君たちの気持ちは充分分かるよ
いつになったらその日がくるのか

95.12.13


だんだん悲しくなってくる

2004年11月01日 | うたかた 2004 宇宙よりの
だんだん悲しくなってくる
すべてに叱責されてるようで

だんだん悲しくなってくる
すべてにクギ刺されているようで

だんだん悲しくなってくる
コトバのすべてに落とされる

だんだん悲しくなってくる
どの空旅する自己肥大

だんだん悲しくなってくる
鑑みれば自己不毛

だんだん悲しくなってくる
涙は二の次愚の骨頂

だんだん悲しくなってくる
決して鳴けないホトトギス

ああその空を飛びたい
その空は飛べない

だんだん眠たくなってくる
昼も朝も夜も。





些細なことで

2004年11月01日 | 哀系
耐えられない    
泣きたい      
うろたえる     
          
消えたい      
あなたに      
嫌われるなら    

死ぬまで
想い出に
生きるもの

いやなの
あなたが
怖い

お願い
わたし
見て?

お願い
あっち
向かないで

あなた
向こうへ
行かないで

壊れる
わたし
すぐに

ダメになる
わたし
すぐに

ホントは
わたし
脅えてるから