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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

悲しみ

2004年09月24日 | 11才~
          ~14才~
わたし自身の悲しみなんて
どうでもいい
でも
あの人悲しみは違う
あの人が悲しいとき
わたしは明るくなれない
胸は苦しいし
あの人が可哀そう
なぐさめてやりたい
あの人の肩をやさしくなでてあげたい・・・

ああ
できない
立場が違う 
あん対等じゃない
心の中でつぶやくだけ
行動に移せない
口に出せない
何にも出来ない
だからよけい・・・

いくら思っても
気付くわけないないのに
数多い女生徒の一人としか
見てくれないのに・・・
あの人が好き
わたしはそれが
なおさら悲しい。
       1975.11.12


時間への欲望

2004年09月24日 | 11才~
        ~14才~
時間が欲しい
今よりもっと
話しもできない
時間がなくて

わたしをいらいらさせるもの
わたしを淋しくさせるもの
わたしを悲観的にさせるもの
時間のせい

あの人に言われた
少し悲観的だね
なりたくてそうなるのではない
時間がないからだ
時間がないから・・・

時間が欲しい
今よりもっと
たくさんの時間が
時間が欲しい



スパイ

2004年09月24日 | 11才~
       ~14才~
人がいて
大きな
とても大きな部屋があって
そこで
何のためのお勉強
人がいて
鉄みたいな
よごれた鉄みたいないすがあって
その周りで
なんのためのお話し
顔があって
見ると
鬼のようだ
あっちにもこっちにもある顔
なんだか
人間じゃないみたい
わたし
勉強は嫌いじゃないけど
教室も嫌いじゃないけど
だけど
和の方がもっと好きだ
楽しい勉強や
楽しいおしゃべりの方がもっともっと好きだ
スパイみたいなヤツラはいやだ
可哀そうなヤツラ
本当の勉強を知らないヤツラ
本当の会話を知らないヤツラ
ヤツラは可哀そうなんだ
可哀そうなヤツラ
バカなヤツラ
             1975


転校

2004年09月21日 | 11才~
                 ~14才~
わたしはなんていくじがないのか
ともだちは自らえるものだ
ひとりで自分の席へすわって
みんなが自分を意識するのを待つだけでは
友達は得られない
わたしはなんていくじがない女
自分を自分で軽蔑するのは好きではないが
自分自身を考えてしまう
わたしは今のままでよいのか
よくはない
だが
だからといってどうすればよいのか
彼女たちは転校生を歓迎しない
元のまま団結している
わたしが入り込む余地がない
中にはわたしと話したい人もいるようだが
わたしは元々GOING MY WAY 主義だから
人になんて言われても
つまはじきにされても
いっこうにかまわぬが
こういう事態になってしまったかぎり
いっこうにかまわぬではすまない
いや すまされないことなのだ
彼女たちは どう思っているのだろう
あの人は
あの人は
あの人は
どう思っているのだろう
それがわかればなんとかなるが
GOING MY WAY 主義ではすまされぬ
クラスの和という問題が
わたしのまわりにじわじわと広がっている
みんながみずたまりなら
わたしはその真ん中に
1つぽつんと立っている小さい石ころ
みんなが大きなテーブルなら
わたしはそのまんなかで
どちらへ動いていいのかわからず
あきれかえっている一匹の小さなあり
ああみんなそんなに
欲求不満なのだろうか
ぞくに言うよそ者を
そんなにまでしていじめるほど
みんなは欲求不満なのだろうか
人が泣いても(わたしのことではない)おもしろがって笑っているほど
いじが悪いのだろうか
ああ眠い
あきれてしまう
これがわたしの本性かもしれぬ


孤独な森の少女

2004年09月21日 | 11才~
「別れの鐘の音」曲付き改訂編
            ~15才~
ひとり
森の木も道も
森の静けさも雨も
このすばらしい夢路も
みんな みんな
みんなわたしのもの
そんな気持ちでいたいから
わたしはあなたに
逢いたいの
雨の日は二人で
森の道も二人で
そんな気持ちでいたいから
わたしはあなたを呼ぶのです
孤独なそして
楽しい気持ちでいたいから
こんな詩をかいたのです


別れの鐘の音

2004年09月21日 | 11才~
          ~13才~
ひとり ひとり
ひとり
森の木も道も
森の静けさも雨も
このすばらしい夢路も
みんなわたしのもの
そんな気持ちでいたいから
わたしはあなたに会いたいのです
雨の日は二人で
森の道も
孤独な道も二人で
あなたと二人でいたいから
こんな詩(うた)を書くのです
雨が降って濡れた森の道
孤独なそして
楽しい気持ちでいたいから
わたしはこんな詩(うた)を書いたのです





