大雨が降ったり、雷雨注意報が出たり、雨が上がると、猛烈な暑さに襲われて、何だか体調が悪く
パソコンを開けても、続きは何だたっけ。などとまるで認知症の人のような状態でした。
低気圧になると、こんな症状が発症する病気があると、以前テレビで見たのを思い出しました。
藤岡家の店の間です。
帳場があったり、薬の看板も並んでいます。
なげしには、家を護る用具などもあります。
座敷への上がり口の台が、黒光りをしている、樹齢150年の欅だと書かれていました。
今は別の台が両側に置かれていますが、この台を踏んで、この家で暮らした多くの人々の
足跡が、この台の光となって年代を経て、今この藤岡家を訪ねる人に、当時の様々なことを
語り掛けているような気がします。
梅の花の季節には、長寿の紅梅で庭が桃色に染まるようになる中庭です。
左の2階は、藤岡玉骨さんの書歳で、金剛山が見え、梅の花が1番美しく窓から見るお部屋です。
これは蓄音機でしょう、ラジオかもしれません。
遠くに過ぎた時代の物が、その時代の生活を偲ばせてくれます。
当時は先端を行った様々な用具と出会えます。
素晴らしい日本画のお軸が、離れの座敷の床の間に、掛けられていました。
蟹を狙うねこと、虎の恐ろしい眼力と迫力。
おそらく著名な方の作品なのでしょうね。
季節ごとに掛け変えられる床掛けは、初めて拝見したものでした。
表に出ると、前の道路に道標がありました。
家屋の保存と共に、蔵、内蔵、屋根裏部屋などにも、かつてここに住んでいらしたころからの、歴史的な品々が、いい形で保存されているようです。
それを、今の館長さんは、一つ一つ、季節ごとに整理しながら、展示してくれています。
これも大変な作業だと、感心も、得心もしています。