苦しむのは嫌だから 眠るように死にたい コロっと あっさり死にたい 死ぬわけにはいかない理由 無視することは 天涯孤独の身だったら 苦しむのは嫌だから コロっと死にたい 今死んでも いいでしょう別に 想像力なんて 無ければいいのに。 |
生活をしなければ生きることが成り立たないなんて
日常をしなければ生きていけないなんて
生業は
生と引き換え
死にたくなけりゃ
やれ
命は
人質
あっさり死にたい。
褒められると
不安に
なる
意味がわからないと
不安に
なる
どうしていいのか
窓を
閉じる
そのうちに恐ろしくなって
縮こまる
もうこれ以上は聞けないと思って
口籠もって
退く
不安だけが独立して
いつまでも
残る
泣きたく
なる。
崩れた理性より怖いのは
目覚めた野生だから
猫達
わたしには今しばらく近づかない方が身のためだ
わたしと目を合わせない方がいい
取り繕いの理性と
その裏の壊れた野生は共存できるものだから
人の目なんて誤魔化すのは容易いことだから
猫達
トバッチリ受けないように
わたしを無視して暮らした方がいい
壊れた野生は
より弱き者へ向かうのはお約束
野生の感同士
離れていようね。
破壊の衝動が胸を突く
破壊してはならない全て
病院送りか
それもいい
一年も眠っていたいよ隔離されたベッドで
どれだけ平和なことだろう世間から遮断されて
生活から切り離されて
今入院してる人ごめんなさいでも
破壊の衝動が胸を突く
これを一生押さえつつ生きて
ここにいられるわたしは
一生これに耐え続けるのか
破壊の衝動が
胸を突く。
普通の脳みそ経験したいよ
羨ましい
超憧れる
普通がいいよ
特別なんて何にもいらない
何の取柄もいらない
普通に世間を歩くだけでいい
それだけでいい
後はいらない
そんな目で
見ないでよ。
まただこの気分
もううんざりだ
止めなさいいい加減
そんな場合じゃないだろ
自分辛いだけだろ
充分経験しただろ
足りないことなんて無いだろ
疲労してぐったり寝るだけだよ
丸まって寝るだけだよ
病気だよ
経験なんて
無益だ。
わたしの一日は長いから
考えてる間に
思ってる間に
ぼうっとしてる間に
十日も一ヶ月も一年も経っている
わたしの一日は十日であり
一ヶ月であり一年であり
あっと思ってる間に
えっと思ってる間に
ああと思ってる間に
月日がかさんでいる
過ぎた月日年月というものは
二度と返って来ることなどなく
わたしは
社会にも世間にも家庭にも
時間にも自分にも乗れなくて
いつも
途方に暮れている
一日が
終わらない。
10.9pm10:35
自分で作った超自我を壊すなんて出来ないよ
育てられによって作られた超自我を壊すことも
出来ない
あと30年40年生きたとしても
人としてのその大きな時間に望みを抱くなんてしない
自我による超自我の瓦解なんて
45歳のわたしには望みのしようがない
多少の軽減があるとしたらそれは
時の恵み
有り難く体感させて頂こう
超自我は
サガとしてわたしの根幹を黒く覆い被さって
わたしの一生は負けたまま終わるような
気がする。
am2:50
夜でも昼でもないのね
わたし
夕方
一瞬の色づき
アンダンテ・カンタービレが終わるまでの
揺らぎ
影も落とさないもやの蠢き
自分の得体が知れない
知れない
わからない
二十四時間の一日があったって
夕景のアンダンテ・カンタービレがたった一度流れてしまえば
終わり
あとは
実の無い脳の浮遊。
am2:56
電話の音が怖いのは
そこに過去のトラウマがあるから
そのトラウマ以降手にした携帯は平気
その過去とは電話機そのものが違い
番号も違い
姓も変わり
街も変わり
事情も変わり
20年の時が流れ
なのに未だ電話が鳴ると驚き
恐れ
自分の手に負えない深すぎる心の傷
わたしは今も電話の音が
怖い。
死にたくなったら目を閉じて
眠ろう
薬を飲みすぎないよに飲んで
眠ろう
毎日死にたかったら毎日目を閉じて
朝も昼も夜も
曜日も日にちも関係なく
眠ろう
ご飯食べて水飲んで
眠ろう
眠ろう
死ぬよりは
いいから
am3:50
真っすぐだね
真っすぐ過ぎる?
真っすぐに過ぎるは無いの
真っすぐってどう?真っすぐでしょ
曲がったら真っすぐじゃないでしょ
あ!そうか
だから真っすぐは真っすぐでいいの
真っすぐのままでいいの
このままでいいの?
いいの
なあんだ
いいんだ。