詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

コンバス。

2013年11月18日 | 白い小石-M君の。

何で青い猫がコンバス弾いてるんだろう
自分はもう弾かないのに

弾きたくなったって
二度と弾けないじゃない

君のあのコンバスはどうなったの?
わたしには何も解らない

解らないまま
君が冷たい石の中にいる

わたしはまた其処へ行けるかしら
いつ?

m君わたしね
コンバス弾いているんだよ

君が離してしまったコンバス
今わたしは弾いている

そしてそこに何よりもの
幸せを感じている

君に見てもらいたかったよ
毎日毎日下手な音でコンバス練習しているわたしの姿

わたしコンバス弾いているんだよ?
君と一緒に買いに行ったあのコンバス

コンバスはわたしを
掛け値なく笑顔にする

m君、
わたし、幸せだよ

君無しで
コンバスに触っている

君は必ず
喜んでくれるね

笑ってくれるね
笑ってほしかった

君に
笑ってほしかった

ありがとう
m君

そして
ごめんね。

2013.11.18 am9:16

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