苦しいだけの
悲しいだけの
落ちたそこに
救いはない
発芽した危険なそれは
これから成長するだろう
あっという間に大きくなって
自分の処理能力を簡単にすり抜けるだろう
抱えなくていい危険なそれをあえて抱えてしまって
わたしは途方に暮れるしかない
終わるのを待つ耐性はないかもしれない
全てを混在共存させて
すべてが自身の手に負えない
逃げ込む淵はどんどん深く掘り下がり
そこから更に遥か下の波高い海へダイブして
息さえまともに吸えなくなる
誰にも言えないその危険を抱えたまま
全てを同時進行させ心身を動かしていくことは
わたしのキャパを無限に圧縮させ
見ることさえできない
わたしはまた眠りに入るのかもしれない
一切が停止する
永い永い精神の眠りに
つくのかもしれない