現に
胸のあたりから
咽のあたりを
いやらしく指を伸ばし
刺激しながら
口のあたりに
うっと込み上げる
切なく
息苦しい感覚
その
込み上げたものを
鼻から口から
吸い込んだ
多量の酸素と一緒に
複式呼吸で
腹部の奥へ
深く吸い込み
込み上げたものは
全ての思考を
ストップさせてしまうほどの
ぬめぬめと
生々しい
むかつくような
だるさに乗りうつられた
もはや二酸化炭素とは言えない二酸化炭素と化して
腹部の奥深くから
ストレートに
直通で
口とも鼻とも言いようのない
胸の外へ
口のものとも鼻のものとも言いようのない
わたしのにおいと一緒に
吐き出される
幽冥な中に幽閉された幽鬼のような憂色な心
誰かに言ってみるにはあまりにも水面下に広がり過ぎた
氷の山のような常を逸する心の深淵
心を求める心がだんだん現実から遠ざかって
どんどんピュアにピュアな心を求めるどんどんピュアになる心
黒い墨で作ったマーブリング模様のわたしの空に
区別できないほどの灰色の溜息が浸透してゆく
程度を超えてうつろい漂う
わたしの溜息はいつまでも続く
多分
いつまでも続く
87.5.13 pm8:09
胸のあたりから
咽のあたりを
いやらしく指を伸ばし
刺激しながら
口のあたりに
うっと込み上げる
切なく
息苦しい感覚
その
込み上げたものを
鼻から口から
吸い込んだ
多量の酸素と一緒に
複式呼吸で
腹部の奥へ
深く吸い込み
込み上げたものは
全ての思考を
ストップさせてしまうほどの
ぬめぬめと
生々しい
むかつくような
だるさに乗りうつられた
もはや二酸化炭素とは言えない二酸化炭素と化して
腹部の奥深くから
ストレートに
直通で
口とも鼻とも言いようのない
胸の外へ
口のものとも鼻のものとも言いようのない
わたしのにおいと一緒に
吐き出される
幽冥な中に幽閉された幽鬼のような憂色な心
誰かに言ってみるにはあまりにも水面下に広がり過ぎた
氷の山のような常を逸する心の深淵
心を求める心がだんだん現実から遠ざかって
どんどんピュアにピュアな心を求めるどんどんピュアになる心
黒い墨で作ったマーブリング模様のわたしの空に
区別できないほどの灰色の溜息が浸透してゆく
程度を超えてうつろい漂う
わたしの溜息はいつまでも続く
多分
いつまでも続く
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