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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

心だけ

2007年01月18日 | うたかた 2007

女は女
女は所詮最後に女になる

あなたは知らないだけ
わたしを

心だけなんて
思いつめて縛りつけて

でも言わない
わたしは何もしない

出来ないの
想うことの他は

とっても
切ないわ。

1.10 pm8:57
 A氏の作品に


蒼い痛さ

2007年01月08日 | うたかた 2007

どうして届かないものばかりを想ってしまうの
どうして遠くばかりを見てしまうの

月が繋がっていたって
空が続いていたって
夜を共有していたって

わたしはここにいる
蒼い痛さが
途方に暮れる。

 A氏の作品に


2007年01月08日 | うたかた 2007

理性という超抑圧
検閲という門番
超自我という支配者
自戒というわたしを縛り続ける鎖

自分で打った杭の激しさに手も足も出せない
その杭が心臓から入ってわたしの体を貫いている

感情を押し込めて押し込めて圧縮して
石の硬さが心中に広がって
加速度的に心がペラペラにプレスされていく

盲目の闇を落ち続ける果てしのないスパイラル
記憶さえ落ち続ける霧の闇が塞いでしまう

感覚の子供は潰される
想いはビリビリに引き千切られる

スパイラルの鋭利な先端が
わたしの情動にとどめを刺している

自らの心臓を一突きにしたわたしは
無限の杭を心臓に刺したまま

明るく笑う
楽しく話す

心なんて何処にも見えない
記憶喪失の頭が一人で歩いている。

1.5 am4:16


甲殻機動蠅

2007年01月04日 | うたかた 2007

頭の中を超スピードで
画策しつつ走り回っては機能を停止していくバグ
甲殻機動蠅

記憶が消されていく
実感を奪われていく

止める手立てが無い
手がつけられない
見えないくらい速い

コントロール不能
停止不可

自分の焦りも疾風のごとくにサッとさらわれていく
あっと思うともう居ない

どんどん石になる
どんどん冷たくなる

能面の二つの穴が
わたしを見張りながら心の中飛んでいる

どこまで抑圧に圧殺されるのだろうわたし
温かいものが全て消えていく

自分で打った杭は
自分では外せない。

am6:22


涙は残ってね。

2007年01月03日 | うたかた 2007

涙は残ってね
痛くても
辛くても
悲しくても
切なくても

涙は人のぬくもり
これ以上
冷たくならないでわたし
凍らないで想い
行かないで心

泣いたっていいじゃない
心が動いてる
じたばたともがいて
人でいるじゃない
心は反応している

止まらないで涙
傷ついたっていいから
消えないで心
冷たくしないで
冷たくならないで

温かいよ涙のほうが
氷りになった心の石より。

pm8:14


消えるの?

2007年01月03日 | うたかた 2007
経験は辛さを癒さない
経験は辛さを素早く抑えて
見えない何処かに隠してしまう

何処に行ってしまうの心
何処で繋がっているのわたしとわたし

記憶を断たないで心
温かさを奪わないで
大事なの
わたしの心の最奥の
最も大事な思いなの

意識のなんと脆いことか
無意識の抑圧に
わたしが消されてしまいそう

繋ぎとめて


お願いだから
わたしの心を消さないで。

pm7:19


青の枠

2007年01月03日 | うたかた 2007

四角いその青い世界
深い深い青い色

自分がそこに居るようで
透けて見えなくなった心の想い
幽霊のように
月夜の青一色の空気に同化

わたしは何処にもいない
わたしは何処にもいてはいけない

なのに愛しさが深くて
深くて愛しさに負けて

わたしは deep blue になって
その絵の四角い枠の中で
空気にだけなっていればいい

どうせ飛ぶことなどできないのだから
青い空気にだけなって
溶けて消えたい

わたしなんか
いらない。

 Y氏の作品に


おぼろ月夜の深いblue

2007年01月03日 | うたかた 2007
おぼろ月夜の青の深淵に
その空気のblueに
溶けて消えたい

入って行って
消えてしまえばいい

悲しまないで
ステキな人
愛しい人

理解できない自分を
見えない自分を

持て余すだけ持て余して
頭の中が白くなって
何んにも見えなくなって
透明になって

わたしの心は何処にいるの
わたしの頭は何をしているの

ただ深淵なblueの夜に
影さえ気付かないおぼろ月夜の無音の闇に
その深淵なblueに

消えたらいいんだ
わたしなんて。

 Y氏作絵「BlueBlue」に

謝る

2007年01月03日 | うたかた 2007

知人友人の辛いことを知ると
自分のことが頭から消えて
放っておけなくなるおせっかい

自分のことを棚にあげて
取り繕って
カッコつけて
独り、芝居こいて
何やってんの自分
真剣に

ホントはね
自分の頭の上のハエが
うるさくてうるさ過ぎて
この歳まで手に負えないんだよずっと

ごめんなさい
ごめんなさい

わたしは
自分のことが何一つ普通にできい
カタワモノです。

07.1.1 am5:34