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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

innocence

2008年04月12日 | うたかた 2008

何がわたしを許す
誰がわたしに与える
自分で自分を許す術は知らない
持ってない

自分を許せない者は人も許せないって
かつてわたしは書いた

生まれ落ちて瞬間
無条件に罪悪感がインプットされる人間なんているのだろうか
イナイダロウ

払拭出来得ないこの罪悪感が心の髄にサガとして定着し染み渡っているのは
わたしの罪だろうか
わたしの所為だろうか

80歳の歳になったら払拭できるのだろうか
それまではこのままだろうか
それまで生きているだろうか
生きていたとして
それまでの人生このままで楽しいか

このままで
この
払拭出来得ない罪悪感が心の髄にサガとして定着し染み渡っている状態を継続しながら生きて

9日後47歳になるよ
47年間生きてきたって
ホントにこの病的 "シンドローム" は変わらない
専門家は分類を確実に言うことをこだわるが当事者のわたしにはそんなことどうでもいいこと

ただ死なない為の生
生きる為じゃなく死なない為ということ

このクオリティの違いは人生を真逆に変える

楽しいか
楽しかないよ

嬉しいか
嬉しかないよ

喜びか
別に

充実してるか
nothing

払拭出来得ない罪悪感が心の髄にサガとして定着し染み渡っているこの状態を継続しながら生きて行く限り
いくつになってもこのままなんだろう

そう思うことしか出来ないそれがわたしの47年間の結論

生きたいか
サア・・・

08.4.12 am7:01

Innocence01111

『innocence』 by yamasaki yuzuru


限度の先で

2008年04月10日 | うたかた 2008
居ていいんだろうか底なんて無いのに
存在なんてないんだよあまりに希薄で
見えてるものは本当は何一つ表しちゃいないんだそこじゃないそうじゃない

そこじゃない
そうじゃない
ここじゃない
どこでもない

とっくに居なくて同然なのに
必死さこの世に留まるために

これでいいかい?
なんて言われたってもうこれ以上のことは何一つできやしないよ

とっくに全てを越えているんだ
限度っていう言葉の意味は
無意味っていう意味だね。

08.4.8 pm9:57
(with D)



土台

2008年03月24日 | うたかた 2008
この、土台の崩れた建物の上に
何を築く
何も築くことはできない

いつ崩壊してもおかしくない危ない家の中に
わたしは住んでいる

このいつ崩れてもおかしくない危険な家は
巷に吹く心地よいそよ風でさえ
花を薄っすらと湿らせる程度の霧雨のような僅かな雨でさえ
その普通ならばあろうはずのない刺激にもならないような微々たる刺激で
一生を棒にふるほどの、人生を変えてしまうほどの打撃を受けて
まるで塵あくたの埃とおんなじだ

どこにだって捨ててしまう
自分を

廃墟のような守りのない心は
容易く自分を土の中に
埋めてしまう。

08-03-21 19:42


実感

2008年03月24日 | うたかた 2008
どうしても自分を現実に繋ぎ留めておくことができない
触れている間だけだ

離れたら、わたしの中には残らない
わたしの中には地がないから

何をも
繋ぎ留めておくことができない

何てカラカラ
希薄

残したくても残らない

わたしには地がない
大地は存在しない

幽霊ですか。

08-03-21 19:19


自壊

2008年03月19日 | うたかた 2008
自分に土台が無いというのはこういうことなのだろう
この尋常ならざるメンタルの不安定さは
如何ともしがたい
他によらず自らの内部から崩れていく

