※2 Rosa luciae Franch. & Rochebr. テリハノイバラ
日本では、宮城県以西の四国、九州、琉球に分布し、海岸や河川敷の礫地、造成地、山間部のブナ帯の裸地や草原などに自生。アジアでは、朝鮮、中国本土、台湾、フィリピンに分布します。
Rosa luciae Franch. & Rochebr.
Basionym of(正名として選ばれたシノニム)
≡Rosa luciae var. wichuraiana (Crépin) Koidz.
ローズヒップは、長さ8-10mmの球状で、10〜11月に赤く熟し光沢がある先端に花柱や萼片の一部が残る
葉は厚く、縁にあらい歯牙、表面は光沢ある深緑色で、裏面は淡緑色、頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさ、両面とも無毛、側小葉には柄はほとんどない。
萼片の内面に短毛が密生する
托葉は、緑色で下部が葉柄と合着し、ふちに先端が腺になった鋸歯がある
雄しべは、多数付き、花柱は柱状に合着し、有毛
https://matsue-hana.com/hana/terihanoibara.html
Rosa luciae Franch. & Rochebr.の特徴
花 枝先に3~3.5cmの白い5弁花が数個集まって付く
雄しべ 多数、花柱は柱状に合着し、有毛
萼片 内面に短毛が密生する
香り 清々しい甘い香り
花期 6~7月
ローズヒップ 長さ8~10mmの球状になり、10〜11月に赤く熟し光沢がある先端に花柱や萼片の一部が残る、偽果のなかに入っているそう果は、長さ4〜5m、薬効がある
棘 枝は無毛、長さ3〜5mmの鈎形の刺がある
葉 互生の長さ4〜9cmの奇数羽状複葉で、厚く、円形または広卵形の7~9枚の小葉からなり、縁にあらい歯牙、表面は光沢ある深緑色で、裏面は淡緑色、頂小葉と側小葉はほぼ同じ大きさ、小葉は長さ1~2cmの楕円形または広倒卵形で、ふちには粗い鋸歯がある、先端は丸いものが多いが、尖るものもある、両面とも無毛、側小葉には柄はほとんどない。
托葉 緑色で下部が葉柄と合着し、ふちに先端が腺になった鋸歯がある
樹形 常緑つる性低木。主幹は根から放射状に地面を這い、つるが他の立木に絡みつくことが多い
ノイバラとテリハノイバラは次の僅かな点を除いては非常に似ています。
テリハノイバラの托様には鋸歯があること。柱頭が有毛であること。根元の小葉の大きさがほぼ等しいこと。一方、ノイバラの托葉は深く裂け、赤い蜜腺があること。柱頭が無毛であること。根元の小葉が小さいこと。その他の、花の大きさ、ローズヒップの大きさ、花期等は環境、土壌に影響を受けてしっかりとした基準にはなりません。
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