カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

登りたかった

2004年10月19日 | ☆ ふるさと・大和


ススキが原の過ぎた辺りからまるで馬の背のように山がある。よく見ると、ありの行列のように、人が続いている。
一昨年前に来たときは、寒い日だったが、汗を拭き拭き、ハアハア言いながらも登った。
尾根伝いに、風に吹き飛ばされそうになって、更に奥へと、登って行った。

上から見下したススキは、絨毯のようだった。








今年は、少し体調を崩した。2週間ほど前は、その為 かなり落ち込んでしまっていた。

健康には自信があったため、いったん落ち込むと、立ち直りが遅かった。周りの人達から、暖かい励ましや対処法など、ずいぶん助けられた。

もう大丈夫と車を走らせたのが、曽爾高原だった。上に登りたい気持ちを、来年に繋げて、健康維持に努めよう。
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足元のリンドウ

2004年10月18日 | ☆ ふるさと・大和

青い空をバックにススキを撮ろうと、しゃがみこんで、膝をついた。
その目のすぐ前に紫色の可愛い花が咲いている。
たった一本だけなのに、ススキにばかり気をとられて目に、限りなく優しく映った。

散策道のすぐかたはらに咲いていて、きっと沢山の人の目についていただろうし、何気なくススキばかりに気をとられていたら、ひょっとしたら、踏まれててしまっているかもしれないのに、けなげなくらい元気に咲いているのは、ここを訪れる人の優しい気配りに違いないと思った。



幾つかついている蕾が、安心して花開く場所であることを、願う気持ちで、再びカメラを青空に向けた。
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曽爾高原・すすきの海原

2004年10月17日 | ☆ ふるさと・大和


お天気も良い。体調もいい。昨日の洞川行きの疲れも、持ち越していない。
テレビで昨夜見た、曽爾高原に行くことに決めた。

背丈を越すススキの間の爪先上がりの坂を登ると、そこは、見渡す限りすすきに覆われた銀色の世界だ。



                                        
                                            



遊歩道が幾筋もあり、すすきと一体になる優しい配慮が、この高原を、こんなに美しいものにしているのだと思う。

風が吹く度に、一斉に揺れるすすきの穂は、太陽の光で、白くなったり、銀色になったりまた褐色にも変わり、波打つ海原のようである

 

かなりの人が、このすすきの中の散策を楽しんでいるのだろうが、全く騒音がなく、行きかう人に初めて気づき、譲り合う挨拶が、すすきの中に吸収されていく。


 私も、友人も、殆ど無口で、すすきに包まれた、自然の中、瞬時に変わる、穂の動きに、見取れていた。

夕日待ちをしていると言うカメラの列の中の一人に、夕日に光る、すすきの魅力に取り付かれた話を、聞き、そんな場面に遭遇できない残念さをちょっぴり持って、曽爾高原を去ることにした
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美しいなあ 奥吉野の空

2004年10月16日 | ☆ ふるさと・大和
ずいぶん冷え込んだ朝。晴れ渡った空は、この窓からも結構綺麗だと思う。

暫く行かなかった洞川に、大峯山からの恵みの水「ごろごろ水」を汲みに行った。季節の移ろいは、山間部の方がやや早い。
洞川に入ると、楓の紅葉が、少し見られた。少しというのは、木の先の方だけが、色づいているからだ。
天川村には「みたらい渓谷」の紅葉の名所がある。
来週辺りの週末からは、人出も多くなり、道路も混みそうなので、「ごろごろ水」汲みは、今週中にしたかった。   4個のポリタンクに水を汲み終えた後、見上げた空の色の深く澄んだ綺麗なこと。

この部屋からの空も綺麗だと、朝一番に思ったが、洞川に来て、これにはかなわない、やはり奥吉野の空は、美しいと、今更ながらに思った。

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子供の世界に・・・

2004年10月15日 | ★ 日々の呟き
「お早うございます。図書館ですが・・・」
「あっ。返還期限が来てますね。すみません。」
「いえ、いいんですけど、神さまの木の予約が入ったものですから。もう読まれましたか?」
「他のは、まだなんですが、それは読みましたので、これからお返しに行きます」

この本を待ってくれている人がいるのに、遅れてしまって済まないと思い、すぐ図書館に行った。
受付の人に、「済みませんでした。これ待ってくれてるの、子供さん?」と尋ねると、大人だとの返事が返ってきた。
この前NHKラジオで柳田国夫さんが、「大人も絵本を読もう」というテーマで話しておられたが、三輪裕子さんの、「神さまの木」を読み終えた時、「大人も子供の本を読もう」に置き換えて、市の図書館にある三輪さんの著書の並ぶ、児童図書コーナーにいった。
ずらりと並んだ三輪裕子さんの本を見ながら、暫くは、子供の本の世界に自分をおくことの楽しみが出来た。
物語の中の子供の目線でものを見、考えそれを大人として判断することから、ずいぶん遠のいていた。
思いがけなく与えられたこの機会は、私にとって、新しい世界の展開である。
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