分離の元はとっくに失せて
あせて
今のわたしは幻求めて
ふらっついているだけ
生活に支障をきたし
体を壊し
心を壊し
厭世の穴に底はなく
見境はなく
行ってはいけないそんなとこまで無意識理に
入ってはいけないそんなとこまで気付かぬうちに
気付かぬうちに
気付かぬうちに
すり抜けてしまった。
幻を切り離すなら
泣き叫ぶ仕事が必要でしょう
これから
何回も
何回も
何回も
わたしはそのつど
泣き叫ぶことをしない限り
止め処の無い穴からは
抜けられない
出られない
って
何所で
泣くの
何所で
叫ぶの
何所で
そんなことができるの
そこ?
嘘!
出来やしない
出来やしない
わたしは
幻の前でしか
泣けない
人が居たらいけないのよ
現し世は
人は
人は
わたしを壊すものでしか
ないんだから