一言主神社から少し車を走らせて、九品寺へ行きました。
このお地蔵さんの右手の石垣の添った、細い道を通るのが好きです。
片方は九品寺の観音石像の庭園の石垣だし、右手は上の方に彼岸花畑のある石垣です。
人一人しか通れない所は空を見上げても、狭い空です。
その狭い空に、彼岸花の蕾がひしめき合うように、にょきにょき伸びています。
あと1週間もすれば、満開の彼岸花が敷き詰めたようになることでしょう。
これから咲こうとしている時の、この空間が好きなので、いつもこの頃にここに立つ私です。
細い道の途切れる所に、数段の石段があって、登り切ると幾らか開花した彼岸花がある畑に出ます。
大和三山が遥かに見渡せる、この高台がもうすぐ真っ赤になります。
その頃にも何度か来ましたが、見事な花の絨毯のようで、中に入ると、花を踏みつけそうになって、可愛そうなので
離れた位置から花の向こうの大和平野を、ヒガンバナ越しに眺めるのもいいものです。
彼岸花畑の下には、秋桜が、ちらほら咲いている、秋桜畑があります。
花にはまだ早い時期なので、人もちらほらですが、いかにも葛城古道の雰囲気があって、好きなところです。