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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ラポール

2005年02月10日 | 個室より
ラポールまだ
ラポールまだ結んであげない

前回のこともろもろあるから
ラポールまだだよ

だからブログのことも
教えてあげない

でも昨日ちょっと
プラスに動いた
ラポールの針

まだボーとしている続きで
それ以外のことが
思い出せない

ラポールまだ
ラポールまだだよ


邪魔 2

2005年02月10日 | 個室より
殺されるところで終わる壊れた絵本を見続けて心が壊れた子供のように
弾いてる途中で中断されるとわたしは壊れてしまうの
生きていることそのものが
自分の存在そのものが
何が何だかワケが解からなくなってしまうの
どうしたらいいのか全ての見分けがつかなくなってしまうの
だからお願い
わたしの邪魔をするのは
止めてください



遺書

2005年02月10日 | 個室より
公証役場行って
正式完璧な遺書残さなきゃ

わたしを墓に入れないで
海に散骨して
葬式やらないで
坊さん呼ばないで
誰も呼ばないで
知らせないで
お経戒名くそくらえ
何もしないで
法律上必須な最低限のこと以外




乖離

2005年02月10日 | 個室より
いつかオレを超えるよ
え?今なんて?

在り得ないから
雲の上の人が
何ゆーてんの

バカにしてるの

在るわけない
絶対ない

そんなことないよ
時間の問題だよ
今だってすでに・・・

無い
絶対
無い

止めてくださいそんな悲しいことを言うのは
わたしはどうしたらいいのかわからなくなります

わたしの手が
乖離する


存在

2005年02月10日 | 個室より
気圧の違うその空間に
どうしても入ることができない

凍えていいから一人でいたい

器は瞬時に器を変容し
最早その像のハラワタのような建物からわたしは逃げたい

泡のような内臓と泡のようなひび割れた情念の希薄をかかえて
己の存在そのものを

わたしは好まない


退行

2005年02月10日 | 個室より
己が作り出す実態のない脳の営みは全ての現し事から乖離して
わたしは耐え切れずに倒れ込む

そうだ今まで生きてきて
内と外との乖離が解ける一瞬さえもわたしは知らない

殺伐とした銀色のナイフを片手で掴むような
そんな精神の荒漠に一人立って

わたしは退行する
世界は膨張する


境界

2005年02月10日 | 個室より
営みの立を行えない者は
離反する

全てに同調せず親和せず
離反する

一人で生きようもないのに
離反する

さあ淵に立って
生と死の境界を

眺めている


両価の一端

2005年02月10日 | 個室より
音楽とわたしがアンビバレンスの極と極になっている
音楽が両価の一端をこれ程完膚無きまでに引き連れて行くとは

それでも自由と
言うのですか

今のところ
薬に頼るより手立てがない


発芽

2005年02月10日 | 個室より
テストの結果がワンポイント下がったからと他人事を喜ぶ人
危険区域の中マックス一歩手前ということに変わりはないのに

そんな数字は当てにはできないとわたしは体感的に知っている
喜ぶのは早過ぎるよ

今日わたしは
危険の芽を一つ
発芽させてしまいました

負の
逆行の
アンホールディングです

元来は
微笑むことなのに。


永い眠り

2005年02月10日 | 個室より
苦しいだけの
悲しいだけの
落ちたそこに
救いはない

発芽した危険なそれは
これから成長するだろう
あっという間に大きくなって
自分の処理能力を簡単にすり抜けるだろう

抱えなくていい危険なそれをあえて抱えてしまって
わたしは途方に暮れるしかない
終わるのを待つ耐性はないかもしれない
全てを混在共存させて

すべてが自身の手に負えない
逃げ込む淵はどんどん深く掘り下がり
そこから更に遥か下の波高い海へダイブして
息さえまともに吸えなくなる

誰にも言えないその危険を抱えたまま
全てを同時進行させ心身を動かしていくことは
わたしのキャパを無限に圧縮させ
見ることさえできない

わたしはまた眠りに入るのかもしれない
一切が停止する
永い永い精神の眠りに
つくのかもしれない


カナシミの

2005年02月10日 | 個室より
泡のような対象喪失を
泡のようにくり返し

自身の喪の仕事なんて
一生かかっても出来ないかもしれない

創っては壊し
創っては壊し
わたしの脳は五才児で止まっているようなものだ

コワイ
コワイ
コワイ

異常な希求が脳を埋め
泡のように消える


愕然

2005年02月10日 | 個室より
震えて
脅えて
うなされるだけの今日がゆく

突付いてはいけないそれを突付いてしまったから
起こしてはいけないそれを起こしてしまったから
気付いてはいけないそれに気付いてしまったから

いずれ必ず来るであろう終焉の
自身を切断するに伴なう分離の痛みは
予見するに余りあり

愕然と虚空を見るより他に
在り様がないじゃないの

今日も病院へは行けなかった
自分の体のことで動くパーソナリティはポロポロこぼれる
薬がない
楽になりたいのに