ひしと脳裏の根幹で自覚しつつも
どうすることもできない
底へ底への落下を極めて冷静沈着かつ客観的に見極めながら
成すがままにしかできない

明日は明日の風なんか吹かない
何にもしてないのに、風の吹きようがあろうはずもない

メンタルの不具合を素直に感知し様々な症状を出してくれる体の訴えに
メンタルは更に念を押され烙印を押され証明され嬉しかないよ

しこたま薬飲んで
眠り呆けたい。

2008-03-19 19:52




平日昼過ぎの萎縮

2008年03月19日 | うたかた 2008
玄関の
ドアの前人が通る
恐怖心が緊張を呼ぶ
胸の中がギュウと縮こまって
身が固くなる

平日昼過ぎ毎日マンションの管理人がドアの前にやってくる
掃除という彼の仕事をするために

わたしは
そのことを毎日のように忘れ
平日昼過ぎ毎日のように突然の人の気配と物音に驚き
平日昼過ぎ毎日のように恐怖心が緊張を呼び胸が詰まり
身が固くなる

なんと怖いのだろうドアの前を人が通過するという事象は

願わくば誰も
アポイントなくうちには来ないでね
そしてピンポンも
押さないでね

そっとしておいて
ください。

08.3.19 pm2:43




春は来る

2008年03月19日 | うたかた 2008

Akai

春は来る
春は来て

命は素直に
生まれる

何も選ばない
ただ
あるがままに
あるがままを
飄々(ひょうひょう)と受け入れて

分を嘆かず
息づく

小さな妖精の
遊園地の
楽しげに

生まれていい
始めていい

心根の純朴な音には何回だって
春は来る。

08.3.18 pm11.37
photo「赤いニョキニョキ」by bho


凌駕

2008年03月19日 | うたかた 2008
Qwhat_do_you_see_3


どんな不条理に晒されても
この泰然さはどうだ
なんと見事な立ちっぷりじゃあないか、君

風がどうした
雨がどうした

自業自得を愚痴って嘆いて恨んで
憤懣遣る方無い自己憐憫を撒き散らす
我々人間とは大違いだ

君の潔(いさぎよ)さは
人類ののたまうアートなんかは諸共しない

風を嗅げるだろう
空と語るだろう
鳥は来るだろう

やがて命は
繋がるだろう。

08.3.18 pm10:48

photo 「Q:What do you see?」by bho



真っ暗

2008年03月17日 | うたかた 2008
真っ暗
なんて落ち着いていいんだろう

真っ暗
やっぱりわたしの避難所

何も見えないって
なんて神経を刺さないんだろう

こうして眠って
次に目覚めることなく死んでしまえたら

どんなにかいいだろう

08.3.17 am4:19





月の光り

2008年03月15日 | うたかた 2008

君は
海で大地で山で
故郷のようだ

無邪気にはしゃぐ子供のようだ
泣く子を抱く揺りかごの手だ

君の懐の深さ
不変の深海

君に救われて甘えて支えられてばかりの僕
同じことを
君にしてあげられるだろうか

何より誰より愛しい君

僕は
夜毎君の眠りを優しく包む
月の光りになりたい。

pm9:54


2008年02月27日 | うたかた 2008

太陽じゃなくて

太陽はね
とっても疲れてしまうの明る過ぎて眩し過ぎて
テラテラに晒された銀色の海なの

世間の生なる思念に押し潰されてわたしはあっさりと
向かえないうちから魂がぐしゃって
潰れてしまう

でもあなたの言葉は真夜中の青い吐息みたいに
わたしをふわってくるめてくれる

自身を絶望した魂のわたしでも
あなたは絶望ではなく希望

すぐに死にたくなる癖のわたしは
あなたという星を夢見て
あなたを想って
それだけは
わたしは生きているのね

あなたの一瞬の
架空な夜

わたしの一瞬の
架空な夢。

2月27日 am0:33


冷たい

2008年02月25日 | うたかた 2008

冷たい
なんてこの脳の冷たいこと
急激に固くなって
やっぱり石だ
最後わたしは石になる


ガラガラ崩れ落ちてゆく情動を感じれば感じるほどに
わたしは
固く 冷たい 石になってゆく

魂の冷たい脳は
どうやって温めたらいいのか知らない

涙は実際
何の役にも立たない

最愛なものはわたしに傷付けられるために存在しているわけじゃない
最愛なものをわたしは守りたい

ならば
石になるよりないと思う

石の寿命は
あと何年。

2008-02-24 14:54


疲れた

2008年02月25日 | うたかた 2008

そこへ行きたいなんてもう言わない
やっぱりK市を目指すよ

わたしは誰ともやっていけないみたいだから
誰にも相対することのない
死を選びたい

この世を生き続けるには
心が軟弱過ぎる

よく今まで踏ん張って生きてきたと思う
それ自体凄いことなのに
誰か一人でもいいから真実認めて欲しいよ

でももういい
疲れた。

2.24 13:7