いつの日も(曲付き改訂編)

2004年09月21日 | 11才~
               ~15才~
いつの日も夢見る人のわたしだが
時にはこんなわたしが
いやになる
いつの日も幸せ願うわたしだが
時にはこんなわたしが
いやになる

ひとりで笑って夢みても
ひとりで幸せいのっても
夢は終わるし
ときめきは消える

いつの日も夢見る人のわたしだが
現実に目が覚めふと思う
これでいいのか
みじめだと




ルイジー

2004年09月20日 | 11才~
       ~12才~
丘の上に咲いている
一輪の花
あの花は何の花
知らないわ
誰もが言う
誰も知らない小さな花
秘密の花
わたしだけの小さな花
秘密の花
ルイジー
わたしが名をつけた
ルイジー
わたしの心寄せつける
不思議な花
小さな花
ルイジー
目もくらむような
明るい魔法の花
小さな花
けしてきれいな花じゃない
けして美しい花じゃない
たましい
そうルイジーはわたしのたましい
ルイジー
誰も知らない小さな花
わたしだけの
小さな花
秘密の花
ルイジー


いつの日も

2004年09月19日 | 11才~
                 ~12才~
いつの日も 夢見る人のわたしだが
時には こんなわたしが
いやになる
いつの日も 幸せ願うわたしだが
時には こんなわたしが
いやになる
ひとりで笑って夢見てる時
ひとりで 幸せ願う時
わたしは
いつわりの幸せに胸をふくらます
夢が終わって
ときめきが消え
現実に帰ったとき
ふと思う
わたしって
おばかさん
           (曲付き)



2004年09月19日 | 11才~
                  ~12才~

十時三十六分 わたしは起きている
家には私一人 
時計が いつもより はるかに
神秘な音色
私は一人で考えている 一人で
何かを求め考えている
何を考えていいのかわからない
でも考えたい
愛を人を社会を考えたい
考えて考えて答えを
知りたい
何を
考えていいのかわからない
題を文をはっきりさせたい
考えたい 一人で 人を
考えたい
時を刻む
神秘な音色を聞きながら
誰もいない夜 自由な身で
うまくつかめないものを深く考えたい
私は何をしているのだろう
深く考えたいのに
何をしているのだろう
神秘な音の中で
そう 考えようとしている
何を わからない
だから 考えたい


十時 四十九分 時は過ぎ
私は起きている
家には 私一人
時計がいつもよりはるかに
神秘な音色
だから私は 考えよう


求めるべき人は君

2004年09月19日 | 11才~
              ~12才~
隠れているわたしを
本の中で見つけたい
人間の存在を
本の中で見つけたい
自分の心の窓を開き
自分の心に素直な気持ちで
隠れているわたしを
本の中で見つけたい

心がやるせない時
悲しくて悩んでる時
胸が熱くなりそうなとき

求めよう
本に助けを求めよう
本は味方 わたしの味方
本は先生 わたしの先生
何も言わず 教えてくれる
やさしい先生

本は支配者
人生をも語る 本は支配者

求めるべき人は君
本に助けられるのは君
求めよう
本に助けを求めよう
            1973年


ハンサムボーイ

2004年09月19日 | 11才~
                  ~11才~
1 青空の下にいつも
  元気いっぱいサッカーコート
  可愛い顔はアポロンのような
  きれいな瞳のハンサムボーイ
  
  大きな夢を
  小さな胸に
  たくさんたくさんつめ込んで

  きれいな声は小鳥のように
  いつも笑顔のハンサムボーイ

2 淋しげな顔はどうして
  うつろな目なのハンサムボーイ
  可愛い顔にうつろな目は
  やっぱり似合わないハンサムボーイ

  スワンのような
  大きな羽で
  はばたきたいのねハンサムボーイ
   
  いつも笑顔で楽しく笑う
  ハンサムボーイが大好きよ
                  (曲付き)

* 残念なことに11才の頃書いたものは、
   この詩以外全て紛失しました。


序に変えて

2004年09月19日 | 11才~
                 ~15才~
わたしは決して詩が上手なわけではない
だけど
詩がとても好きなのだ
何かあると詩が書きたくなる
詩を書き始めて4年
どれだけの詩を書いてきただろう
5年生の時から
あの頃は
といっても、つい最近まで
詩を書くことを言葉の遊びとしか思わず
そんな感じの詩が多かった
少女趣味で
センチメンタリズムで
だけど
今は違う
詩を書くことを
わたしの人生のほんの1粒の現れだと思っている
詩を書くことは
わたしの人生とおおいにつながっているのだ
このノートは
やたらな人には見せるまい
わたしのだいじなノートだから
わたしのだいじな
詩のノートだから
詩のノートだから
            1976年5月1日(土)