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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

緑を殺した

2004年07月28日 | panic系
緑を殺した
わざとそうした
快感

抵抗
反抗
転移
そして、快感

緑を殺した
水なんかやるものか
カーテン閉めて部屋も暗くしてやる
みんな死ね
皆殺しだ
ハーッ!!

緑を殺した
甘え?
気を引くための
訴求

快感
パラドックス
カタルシスだ
緑を殺した
なんという
ジェラシー
   1995.11.27 am3:15


ムイシキのたくらみ

2004年07月26日 | panic系
ムイシキがたくらんでいるのに決まってる
イシキが硬くなる
どこかで大きな扉が閉められてゆく
自由な行き来はもう出来ない
わたしは倦怠してゆく
分離してゆく
硬直してゆく
扉は重過ぎて自分の力では開かない
そこに門番が立っている
こっちの様子を窺がっている
すでにあたりは暗い
生命反応ナシ
荒涼とした砂漠、広がるのみ
石と砂、在るのみ
部屋の景色に まどろみがない
笑ってください
いっしょに 笑ってください
わたしの心
笑う心にしてください
暗闇に入ってしまったから
あたりを 暗闇に包まれてしまったから
ムイシキが 鍵をかけてしまった
ムイシキに叩かれた
わたしはムイシキに叩かれました
ムイシキに、叱られました
思考が、溶けてゆく
       1995.8.26 am 5:20 


嵐の夜 2

2004年07月26日 | panic系
嵐の夜
わたしはおそわれる 誰も知らないそんなこと

嵐の夜
脳は音もなく白に染まって胸の中身が脳を舞う

嵐の夜
ああ抱いていてって言えたらいいのに

嵐の夜
こなごなに砕けて心よ それをまた拾うのです

嵐の夜
石になりたい

嵐の夜
耳を塞いで眠りましょう
朝になったら鳥のさえずりと共に昇っていきましょう 空に
空に
もう再び
下りてこなくていいところまで行きましょう
行きましょう
そしてきっと
雲に抱かれて 眠りましょう 眠りましょう

嵐の夜
凍る
                1995.8.23 am 5:35





嵐の夜

2004年07月26日 | panic系
嵐の夜は誰もいない
心は風に吹かれてヒューヒューとっくに飛んで行ってワナワナ ワナ
 ワナ

嵐の夜は誰もいない
窓がガタガタ ピューピューいって下から吹き上げる魂はどんと胸を叩
 く

嵐の夜は誰もいない
ひとりで目だけが大きく膨らむ

嵐の夜は誰もいない
すがりたい思いは発散と同時にカラカラの空気が咄嗟に吸い取って
 キーンと夜がなる

飛んでる飛行機は恐いよ
すごい音がして恐いよ
飛んでる飛行機は恐いよ
わたしめがけて落っこちる気がして
胸がギュウと締め付けられる

嵐の夜
誰もいない
                       1995.8.21 am 3:43


ふくよかな消滅

2004年07月26日 | panic系
グロキシニアは枯れました
グロキシニアに羽が生えて溶鉱炉に行きました
溶鉱炉です 溶鉱炉です 溶鉱炉ですよ
ミストの中です
あの小さなデンドロも
枯れました
死にました
わたくしが、殺しました
パンダと一緒に親をコロしました
パンダと一緒に旅をしました
ミストの中に
ひずみの向こうに
ゴースト ゴースト ゴースト
壁に花が咲きます
壁にゴーストが咲きます
存在
それはふくよかな
消滅
           1995.8.18 am 9:23



CLOSE

2004年07月22日 | panic系
close close close
今日はもう close だね
昔昔のその影のセリフ
close close close
横浜は close した
close 音楽も
活動も
躍動も
もう閉じられてしまったの
わたしには関係なくなった
あの美術館の夏の夕暮れのように close
森閑として人から離れ寂しいばかり
close close close
閉まっちゃったのよもう開かないの
close わたしは閉まり
しじまが
闇にこそ華やかに鳴る
            95.9.12 am 8:34


神経が抜けたんです

2004年07月22日 | panic系
ここいらあたりはどこも暗くて何もありません
猫が寂しがっています

生きもの
殺したい 殺したい 殺
冷たいの 冷たいの 冷たい!
笑っている カナガタのお化け
子供の頃脳みそが親を殺した
母親を殺した
父親を殺した
「今日はもう、お眠りなさい」
ええ
ありがとう
うれしくて、泣いてしまいます
くずれたの
ヘナヘナって
その場に
泣いていました
泣いていました
だって
神経が抜けたんですから
ピューッて
              95.8.17 pm 11:51


うるわしい、脳みその中の手

2004年07月21日 | panic系
ああ 手を見てしまった

ブルーの光り

ああ 手を見てしまった

心臓が走るよ

ああ 手を見てしまった

ああ! ああ! ああ!
 
胸が痛いよ 痛いよ 痛いよ

また、また、また、胸が動くよ 動くよ

ああ!手を見てしまった

何故? 何故? 何故?

悪魔がいたずらをしている

   ina

悪魔は本気

だって死神は

そこここにいる
 
        95.8・18 am 0:23


愛はあなたの・・・

2004年07月21日 | panic系
子供の頃
ドーナ ノービス パーツェン をうたった
ドーナ ノービス パーツェン の中から ピエ イエズ を出して
風呂の中で泣いた。夜
朝になったら
雪だった
雪の中に、雪の中に、your face
ああ なんという喜び 至福のとき そして終わった
愛はあなたの愛撫
ミストレス
ある朝窓から出て行って
木々の中に消えた
あとには朝食のカケラが少し 
わたしはガラスを投げて
床に白いコナが広がる
背徳のイヤリング
ベットの向こうに落ちてしまったから
ペリドットの二つのイシも
食堂の湯のみの中
あなたが連れていった青木ヶ原のそこ
わたしは道がわからないので
嵐の夜の森 嵐の夜の森 嵐の夜の森 嵐の夜の森・・・
                       95.8.18 am 10:23


慟哭

2004年07月21日 | panic系
子供の頃メロディは違っていた
もっと子供の頃メロディは違っていた
感性が泣いた
心にヒビが入った
あなたはそれを忘れた
あなたはそれを忘れた
プラットホームにひとり
ああなんて幸せなことなの
少女の少女趣味めが
線上の慟哭
一次元の詰問
そこは洞穴だわ
眠りたいのに
眠れやしないじゃないの
暗闇の
闇夜の慟哭
許して!
        95.8.18